Hitachi

Hitachi System Information Capture システム分析支援 リアルタイムモニタ 


3.2 システムの構築の準備

システム分析支援リアルタイムモニタのシステムを構築する前に、次のことを実施してください。

表3‒1 システムの構築の準備で実施すること

項目

説明

運用ディレクトリの作成の準備

運用ディレクトリは、システム分析支援リアルタイムモニタの実行で使用する実行環境です。

システムの構築の準備では、次の作業を実施してください。

  1. 運用ディレクトリを作成するディスクに、運用ディレクトリの作成に必要なディスク容量があることを確認します。

    運用ディレクトリの作成に必要なディスク容量については、システム分析支援リアルタイムモニタのリリースノートを参照してください。

  2. 手順1.で容量を確認したディスクの任意の場所に、運用ディレクトリとして使用するディレクトリを作成します。

    3.5 実行環境の作成」で、esrtmsetup(実行環境のセットアップ)コマンドを実行するときに、ここで作成したディレクトリを指定します。

標準ホスト名の確認

標準ホスト名はOSのhostnameコマンド実行時に表示されるホスト名です。

標準ホスト名をアドレス変換して、ローカルループバックアドレス(127.0.0.1)以外のIPアドレスで変換できるかを確認してください。

変換できない場合、またはローカルループバックアドレスに変換された場合は、次のどちらかの方法を実施してください。

  • システム分析支援リアルタイムモニタをインストールするマシンの標準ホスト名とIPアドレスを、DNSに登録する。

  • システム分析支援リアルタイムモニタをインストールするマシンの標準ホスト名とIPアドレスを、hostsファイルに記述する。

4.3 システムの稼働状況を確認する」で、ダッシュボードを起動するときに指定するURLの中に、ここで確認したホスト名を指定します。

Webサーバのポート番号の決定

ダッシュボード画面を参照するために、WebブラウザからアクセスするWebサーバ(システム分析支援リアルタイムモニタのこと)のポート番号を決定します。

5001~65535の半角数字を指定してください。デフォルト値は、29104です。

3.4 システム分析支援リアルタイムモニタのインストール」で、ここで決定したポート番号を指定します。