11.1.2 メッセージの記述形式
メッセージログの記述形式を示します。
KFSEN1N2N3N4N5-X (Y) (L)
- メッセージテキスト
-
メッセージの説明、要因コードなど個別出力項目の説明。
- (S)
-
システムがメッセージを出力したあとにする主な処理を示します。
- (O)
-
メッセージ確認時、オペレータが行う必要のある処置を示します。
- (P)
-
メッセージ確認時、プログラマが行う必要のある処置を示します。
- [対策]
-
メッセージ確認時、システム管理者の処置を示します。
※:メッセージ中の、オペレータの処置、または対策で「保守員に連絡してください。」とは、購入時の契約に基づいて、システム管理者が弊社問い合わせ窓口へ連絡することを示します。
以下、各項目についての記述の説明を示します。
- KFSE
-
メッセージプリフィックス
- N1N2N3N4N5
-
コード
- X
-
インジケータ
インジケータはsyslogへのメッセージログ出力のレベルとしても使用します。
インジケータの表記種別を以下に示します。
表11‒1 メッセージインジケータ 表記
内容
E
システム検証支援基盤の稼働に支障のあるメッセージ。
-
システム検証支援基盤の環境設定誤り。
-
システム検証支援基盤の障害発生。
-
コマンドオペランドの指定誤り。
W
システム検証支援基盤は継続稼働するが注意が必要なメッセージ。
-
システム検証支援基盤の環境設定誤りのうちシステム検証支援基盤が継続稼働可能なケースの警告。
-
メモリの使用状況などの警告。
-
コマンドオペランドの指定誤りに関する警告。
I
システム検証支援基盤の稼働状況変化(正常動作)を示すメッセージ。
-
起動/終了。
-
コマンド投入。
Q
ユーザ入力応答待ちを示すメッセージ。
-
- Y
-
メッセージログの出力先
複数の出力先に出力する場合は、出力する可能性のある出力先を複数記載します。
出力先の表記種別を以下に示します。
表11‒2 メッセージ出力先 表記
出力先
E
標準エラー出力
S
標準出力
P
メッセージログファイル
L
syslog
- L
-
メッセージの出力優先順位
メッセージログの出力優先順位を以下に示します。
表11‒3 メッセージ優先順位 レベル※
指針
1
情報(I):SICの起動および終了など。
異常(E):プロセスダウンなど致命的なエラーなど。
応答(Q):コンソール出力のため、常に表示。
2
異常(E):業務レベルでのエラーなど。
3
異常(E):基本レイヤ(部品)でのエラーなど。
4
警告(W):処理継続に支障はないが、通知が必要なもの。
5
情報(I):スレッド起動、コネクション確立など。
6
情報(I):5よりも優先順位が低いもの。
- 注※
-
レベルの数値は「1」がもっとも優先順位が高く、数値が大きくなるほど優先順位は低くなります。