3.4 システム分析支援リアルタイムモニタのインストール
システム分析支援リアルタイムモニタのインストールについて説明します。
前提条件
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システム分析支援アダプタのインストールが完了している。
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Administrators権限でログインしている。
なお、初回インストールでない場合は、次の点に注意してください。
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システム分析支援リアルタイムモニタのインストール時は、次に示すWindowsのシステム環境変数を更新します。
システム環境変数
設定値
HSICRealTimeMonitor_ROOT
システム分析支援リアルタイムモニタのインストールディレクトリのパス
SDP_HNTRCLASSPATH
システム分析支援リアルタイムモニタの実行に使用するディレクトリパス
インストールマシンにこれらのシステム環境変数が設定してある場合、バックアップを取ってください。
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上書きインストールする場合、システム分析支援リアルタイムモニタが停止しているかを確認してください。システム分析支援リアルタイムモニタが起動している場合、esrtmstopコマンドを実行して正常終了してください。その後、esrtmunsetupコマンドを実行して、システム分析支援リアルタイムモニタの実行環境を削除してください。
手順
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インストール媒体(CD-ROM)をCD-ROMドライブにセットします。
日立総合インストーラーが起動します。
起動しない場合は、CD-ROM内のHCD_INST.EXEを実行してください。
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インストーラーの指示に従ってインストールを進めます。
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[ユーザ情報]を入力します。
[ユーザー名]:最大50文字の文字列を指定してください。
[会社名]:最大512文字の文字列を指定してください。
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[インストール先のフォルダ]でインストール先のディレクトリを確認し、必要に応じてインストール先ディレクトリを変更します。
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デフォルトでは、OSインストールドライブ:\Hitachi\HSIC_RTM\が設定されます。
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変更したい場合は[変更]ボタンをクリックし、任意のディレクトリを選択してください。
選択した任意のディレクトリに\Hitachi\HSIC_RTM\ディレクトリが作成されて、そのディレクトリにシステム検証支援基盤がインストールされます。
選択したディレクトリが「~\Hitachi\」の場合は、ディレクトリ直下に\HSIC_RTM\ディレクトリが作成されて、そのディレクトリにシステム検証支援基盤がインストールされます。
選択したディレクトリが「~\Hitachi\HSIC_RTM\」の場合は、そのディレクトリにシステム検証支援基盤がインストールされます。
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ここで指定したインストール先ディレクトリは、環境変数HSICRealTimeMonitor_ROOTに設定されます。
- 注意事項
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絶対パスで80バイト以内の文字列を指定してください。
UNC表記はできません。
ネットワークドライブは指定できません。
インストール先ディレクトリのパス中には「#」およびマルチバイト文字を指定できません。
先頭が小文字の「u」で始まるディレクトリは指定できません。
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[Webサーバポート番号]を指定します。
「3.2 システムの構築の準備」で決定したポート番号を指定してください。
5001~65535の半角数字を指定してください。デフォルト値は、29104です。
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[プログラムをインストールする準備ができました]に表示された内容に問題がなければ、[インストール]ボタンをクリックします。
インストールを実行中に[キャンセル]ボタンをクリックしてインストールを中断した場合、システム分析支援リアルタイムモニタの実行環境が正常に作成されないおそれがあります。インストールを中断した場合は、再度、手順1.から実行してください。
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インストール処理が完了したら、マシンを再起動します。
システム分析支援リアルタイムモニタのインストールが完了します。
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次に示すすべての条件に該当する場合は、インストール先ディレクトリにアクセス権を追加するために、OSのicaclsコマンドを実行します。
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Administrator以外のユーザーでシステム分析支援リアルタイムモニタを使用する。
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OSのユーザーアカウント制御(UAC)機能が動作するパス(C:\Program Files、C:\ProgramData、またはC:\Windows)にシステム分析リアルタイムモニタをインストールした。
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OSのユーザーアカウント制御(UAC)機能の「管理者承認モードですべての管理者を実行する」が有効になっている。
OSのユーザーアカウント制御(UAC)機能の設定は、次の手順で確認できます。
1.OSのコントロールパネルを起動します。
2.[管理ツール]をクリックします。
3.[ローカルセキュリティポリシー]をクリックします。
4.[ローカルポリシー]-[セキュリティオプション]を選択します。
5.[ユーザーアカウント制御: 管理者承認モードですべての管理者を実行する]ポリシーのセキュリティ設定が有効になっているかを確認します。
- icaclsコマンドの実行例
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icacls %HSICRealTimeMonitor_ROOT% /t /grant everyone:(OI)(F)
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