8.3 エビデンスの復元
エビデンスの復元機能の運用方法を以下に示します。
エビデンスの復元を実行するタイミング
HSIC-DSEをインストールしたドライブが壊れるなどしてHSIC-DSE環境を再構築する場合に行ってください。
エビデンスの復元の実行手順
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障害が発生したレポジトリサーバのローカルドライブに割り当てていた、バックアップ格納用ストレージを取り外します。
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新たなレポジトリサーバ用マシンを用意し、HSIC-DSEをインストールします。
HSIC-DSEのインストールの詳細については「2.2 HSIC-DSEのインストール」を確認してください。
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手順1.で取り外したストレージを、新たに用意したHSIC-DSEサーバのローカルドライブに割り当てます。
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インストールしたHSIC-DSEのセットアップを行います。
HSIC-DSEのセットアップの詳細については「2.1 HSIC-DSEのインストールとセットアップの流れ」を参照してください。
なお、eseasetupコマンドの-bオプションで指定するバックアップフォルダには、手順3.で割り当てたストレージ内にある、復元元のHSIC-DSE環境で利用していたバックアップフォルダを指定します。
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esearestoreコマンドを実行してください。
コマンドの詳細については「9.3.5 esearestore(HSIC-DSEのテスト結果の復元)」を参照してください。
復元の対象
バックアップ取得時に登録されていたテスト結果の各種エビデンスを復元しつつ、新しいHSIC-DSE環境に再登録します。
注意事項
バックアップに失敗した状態でエビデンスの復元を実行した場合、エビデンスの復元が正しく行われないおそれがあります。「8.2 エビデンスのバックアップ」を確認し、バックアップに失敗した場合は必要に応じて手動バックアップを行ってください。
復旧後に用意した環境でeseasetupコマンド実行時に-uオプションで指定したユーザは、復旧後削除されます。-uオプションに指定したユーザを使用したい場合は、復旧後に別途ユーザ追加処理を実施してください。