8.2 エビデンスのバックアップ
エビデンスのバックアップ機能の運用方法を以下に示します。なお、eseasetupコマンド-bオプションを指定した場合、バックアップを行います。
実行タイミング
テスト結果の登録・削除・変更時にHSIC-DSEが自動的にバックアップを行います。ユーザ側の作業は必要ありません。
注意事項
- テスト結果削除時の動作
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Web画面操作からテスト結果の削除を行った場合、対応するバックアップファイルもHSIC-DSEによって自動的に削除されます。
- バックアップの失敗
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エビデンスのバックアップが失敗した場合でも、HSIC-DSEの処理は続行されます。バックアップに失敗した場合、以下のファイルにKFSF52013-Eメッセージが出力されます。KFSF52013-Eメッセージが出力された場合はメッセージ内の理由コードを確認しください。
「%HSIC_DSE_ROOT%\run\spool\log\error.log」
- バックアップ失敗時の対処法
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バックアップに失敗した場合、以下の手順で手動バックアップできます。バックアップ失敗時に本手順を行わなかった場合、エビデンスの復元が正常に行われないおそれがあるため注意してください。
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eseastopコマンドを実行し、HSIC-DSEを停止してください。
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セットアップコマンドで指定したバックアップフォルダへの書き込みができることを確認してください。
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バックアップフォルダ配下にある全フォルダおよびファイルを削除してください。
以下に示すコピー元フォルダ配下にある全フォルダおよびファイルをコピー先フォルダに上書きしてください。コピー先フォルダが存在しない場合はコピー先フォルダを作成してください。なお、バックアップフォルダは、セットアップ時に-bオプションで指定したパスを表しています。
内容
コピー元フォルダ
コピー先フォルダ
エビデンス
%HSIC_DSE_ROOT%\evidence
バックアップフォルダ\evidence
エビデンス情報
%HSIC_DSE_ROOT%\db
バックアップフォルダ\db
ユーザ情報
%HSIC_DSE_ROOT%\user
バックアップフォルダ\user
プロジェクト情報
%HSIC_DSE_ROOT%\project
バックアップフォルダ\project
担当者情報
%HSIC_DSE_ROOT%\member
バックアップフォルダ\member
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eseastartコマンドを実行し、HSIC-DSEを起動してください。
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