5.5.1 pcap形式ファイルの再読込み
負荷テストなどでテスト対象システムへ送信する電文データを増加させたい場合は、pcap形式ファイルの読込み完了後にファイルの先頭から再読込みを行うことで電文データの追加が可能です。
pcap形式ファイルの再読込み回数は、capture_definitionの-r read_countオペランドで指定します。指定値が1の場合は再読込みを行いません。
キャプチャ対象のpcap形式ファイルが複数存在する場合は、すべてのファイルの読込みが完了したあとに再読込みを行います。テスト対象範囲の時間が指定されている場合は、指定範囲内のパケットの読込みが完了した時点で再読込みを行います。
システム検証支援基盤は、再読込み分のキャプチャ時刻に、最後に処理したパケットのキャプチャ時刻よりあとの時刻を割り振ります。また、再読込み開始時には、既存システム側の組み立て中のパケットをすべて破棄します。