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Hitachi System Information Capture - Visualizer 基本ガイド


1.2 システム分析支援がサポートするシステム構成とは

システム分析支援は、Webサーバ、APサーバ、およびDBサーバから構成される3階層のWebシステムに適用できます。Webサーバ、APサーバ、およびDBサーバを別ノードに構築して、ノード間にネットワークスイッチを配置します。

システム分析支援は、次に示すシステム構成に適用できます。

システム構成

適用対象

WebサーバとAPサーバ間

Webサーバ

Cosminexus V9のWebサーバ

APサーバ

Cosminexus V9のJ2EEサーバ

APサーバとDBサーバ間

APサーバ

Cosminexus V9のJ2EEサーバ

DBサーバ

HiRDB

WebサーバとAPサーバ間にシステム分析支援を適用する場合のシステム構成

WebサーバとAPサーバを別ノードに構築して、ノード間にネットワークスイッチを配置します。

[図データ]

APサーバとDBサーバ間にシステム分析支援を適用する場合のシステム構成

APサーバとDBサーバ(HiRDB/シングルサーバのシングルサーバ、およびHiRDB/パラレルサーバのフロントエンドサーバ)を別ノードに構築して、ノード間にネットワークスイッチを配置します。

[図データ]

仮想化システムにシステム分析支援を適用する場合のシステム構成

システム分析支援は、WebサーバとAPサーバ間が物理的に独立していない仮想化システム、またはAPサーバとDBサーバ間が物理的に独立していない仮想化システムにも適用できます。

[図データ]

表1‒1 システム分析支援に適用できる仮想化ソフトウェア

仮想化ソフトウェア名称

適用可能バージョン

適用方法

Hyper-V

3.0以降

仮想スイッチのポートミラーリングを設定します。

VMware vSphere

5.0以降

仮想スイッチのポートミラーリングを設定します。

Virtage(HVM:Hitachi Virtualization Manager)

17-2X 以降(HVMファームウェアバージョン)

システム分析支援を配置する仮想マシンは、仮想NICのプロミスキャスモードをThroughに設定して、仮想化システムと同一ネットワークセグメント上に配置します。プロミスキャスモードについては、マニュアル「BladeSymphony BS2000 ユーザーズガイド」を参照してください。

仮想化ソフトウェアのバージョンの詳細については、Hitachi System Information Capture - Visualizerのリリースノートを参照してください。