4.3.1 esaflfills(蓄積ファイルの内容表示)
目的
蓄積ファイル情報を編集して出力します。
形式
esaflfills [-e { f | r }] [-k 電文キー] [-s 蓄積ファイル種別[,蓄積ファイル種別...] ] [-r] [-d 電文長] [-L ライブラリ名] [-u [蓄積ファイル内容表示コマンド起動UOC名], [蓄積ファイル内容表示コマンドデータ編集UOC], [蓄積ファイル内容表示コマンド終了UOC] ] [-c csv出力ファイル名 [-l ファイル出力行]] [-g テスト識別子] -p {rpc | tcp | http | iiop} { 蓄積ファイル名 [蓄積ファイル名...] | 蓄積ファイル格納ディレクトリ [蓄積ファイル格納ディレクトリ...] }
機能
指定した蓄積ファイル、もしくは指定したディレクトリ中に格納された蓄積ファイル情報を編集し、標準出力、またはcsv形式でファイル出力します。
ユーザデータを出力対象とするときのオプションの組み合わせについては、「蓄積ファイル表示コマンドのL/u/dオプションの組み合わせによる動作」を参照してください。
本コマンドは、Linuxの場合はスーパーユーザー、Windowsの場合はAdministratorsグループに属するユーザアカウントで実行できます。
オプション
- -e {f | r} ~《r》
-
編集種別を指定する。
-
f
ファイル情報一覧を出力します。
-
r
電文単位に編集出力を行います。
-
- -k 電文キー ~〈64文字の英数字〉
-
比較エラー情報ファイルに出力された電文キーを指定します。
省略すると、指定した蓄積ファイル中の全ての電文を処理対象とします。
- -s 蓄積ファイル種別[、蓄積ファイル種別...]
-
出力したい蓄積ファイルの種別をカンマ区切りで指定します。省略すると、指定した蓄積ファイル全てが処理対象となります。指定可能な蓄積ファイル種別は以下の通りです。
-
req
本番用要求電文蓄積ファイルを処理対象とします。
-
rpy
本番用応答電文蓄積ファイルを処理対象とします。
-
reqts
テスト用要求電文蓄積ファイルを処理対象とします。
-
rpyts
テスト用応答電文蓄積ファイルを処理対象とします。
-
- -r
-
同じ電文キーをもつ要求電文、及び応答電文を続けて表示します。
- -d 電文長 ~〈1~8388608の10進数〉
-
先頭から指定した長さまでの電文内容を、16進形式とASCII形式で表示します。ASCII形式で非表示文字はピリオドを表示します。「-c」オプションを同時に指定した場合、257以上を指定しても256が指定されたものとして動作します。
本オプションを指定しないときは、ユーザデータは表示されません。
HTTPプロトコル、及びIIOPプロトコルのときは、プロトコルヘッダ情報から表示します。
他オプションとの組み合わせについては「蓄積ファイル表示コマンドのL/u/dオプションの組み合わせによる動作」を参照してください。
- -L ライブラリ名 ~〈1024文字以内のパス名〉
-
Windows版では〈259文字以内のパス名〉で指定します。
UOCを含んだUAP共用ライブラリの名称を絶対パス名で指定します。UOCについては「6. システムテスト支援のUOC」を参照してください。
他オプションとの組み合わせについては「蓄積ファイル表示コマンドのL/u/dオプションの組み合わせによる動作」を参照してください。
- -u蓄積ファイル内容表示コマンド起動UOC名、蓄積ファイル内容表示コマンドデータ編集UOC名、蓄積ファイル内容表示コマンド終了UOC名
-
~〈カンマ区切り三つの1〜31文字の識別子〉
蓄積ファイル内容表示コマンド起動UOC名と蓄積ファイル内容表示コマンドデータ編集UOC、蓄積ファイル内容表示コマンド終了UOC名をカンマ区切りで指定します。「-u」オプションを指定した場合、UOC名称は一つ以上指定する必要があります。蓄積ファイル内容表示コマンドデータ編集UOCを作成しない場合、ユーザデータは表示されません。
UOCについては「6. システムテスト支援のUOC」を参照してください。
指定例を以下に示します。
-
起動UOCと停止UOCだけの場合
-u aa…aa,,bb…bb
-
編集UOCだけの場合
-u ,aa…aa,
「-L」オプションを指定するか、「-L」オプションを省略して/opt/HSIC/uoclib/libesuocafl.soが存在するときに本オプションを省略すると、各UOC名はデフォルトの名称を仮定します。
