5.4.5 CSVファイルの内容
電文ファイル
本番環境から取得した電文を格納するファイルです。電文作成フェーズで電文を格納し、テスト実行フェーズで電文を取得します。ファイルの種類として、蓄積ファイルとCSVファイルの2種類があり、framework_definition定義の-fオプションのtelegram_file_typeフラグメンバ値で選択します。CSVファイルは、テスト対象プロトコルがHTTP単体の場合のみ選択できます。それ以外のプロトコルが含まれる場合はHSICの起動が失敗します。
CSVファイル形式の電文ファイルは1HTTP電文が1行となります。HTTP電文に含まれる文字によっては、エディタでファイルが正しく表示されない場合があります。そのような場合は、csvfile_definitionの-cオプションのcsv_to_mem及びmem_to_csvフラグメンバにより、表示可能な別文字へ置換してください。
電文ファイルの項目は以下の通りです。
#Time |
Client |
Server |
Type |
EXT1 |
EXT2 |
HeadData |
BodyData |
項目 |
説明 |
---|---|
#Time |
電文をキャプチャした時刻。 テスト実行フェーズで逐次事項モードの場合、この時刻が送信間隔制御で使用されます。時刻未設定時は即時に電文送信します。 yyyy/MM/dd hh:mm:ss tttttt yyyy:年 MM:月 dd:日 hh:時刻 mm:分 ss:秒 tttttt:マイクロ秒 |
Client |
本番環境の外部システムのIPアドレスとポート番号。以下の形式となります。 IPアドレス△ポート番号 |
Server |
本番環境の既存システムのIPアドレスとポート番号。形式は「Client」と同様です。 |
Type |
HTTP電文種別。以下の何れかになります。 REQ:クライアントがサーバに送信した要求電文 RSP:サーバがクライアントに送信した応答電文 |
EXT1 ※ |
プラグインが任意で使用できる拡張情報1。電文作成フェーズの電文編集プラグインで値を設定します。値を設定した場合、テスト実行フェーズの電文情報内の拡張情報1として、設定値が参照できます。 |
EXT2 ※ |
プラグインが任意で使用できる拡張情報2。電文作成フェーズの電文編集プラグインで値を設定します。値を設定した場合、テスト実行フェーズの電文情報内の拡張情報2として、設定値が参照できます。 |
HeadData |
HTTPヘッダ部の内容。 |
BodyData |
HTTPデータ部の内容。 |
- 注※
-
開始終了プラグインによりタイトル名を変更可能です。
結果ファイル
テスト実行結果を格納するファイルです。テスト実行フェーズで電文毎に結果を格納します。ファイルの種類として、蓄積ファイルとCSVファイルの2種類があり、framework_definition定義の-fオプションのtelegram_file_typeフラグメンバ値で選択します。CSVファイルは、テスト対象プロトコルがHTTP単体の場合のみ選択できます。それ以外のプロトコルが含まれる場合はHSICの起動が失敗します。
CSVファイル形式の結果ファイルは1HTTP電文が1行となります。HTTP電文に含まれる文字によっては、エディタでファイルが正しく表示されない場合があります。そのような場合は、csvfile_definitionの-c csv_to_mem及びmem_to_csvにより、表示可能な別文字へ置換してください。
結果ファイルの項目は以下の通りです。
#Time |
Client |
Server |
Type |
EXT1 |
EXT2 |
Test Time |
Client ID |
Error Type |
Return Code |
Detail Information |
Head Data |
Body Data |
項目 |
説明 |
---|---|
#Time |
電文の送受信時刻。 yyyy/MM/dd hh:mm:ss tttttt yyyy:年 MM:月 dd:日 hh:時刻 mm:分 ss:秒 tttttt:マイクロ秒 |
Client |
HSICのIPアドレスとポート番号。以下の形式となります。 IPアドレス△ポート番号 |
Server |
テスト環境のサーバのIPアドレスとポート番号。形式は「Client」と同様です。 |
Type |
HTTP電文種別。以下の何れかとなります。 REQ:HSICがテスト環境のサーバに送信した要求電文 RSP:テスト環境のサーバがHSICに送信した応答電文 |
EXT1 ※ |
プラグインが任意で使用できる拡張情報1。テスト実行フェーズの電文編集プラグインで値を設定します。 |
EXT2 ※ |
プラグインが任意で使用できる拡張情報2。テスト実行フェーズの電文編集プラグインで値を設定します。 |
TestTime |
応答電文の場合は、要求電文送信から応答電文受信までの経過時間(マイクロ秒精度)。要求電文の場合は0固定。経過時間が4294967295マイクロ秒を超過する場合は4294967295を表示します。 |
ClientID |
クライアント識別子(16バイト)を16進数で表示します。 |
ErrorType |
テスト結果。以下のいずれかとなります。 OK:テスト成功 NG-FRAMEWORK:テスト失敗(フレームワークで失敗検知) NG-PLUGIN:テスト失敗(プラグインで失敗検知) |
ReturnCode |
[テスト結果がOK、又は、NG-FRAMEWORKの場合] “0”固定 [テスト結果がNG-PLUGINの場合] 結果判定プラグインが設定したuser_code値 |
DetailInformation |
[テスト結果がOKの場合] “-”固定 [テスト結果がNG-FRAMEWORKの場合] SEND_CONNECTION:テスト対象システムへのコネクション確立失敗により要求電文が送信できなかった SEND_CANCEL:電文送信プラグインにより要求電文の送信がキャンセルされた SEND_ERROR:テスト対象システムへの要求電文の送信中に通信障害が発生した RECV_CONNECTION:テスト対象システムとのコネクションが切断されて応答電文が受信できなかった RECV_TIMEOUT:応答電文の受信待ちタイムアウトが発生した PLUGIN-ERROR:結果判定プラグインが不正な値を返却 LISTEN_PORT:LISTENオープン失敗(RPCだけ) SEND_NOTCONNECTION:常設コネクション確立失敗(RPCだけ) [テスト結果がNG-PLUGINの場合] 結果判定プラグインが設定したuser_info値 |
HeadData |
HTTPヘッダ部の内容。 |
BodyData |
HTTPデータ部の内容。 |
- 注※
-
開始終了プラグインによりタイトル名を変更可能です。