4.3.4 esipcsockcls(コネクションの切断)
目的
コネクションを切断します。
形式
esipcsockcls [-g テスト識別子] {[-i 自IPアドレス] [-m 自ポート番号] [-t 相手IPアドレス] [-o 相手ポート番号] | -a} [-p { all | rpc | tcp | htp | iop}]
機能
システムテスト支援が使用しているテスト対象システムとのコネクションを切断します。
切断対象のコネクションが送信中の場合は、送信完了後にコネクションを切断します。
切断するコネクションは、esipclscnコマンドで確認してください。
また、コネクション切断が成功したか否かもesipclscnコマンドで確認してください
本コマンドは、Linuxの場合はスーパーユーザー、Windowsの場合はAdministratorsグループに属するユーザアカウントで実行できます。
オプション
- -g テスト識別子 ~〈1~31文字の識別子〉《HSIC00》
-
テスト識別子を指定します。テスト識別子は実行中システムテスト支援のテスト識別子を指定してください。
- -i 自IPアドレス ~〈7~15文字の数字〉
-
自IPアドレスを指定します。
IPアドレスを指定する場合は、xxx.xxx.xxx.xxxの形式で指定します。
xxxは、0~255(10進数)で指定します。
- -m 自ポート番号 ~〈1~65535〉
-
自ポート番号を指定します。
- -t 相手IPアドレス ~〈7~15文字の数字〉
-
相手IPアドレスを指定します。
IPアドレスを指定する場合は、xxx.xxx.xxx.xxxの形式で指定します。
xxxは、0~255(10進数)で指定します。
- -o 相手ポート番号 ~〈1~65535〉
-
相手ポート番号を指定します。
- -p {all | rpc | tcp | htp | iop} 《all》
-
指定されたプロトコル種別のコネクションを切断します。
all:プロトコル種別に関係なくコネクションを切断
rpc:プロトコル種別がRPC・RAPのコネクションを切断
tcp:プロトコル種別がTCPスルーのコネクションを切断
htp:プロトコル種別がHTTPのコネクションを切断
iop:プロトコル種別がIIOPのコネクションを切断
- -a
-
-pオプションで指定したプロトコル種別のコネクションをすべて切断します。
本オプションを指定した場合は、-iオプション、-mオプション、-tオプション、-oオプションの指定は無視します。
-iオプション、-mオプション、-tオプション、-oオプションのすべてを省略した場合は、コネクションの切断は行いません。すべてのコネクションを切断したい場合は、-aオプションを指定してください。
-iオプションのみを指定した場合(他オプションも同様)は、指定した値が一致するコネクションはすべて切断します。(他の値についてはチェックしません。)
出力形式
- 日本語の場合
-
KFSE93306-I コネクション切断を受け付けました。テスト識別子=aa…aa,プロトコル種別=bb…bb,自IPアドレス=cc…cc,自ポート番号=dd…dd,相手IPアドレス番号=ee…ee,相手ポート番号=ff…ff
- 英語の場合
-
KFSE93306-I The connection close has been accepted. test ID = aa…aa, protocol type = bb…bb, my IP address = cc…cc, my port number = dd…dd, target IP address = ee…ee, target port number = ff…ff
-
aa…aa
コネクションを切断するテスト識別子
-
bb…bb
プロトコル種別
all:すべてのプロトコル
rpc:RPC・RAPプロトコル
tcp:TCPスルー
htp:HTTP
-
cc…cc
自IPアドレス。
-iオプション省略、または、-aオプション指定時は「*」を出力
-
dd…dd
自ポート番号。
-mオプション省略、または、-aオプション指定時は「*」を出力
-
ee…ee
相手IPアドレス。
-tオプション省略、または、-aオプション指定時は「*」を出力
-
ff…ff
相手ポート番号。
-oオプション省略、または、-aオプション指定時は「*」を出力
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFSE93302-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
KFSE93306-I |
コネクション切断を受け付けました |
標準出力 |
KFSE95001-E |
現在コマンドを受け付けることができません |
標準エラー出力 |
KFSE95002-E |
メモリが確保できません |
標準エラー出力 |
KFSE95003-E |
コマンド処理で障害が発生しました |
標準エラー出力 |
KFSE95089-E |
コマンドが失敗しました |
標準エラー出力 |
KFSE95090-E |
コマンドの形式が不正です |
標準エラー出力 |
KFSE95091-E |
フラグ引数が不正です |
標準エラー出力 |
KFSE95093-E |
領域の確保に失敗しました |
標準エラー出力 |
KFSE95094-E |
内部矛盾が発生しました |
標準エラー出力 |
注意事項
コネクション接続先のマシンがダウンした場合などに、作成時刻(※1)が、マシンダウンした時刻よりも前だった場合に、本コマンドを使用して、コネクション切断を行ってください。
※1:コネクション確立時刻は、esipclscnコマンドで確認してください。