他オプションとの組み合わせについては「蓄積ファイル表示コマンドのL/u/dオプションの組み合わせによる動作」を参照してください。
-
- -c csv出力ファイル名 ~〈1024文字以内のパス名〉
-
Windows版では〈259文字以内のパス名〉で指定します。
編集結果をcsv形式で出力ファイル名を絶対パス名で指定します。
ファイルが既に存在するときは、KFSE95095-Qメッセージを出力し、ユーザからの応答待ちとなります。ユーザは、当該ファイルを上書き、中断、以降のファイル全て上書きを選択することができます。
出力するcsvの仕様は以下の通りです。
-
区切り文字はカンマ(,)とする。
-
全ての行の各要素はダブルクォーテーション(")で囲む。要素内のダブルクォーテーションは、ダブルクォーテーションを二つ並べてエスケープする。
「-l」オプションを指定した場合は、パス名中のファイル名は、245文字以下としてください。「-l」オプション指定時にファイル名が246文字以上の場合はオプションエラーで、このコマンドが異常終了します。
-
- -l ファイル出力行 ~〈10000~100000〉
-
「-c」オプションに指定したcsvファイルを分割して出力する場合に1ファイルに出力する行数を指定します。見出し行を含めて「-l」オプションに指定した行数を出力したときに、出力するファイルを切り替えます。切り替えた先のファイルには見出し行から出力します。「-r」オプションと同時に指定した場合、同一の電文キーをもつ電文を続けて出力するために、この行数を最大3行超えてしまう場合があります。
分割したファイルには、10進数の文字列をファイル名の末尾に付与します。付与する文字列は1から9999ファイルまでは「0001」からの連番で左に0を埋めた4桁の文字列とします。10000ファイルを超えた場合はを超えた場合は左に0埋めをしません。ファイル名に「.」を含む場合は、最後の「.」の前に付与します。
ファイル名に文字列を付与する例を示します。
-
-cにxxxxxxと指定した場合
xxxxxx0001
xxxxxx0002
:
-
-cにxxxxxx.csvと指定した場合
xxxxxx0001.csv
xxxxxx0002.csv
:
このオプションを省略した場合は、ファイルを分割せずに1ファイルに出力します。
-
- -g テスト識別子 ~〈1~31文字の識別子〉《HSIC00》
-
処理対象のテスト識別子を指定します。
- -p { rpc | tcp | http | iiop}
-
-
rpc
RPCプロトコルの蓄積ファイルを表示します。
-
tcp
TCPプロトコルの蓄積ファイルを表示します。
-
http
HTTPプロトコルの蓄積ファイルを表示します。
-
iiop
IIOPプロトコルの蓄積ファイルを表示します。
-
-
オプションの組み合わせ
指定できるオプションの組み合わせを次の表に示します。ただしL/u/dの組み合わせに関しては、オプション引数の指定の仕方によって組み合わせ可否が変わりますので別の表に示します。
表4‒5 蓄積ファイル表示コマンドで指定可能なオプションの組み合わせ -
-e f
-e r
-k
-s
-r
-d
-L
-u
-c
-l
-g
-p
-e f
-
×
×
○
×
×
×
×
○
○
○
○
-e r
×
-
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
-k
×
○
-
○
○
○
○
○
○
○
○
○
-s
○
○
○
-
○
○
○
○
○
○
○
○
-r
×
○
○
○
-
○
○
○
○
○
○
○
-d
×
○
○
○
○
-
○
○
○
○
○
○
-L
×
○
○
○
○
○
-
○
○
○
○
○
-u
×
○
○
○
○
○
○
-
○
○
○
○
-c
○
○
○
○
○
○
○
○
-
○
○
○
-l
○
○
○
○
○
○
○
○
○
-
○
○
-g
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
-
○
-p
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
-
- (凡例)
-
○:指定可能
×:指定不可
-
L/u/dオプションの組み合わせ可否
表4‒6 蓄積ファイル表示コマンドのL/u/dオプションの組み合わせによる動作 -L
-u
-d
動作
指定あり
ライブラリが存在する
指定あり
編集UOC指定あり
指定あり
1.
