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Hitachi System Information Capture - Visualizer 基本ガイド


1.1 システム運用におけるシステム分析支援の位置づけについて

システムを運用するユーザーは、システム分析支援を使用して、稼働しているWebシステムで発生した障害の原因を迅速に特定して、障害の一時切り分けをします。

Webシステムで安定したWebサービスを提供するためには、Webサービスの稼働状況の把握や、障害発生時の原因の早期発見が欠かせません。システム分析支援は、Webサービスで発生した障害の原因の特定をサポートする製品です。

システム分析支援の位置づけを次の図に示します。

図1‒1 システム分析支援の位置づけ

[図データ]

システム分析支援は、Webクライアントからのリクエストに対するレスポンスまでの一連のWebサービス処理(HTTPリクエストとSQL)をリアルタイムにモニタリングして、障害情報を解析します。また、解析結果をGUIに表示して、障害情報を視覚的に把握できるようにします。

システムを運用するユーザーは、解析結果をGUIで視覚的に把握することで、障害の発生個所を容易に特定できます。これによって、効率良く障害の一次切り分けができます。