Hitachi

Hitachi System Information Capture - Visualizer 基本ガイド


2.2 システム分析支援アキュムレータの構築に必要な情報

システム分析支援アキュムレータを構築する前に、あらかじめ構築に必要な情報を確認または決定します。

システム分析支援アキュムレータを構築する前に、次の情報を確認または決定してください。

表2‒2 システム構築に必要な情報

項目

説明

サーバマシンのNICの状態

システム分析支援アキュムレータを構築するサーバマシンのNIC(Network Interface Card)を確認してください。入力用(パケットキャプチャ用)と出力用(システム分析支援ビューアとの通信用)に、2つ以上のNICがあることを推奨します。

インストール、および運用ディレクトリーの作成に必要なディスク容量

次の内容を確認することを推奨します。

  • システム分析支援アキュムレータ、およびシステム分析支援アダプタのインストール先に、インストールに必要なディスク容量があるか

  • システム分析支援アキュムレータの運用ディレクトリーを作成するディスクに、運用ディレクトリーの作成に必要なディスク容量があるか

    運用ディレクトリーは、システム分析支援アキュムレータの実行環境です。運用ディレクトリーを作成するディスクの容量を確認してください(例:OSのdfコマンドを使用します)。

システム分析支援アキュムレータ、およびシステム分析支援アキュムレータの運用ディレクトリーのディスク占有量については、Hitachi System Information Capture - Visualizerのリリースノートを参照してください。

システム分析支援アダプタのディスク占有量については、Hitachi System Information Captureのリリースノートを参照してください。

業務実態情報アクセスポート番号

業務実態情報アクセスポート番号は、システム分析支援アキュムレータをインストールしたマシンが起動している間、システム分析支援アキュムレータが使用するポート番号です。

業務実態情報アクセスポート番号として使用するポート番号を決定してください。使用できるポート番号の範囲については、マニュアル「Hitachi System Information Capture - Visualizer リファレンス」のesibsetupコマンドの-pオプションの説明を参照してください。

ここで決定した業務実態情報アクセスポート番号は、次のタイミングで指定します。

  • システム分析支援アキュムレータのセットアップ

  • システム分析支援ビューアのインストール

業務実態情報アクセス識別子

業務実態情報アクセス識別子は、システム分析支援アキュムレータが業務実態情報にアクセスするために必要な情報です。

業務実態情報アクセス識別子を決定してください。業務実態情報アクセス識別子の形式については、マニュアル「Hitachi System Information Capture - Visualizer リファレンス」のesibsetupコマンドの-mオプションの説明を参照してください。

ここで決定した業務実態情報アクセス識別子は、次のタイミングで指定します。

  • システム分析支援アキュムレータのセットアップ

  • システム分析支援ビューアのインストール

標準ホスト名

標準ホスト名は、OSのhostnameコマンド実行時に表示される、システム分析支援アキュムレータをインストールするマシンのホスト名です。

標準ホスト名をアドレス変換して、ローカルループバックアドレス(127.0.0.1)以外のIPアドレスで変換できるかを確認してください。

アドレス変換できない場合、またはローカルループバックアドレスに変換された場合は、次のどちらかの方法で対処してください。

  • システム分析支援アキュムレータをインストールするマシンの標準ホスト名とIPアドレスを、DNSに登録する

  • システム分析支援アキュムレータをインストールするマシンの標準ホスト名とIPアドレスを、hostsファイルに記述する。

ここで確認した標準ホスト名は、次のタイミングで指定します。

  • システム分析支援ビューアのインストール

Java VMのポート番号

Java VMのポート番号として使用するポート番号を決定してください。なお、運用ディレクトリーごとに異なるポート番号を指定します。

ここで決定したJava VMのポート番号は、システムコンフィグプロパティファイルに指定します。