指定なし
3.
編集UOC指定なし
指定あり
×
指定なし
3.
指定なし
−
指定あり
2.
指定なし
3.
ライブラリが存在しない
−
−
−
×
指定なし
デフォルトにライブラリが存在する
指定あり
編集UOC指定あり
指定あり
1.
指定なし
3.
編集UOC指定なし
指定あり
×
指定なし
3.
指定なし
−
指定あり
2.
指定なし
3.
デフォルトにライブラリが存在しない
指定あり
−
−
×
指定なし
−
指定あり
×
指定なし
3.
- (凡例)
-
1.:指定された名称の編集UOCを実行してユーザデータを表示する。
2.:デフォルト名称の編集UOCを実行してユーザデータを表示する。
デフォルト名称の編集UOCが存在しないときはエラーとなります。
3.:ユーザデータを表示しない。
×:エラーとなる
- コマンド引数
-
蓄積ファイル、または蓄積ファイルを格納したディレクトリを最大16個まで指定します。「p/s/g」オプションと不一致の蓄積ファイルは無視します。ファイルとディレクトリは同時に指定できません。「-r」オプションを指定したときに同じ内容のファイルを複数指定した場合、二つ目以降は無視します。
- 蓄積ファイル [蓄積ファイル...] ~〈1024文字以内のパス名〉
-
Windows版では〈259文字以内のパス名〉で指定します。
処理対象とする蓄積ファイルを絶対パス名で指定します。
- ディレクトリ [ディレクトリ...] ~〈1024文字以内のパス名〉
-
Windows版では〈217文字以内のパス名〉で指定します。
処理対象とする蓄積ファイルが格納されているディレクトリを絶対パス名で指定します。処理対象となるのは指定したディレクトリ直下にある蓄積ファイルのみです。
出力形式
オプションの組み合わせ毎に、以下の表のように形式が変わります。
- |
-c |
||||
---|---|---|---|---|---|
なし |
あり |
||||
-e |
f |
(i) |
(ii) |
||
r |
-p |
rpc |
(iii) |
(iv) |
|
tcp http |
(v) |
(vi) |
|||
iiop |
(vii) |
(vi) |
- (i)-e fを指定して-cを指定しない場合
-
標準出力に以下のように出力します。
******* esaflfills Version (AA-AA-AA) ******* Specify output:BB…BB FILE VERSION TYPE START TIME END TIME ※1 RUN ID DIRECTORY ※1 aa…aa bb-bb-bb cc…cc dddd/dd/dd dd:dd:dd ddd.ddd eeee/ee/ee ee:ee:ee eee.eee ※2 ff…ff gg…gg ※2
- ※1:
-
ヘッダ行。改行を含まず1行で表示する。
- ※2:
-
処理対象のファイル数だけ出力する。改行を含まず1行で表示する。出力は以下に示すキーでソートする。
・第一ソートキー
ファイル種別。本番用要求電文蓄積ファイル→本番用応答電文蓄積ファイル→テスト用要求電文蓄積ファイル→テスト用応答電文蓄積ファイル
・第二ソートキー
ファイル内の先頭に格納された電文の日付と時刻。古い日時から昇順にソートする。
・第三ソートキー
ファイル名。辞書順で昇順にソートする。
-
AA-AA-AA
当該コマンドを実行したシステム検証支援基盤のバージョン
-
BB…BB
本コマンドの引数(オプション)
-
aa…aa
ディレクトリ部分を除いたファイル名。
-
bb-bb-bb
ファイルを作成したシステム検証支援基盤のバージョン
-
cc…cc
蓄積ファイル種別。
REQUEST :本番用要求電文蓄積ファイル
REPLY :本番用応答電文蓄積ファイル
REQUEST(TEST) :テスト用要求電文蓄積ファイル
REPLY(TEST) :テスト用応答電文蓄積ファイル
-
dddd/dd/dd dd:dd:dd ddd.ddd
ファイル内の最古の電文の日付と時刻、時刻のミリ秒。
電文が存在しない場合、システムテスト支援が使用中、又は障害等により蓄積ファイルに終了情報が書き込まれていない場合は****/**/** **:**:** ***.***を表示します。
-
eeee/ee/ee ee:ee:ee eee.eee
ファイル内の最新の電文の日付と時刻、時刻のミリ秒。
電文が存在しない場合、システムテスト支援が使用中、又は障害等により蓄積ファイルに終了情報が書き込まれていない場合は****/**/** **:**:** ***.***を表示します。
-
ff…ff
蓄積ファイル取得時のランID [蓄積実行時のランID ・・・]
テスト用要求電文蓄積ファイルとテスト用応答電文蓄積ファイルのときのみ、「蓄積実行時のランID」(本番用の蓄積ファイル取得時のランID)を最大16個まで表示します。
-
gg…gg
ファイル名を除いたディレクトリ部分。
- (ii)-e fと-cを指定した場合
-
指定したファイルに以下の形式で出力します。csv形式である他は(i)と出力内容が同じであるため、詳細の説明は省略します。
"******* esaflfills Version (AA-AA-AA) *******" "Specify output:BB…BB" "FILE","VERSION","TYPE","START TIME","END TIME","RUN ID","DIRECTORY" "aa…aa","bb-bb-bb","cc…cc","dddd/dd/dd dd:dd:dd ddd.ddd","eeee/ee/ee ee:ee:ee eee.eee", "ff…ff","gg…gg"
- (iii)-e rと-p rpcを指定し、-cを指定しない場合
-
標準出力に以下のように出力します。
******* esaflfills Version (AA-AA-AA) ******* Specify output:BB…BB ENV:aa…aa TYPE:bb…bb PROTOCOL:cc…cc DETAIL:dd…dd KEY:ee…ee ※1※5 DATE:ffff/ff/ff ff:ff:ff fff.fff CLT-ADDR:ggg.ggg.ggg.ggg CLT-PORT:hh…hh tt ※1※5 SRV-ADDR:iii.iii.iii.iii SRV-PORT:jj…jj SRV-GROUP:kk…kk SRV-SERVICE:ll…ll ※1※5 LENGTH:mm…mm MODE: nn…nn RC:oo…oo RES-TIME:pp…pp ※1※5 OFFSET N +0+1+2+3 +4+5+6+7 +8+9+a+b +c+d+e+f 0123456789abcdef ※2※5 qqqqqqqq rrrrrrrr rrrrrrrr rrrrrrrr rrrrrrrr ssssssssssssssss ※3※5 qqqqqqqq TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE ※4※5
- ※1:
-
改行を含まず1行で表示する。
- ※2:
-
「-d」オプションを指定し、かつユーザ電文長が1以上のときのみ表示する。
ユーザデータのダンプ出力のヘッダ行。
- ※3:
-
「-d」オプションを指定し、かつユーザ電文長が1以上のときのみ表示する。
以下の中で、最小の値の分だけ16進形式と文字形式で出力する。
・ユーザデータ長
・-dオプションに指定した値
・編集UOCが設定したユーザデータ長
- ※4:
-
1行前に出力した行と同一の場合、「TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE」を表示する。複数行同一の場合は、「TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE」を一度だけ表示する。最終行の2行が同一の場合は、「TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE」を表示しない。
- ※5:
-
出力対象となる電文の数だけ出力する。
「-r」オプションを指定しない場合、蓄積ファイルへの書き込み順に出力する。
「-r」オプションを指定した場合、sオプションで指定した要求電文/応答電文が揃った順に出力する。
-
AA-AA-AA
当該コマンドを実行したシステム検証支援基盤のバージョン
-
BB…BB
本コマンドの引数(オプション)
-
aa…aa
取得対象
Production :本番環境の通信電文
Test :テスト環境の通信電文
-
bb…bb
電文種別
Send :要求電文
Recv :応答電文
Err-Recv :エラー応答電文
-
cc…cc
プロトコル種別
RPC :RPCプロトコル
RAP :RAPプロトコル
-
dd…dd
電文種別詳細
RPC :RPC電文
RAP :RAP代理実行電文
RAP-CON :RAPコネクション確立電文
RAP-REL :RAPコネクション解放電文
- :上記以外の電文
-
ee…ee
電文キー
-
ffff/ff/ff ff:ff:ff fff.fff
電文を取得した日付、時刻、時刻のミリ秒。
-
ggg.ggg.ggg.ggg
要求元のIPアドレス(15桁以内の10進数)(左揃え)
-
hh…hh
要求元のポート番号。(5桁以内の10進数)
-
tt
通信方向
=> :RPC要求元からRPC要求先への通信
<= :RPC要求先からRPC要求元への通信
-
iii.iii.iii.iii
要求先のIPアドレス(15桁以内の10進数)(左揃え)
-
jj…jj
要求先のポート番号(5桁以内の10進数)
-
kk…kk
要求先のサービスグループ名(31文字以内) ※1
-
ll…ll
要求先のサービス名(31文字以内) ※1
-
mm…mm
ユーザ電文長(11桁以内の10進数)
-
nn…nn
RPCの形態 ※1
Reply :同期応答型
Noreply :非応答型
Nowait :非同期応答型
-
oo…oo
リターン値(11桁以内の10進数) ※2
-
pp…pp
応答時間(10桁以内の10進数) (ミリ秒) ※2 ※3
-
qqqqqqqq
この行の先頭データについてのユーザデータ先頭からのオフセット。16進表記。
-
rrrrrrrr
ユーザデータの16進形式のダンプ出力。4バイトごとにスペースで区切る。
-
ssssssssssssssss
ユーザデータの文字形式のダンプ出力です。ASCIIコードでない場合や、制御文字の場合は、ピリオド(.)を表示します。
- ※1:
-
電文種別詳細がRPC、又はRAPのときに表示する。
それ以外は「-」を表示する。
- ※2:
-
電文種別がRecv及びErr-Recvのときに表示する。それ以外は「-」を表示する。
- ※3:
-
RPC応答時間が9999999999ミリ秒以上のときは9999999999と表示する。
- (iv)-e rと-p rpcと-cを指定した場合
-
指定したファイルに以下の形式で出力します。「(iii)-e rと-p rpcを指定し、-cを指定しない場合」と出力内容が異なる部分のみ説明します。
"******* esaflfills Version (AA-AA-AA) *******" "Specify output:BB…BB" "ENV","TYPE","PROTOCOL","DETAIL","KEY","DATE", "CLT-ADDR","CLT-PORT"," DIRECTION","SRV-ADDR","SRV-PORT","SRV-GROUP", ※1 "SRV-SERVICE","LENGTH","MODE","RC","RES-TIME", ※1 "DATA(ASCII)","DATA(HEXADECIMAL)" ※1 "aa…aa","bb…bb","cc…cc","dd…dd","ee…ee","ffff/ff/ff ff:ff:ff fff.fff", ※2 "ggg.ggg.ggg.ggg","hh…hh","tt","iii.iii.iii.iii","jj…jj","kk…kk", ※2 "ll…ll","mm…mm","nn…nn","oo…oo","pp…pp", ※2 "ss…ss","rr…rr" ※2※3
- ※1:
-
csvのヘッダ行。1行で出力する。
- ※2:
-
csvのデータ行。1行で出力する。
- ※3:
-
以下の中で、最小の値分だけ16進形式と文字形式でダンプ出力する。
・256
・ユーザデータ長
・-dオプションで指定した値
・編集UOCが設定したユーザデータ長
-
ss…ss
ユーザデータの文字形式のダンプ出力です。ASCIIコードでない場合や、制御文字の場合はピリオド(.)を表示します。ダンプ未出力時は"-"を表示します。1〜256桁です。
-
rr…rr
ユーザデータの16進形式のダンプ出力。スペースで区切りません。ダンプ未出力時は"-"を表示します。2〜512桁です。
- (v)-e rと-p {tcp|http}を指定し、-cを指定しない場合
-
標準出力に以下のように出力します。
******* esaflfills Version (AA-AA-AA) ******* Specify output:BB…BB ENV:aa…aa TYPE:bb…bb PROTOCOL:cc…cc DETAIL:dd…dd KEY:ee…ee ※1 DATE:ffff/ff/ff ff:ff:ff fff.fff CLT-ADDR:ggg.ggg.ggg.ggg CLT-PORT:hh…hh tt ※1※5 SRV-ADDR:iii.iii.iii.iii SRV-PORT:jj…jj ※1※5 LENGTH:mm…mm RES-TIME:pp…pp ※1※5 OFFSET N +0+1+2+3 +4+5+6+7 +8+9+a+b +c+d+e+f 0123456789abcdef ※2※5 qqqqqqqq rrrrrrrr rrrrrrrr rrrrrrrr rrrrrrrr ssssssssssssssss ※3※5 qqqqqqqq TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE ※4※5
- ※1:
-
改行を含まず1行で表示する。
- ※2:
-
「-d」オプションを指定し、かつユーザ電文長が1以上のときのみ表示する。
ユーザデータのダンプ出力のヘッダ行。
- ※3:
-
「-d」オプションを指定し、かつユーザ電文長が1以上のときのみ表示する。
以下の中で、最小の値の分だけ16進形式と文字形式で出力する。
・ユーザデータ長
・-dオプションに指定した値
・編集UOCが設定したユーザデータ長
- ※4:
-
1行前に出力した行と同一の場合、「TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE」を表示する。複数行同一の場合は、「TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE」を一度だけ表示する。最終行の2行が同一の場合は、「TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE」を表示しない。
- ※5:
-
出力対象となる電文の数だけ出力する。
「-r」オプションを指定しない場合、蓄積ファイルへの書き込み順に出力する。
「-r」オプションを指定した場合、sオプションで指定した要求電文/応答電文が揃った順に出力する。
-
AA-AA-AA
当該コマンドを実行したシステム検証支援基盤のバージョン
-
BB…BB
本コマンドの引数(オプション)
-
aa…aa
取得対象
Production :本番環境の通信電文
Test :テスト環境の通信電文
-
bb…bb
電文種別
Send :要求電文
Recv :応答電文
-
cc…cc
プロトコル種別
TCP :TCPプロトコル
HTTP :HTTPプロトコル
-
dd…dd
電文種別詳細
- :詳細情報なし
-
ee…ee
電文キー
-
ffff/ff/ff ff:ff:ff fff.fff
電文を取得した日付、時刻、時刻のミリ秒。
-
ggg.ggg.ggg.ggg
要求元のIPアドレス(15桁以内の10進数)(左揃え)
-
hh…hh
要求元のポート番号。(5桁以内の10進数)
-
tt
通信方向
=> :要求元から要求先への通信
<= :要求先から要求元への通信
-
iii.iii.iii.iii
要求先のIPアドレス(15桁以内の10進数)(左揃え)
-
jj…jj
要求先のポート番号(5桁以内の10進数)
-
mm…mm
ユーザ電文長(11桁以内の10進数)
-
pp…pp
応答時間(10桁以内の10進数) (ミリ秒) ※1 ※2
-
qqqqqqqq
この行の先頭データについてのユーザデータ先頭からのオフセット。16進表記。
-
rrrrrrrr
ユーザデータの16進形式のダンプ出力。4バイトごとにスペースで区切る。
-
ssssssssssssssss
ユーザデータの文字形式のダンプ出力です。ASCIIコードでない場合や、制御文字の場合は、ピリオド(.)を表示します。
- ※1:
-
電文種別がRecvのときに表示する。それ以外は「-」を表示する。
- ※2:
-
応答時間が9999999999ミリ秒以上のときは9999999999と表示する。
- (vi)-e rと-p {tcp|http|iiop}と-cを指定した場合
-
指定したファイルに以下の形式で出力します。「(v)-e rと-p {tcp|http}を指定し、-cを指定しない場合」と出力内容が異なる部分のみ説明します。
"******* esaflfills Version (AA-AA-AA) *******" "Specify output:BB…BB" "ENV","TYPE","PROTOCOL","DETAIL","KEY","DATE", ※1 "CLT-ADDR","CLT-PORT"," DIRECTION","SRV-ADDR","SRV-PORT", ※1 "LENGTH","RES-TIME","DATA(ASCII)","DATA(HEXADECIMAL)" ※1 "aa…aa","bb…bb","cc…cc","dd…dd","ee…ee","ffff/ff/ff ff:ff:ff fff.fff",※2 "ggg.ggg.ggg.ggg","hh…hh","tt","iii.iii.iii.iii","jj…jj","kk…kk", ※2 "ll…ll","mm…mm","nn…nn","oo…oo","pp…pp", ※2※3 "ss…ss","rr…rr" ※2
- ※1:
-
csvのヘッダ行。1行で出力する。
- ※2:
-
csvのデータ行。1行で出力する。
- ※3:
-
以下の中で、最小の値分だけ16進形式と文字形式でダンプ出力する。
・256
・ユーザデータ長
・-dオプションで指定した値
・編集UOCが設定したユーザデータ長
-
ss…ss
ユーザデータの文字形式のダンプ出力です。ASCIIコードでない場合や、制御文字の場合はピリオド(.)を表示します。ダンプ未出力時は"-"を表示します。1〜256桁です。
-
rr…rr
ユーザデータの16進形式のダンプ出力。スペースで区切りません。ダンプ未出力時は"-"を表示します。2〜512桁です。
- (vii)-e rと-p iiopを指定し、-cを指定しない場合
-
標準出力に以下のように出力します。
******* esaflfills Version (AA-AA-AA) ******* Specify output:BB…BB ENV:aa…aa TYPE:bb…bb PROTOCOL:cc…cc DETAIL:dd…dd KEY:ee…ee ※1※5 DATE:ffff/ff/ff ff:ff:ff fff.fff CLT-ADDR:ggg.ggg.ggg.ggg CLT-PORT:hh…hh tt ※1※5 SRV-ADDR:iii.iii.iii.iii SRV-PORT:jj…jj OPERATION:kk…kk ※1※5 REPLY-STATUS:llllllll LENGTH:mm…mm PROT-LENGTH:nn…nn USER-LENGTH:oo…oo ※1※5 RES-TIME:pp…pp SYSTEM:zz…zz ※1※5 OFFSET +0+1+2+3 +4+5+6+7 +8+9+a+b +c+d+e+f 0123456789abcdef ※2※5 qqqqqqqq rrrrrrrr rrrrrrrr rrrrrrrr rrrrrrrr ssssssssssssssss ※3※5 qqqqqqqq TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE ※4※5
- ※1:
-
改行を含まず1行で表示する。
- ※2:
-
-dオプションを指定し、かつ電文長が1以上のときのみ表示する。データのダンプ出力のヘッダ行。
- ※3:
-
-dオプションを指定し、かつ電文長が1以上のときのみ表示する。以下の中で、最小の値の分だけ16進形式と文字形式で出力する。
・プロトコル電文長
・-dオプションに指定した値
・編集UOCが設定したプロトコル電文長
- ※4:
-
1行前に出力した行と同一の場合、「TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE」を表示する。複数行同一の場合は、「TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE」を一度だけ表示する。最終行の2行が同一の場合は、「TO NEXT LINE LOCATION SAME AS ABOVE」を表示しない。
- ※5:
-
出力対象となる電文の数だけ出力する。
rオプションを指定しない場合、蓄積ファイルへの書き込み順に出力する。rオプションを指定した場合、sオプションで指定した要求電文/応答電文が揃った順に出力する。
-
AA-AA-AA
当該コマンドを実行したシステム検証支援基盤のバージョン
-
BB…BB
本コマンドの引数(オプション)
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aa…aa
取得対象
Production:本番環境の通信電文
Test:テスト環境の通信電文
-
bb…bb
電文種別
Send:要求電文
Recv:応答電文
-
cc…cc
プロトコル種別
IIOP:IIOPプロトコル
-
dd…dd
電文種別詳細:詳細情報なし
-
ee…ee
電文キー
-
ffff/ff/ff ff:ff:ff fff.fff
電文を取得した日付、時刻、時刻のミリ秒。
-
ggg.ggg.ggg.ggg
要求元のIPアドレス(15桁以内の10進数)(左揃え)
-
hh…hh
要求元のポート番号。(5桁以内の10進数)
-
tt
通信方向
=> :要求元から要求先への通信
<= :要求先から要求元への通信
-
iii.iii.iii.iii
要求先のIPアドレス(15桁以内の10進数)(左揃え)
-
jj…jj
要求先のポート番号(5桁以内の10進数)
-
kk…kk
オペレーション名(31文字以内)※1※2
-
llllllll
リプライステータス(8桁の16進数)※1※3
-
mm…mm
プロトコル電文長(11桁以内の10進数)
-
nn…nn
プロトコルヘッダ長(11桁以内の10進数)※1
-
oo…oo
ユーザ電文長(11桁以内の10進数)※1
-
pp…pp
応答時間(10桁以内の10進数)(ミリ秒)※3※4
-
zz…zz
システム情報
-
qqqqqqqq
この行の先頭データについてのユーザデータ先頭からのオフセット。16進表記。
-
rrrrrrrr
ユーザデータの16進形式のダンプ出力。4バイトごとにスペースで区切る。
-
ssssssssssssssss
ユーザデータの文字形式のダンプ出力。ASCIIコードでない場合や、制御文字の場合は、ピリオド(.)を表示する。
- ※1:
-
サポート対象外の電文のときは"-"を表示する。
- ※2:
-
電文種別がSendのときに表示する。それ以外は"-"を表示する。
- ※3:
-
電文種別がRecvのときに表示する。それ以外は"-"を表示する。
- ※4:
-
応答時間が9999999999ミリ秒以上のときは9999999999と表示する。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFSE90915-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
KFSE95088-E |
コマンド引数が不正です |
標準エラー出力 |
KFSE95090-E |
コマンドの形式が不正です |
標準エラー出力 |
KFSE95091-E |
フラグ引数が不正です |
標準エラー出力 |
KFSE95092-E |
オプションの組み合わせが不正です |
標準エラー出力 |
KFSE95093-E |
領域の確保に失敗しました |
標準エラー出力 |
KFSE95094-E |
内部矛盾が発生しました |
標準エラー出力 |
KFSE90916-E |
ファイルアクセスエラー |
標準エラー出力 |
KFSE90917-E |
コマンド引数が不正です |
標準エラー出力 |
KFSE90918-E |
UOCエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFSE90919-E |
UOC用ライブラリのローディングに失敗しました |
標準エラー出力 |
KFSE95095-Q |
上書き確認 |
標準出力 |
KFSE95095-Q にn(上書きしない)を応答した場合、exitコードは1になります。
注意事項
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「-r」オプションを指定したときに、蓄積ファイルの指定漏れ等によりそろわない電文が10000件となったときは、蓄積ファイル種別ごとに10000件を一括して表示し、コマンド実行を継続します。
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「-r」オプションを指定したときに、一部の電文が消失等によりそろわないときは、コマンド終了時に一括して表示します。
-
「-r」オプションを指定し、かつ「-s」オプションに本番用とテスト用の蓄積ファイル種別を指定、または「-s」オプションを省略して本番用とテスト用の蓄積ファイルを指定するときは、事前に「-e f」指定でファイル情報一覧を表示し、以下の項目を確認してください。
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テスト用の蓄積ファイルで表示された「蓄積実行時のランID」に対応する本番用の蓄積ファイルが全て存在するか。
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本番用の蓄積ファイルで表示された「蓄積ファイル取得時のランID」に対応するテスト用の蓄積ファイルが存在するか。
-
同じ蓄積ファイル種別のテスト用の蓄積ファイルにおいて、「蓄積ファイル取得時のランID」が不一致で、「蓄積実行時のランID」が一部、または全て一致している蓄積ファイルが他にないか。
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次に示す条件を全て満たす場合、-rオプションは使用できません。
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「-s」オプションに本番用とテスト用の蓄積ファイル種別を指定、または「-s」オプションを省略して本番用とテスト用の蓄積ファイルを指定
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システムテスト支援を17回以上実行して取得した本番用要求電文蓄積ファイルの全てを入力とし、リプレイ実行により取得した蓄積ファイル、またはその蓄積ファイルを格納したディレクトリを指定
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「-r」オプションを指定し、かつ要求電文蓄積ファイルと応答電文蓄積ファイルを対で指定しなかった場合に非応答型RPCがあると、蓄積ファイルに出力した順に表示されない場合があります。
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出力対象の情報がないときは、何も出力しません。