3.5.7 既存システムとテスト対象システムに対する定義例
各プロトコルに対する、既存システムとテスト対象システムの指定数の組み合わせを以下に示します。
既存システムのIPアドレス数と テスト対象システムのIPアドレス数 |
RPC |
TCPスルー (クライアント型) |
TCPスルー (サーバ型) |
UDP スルー |
HTTP |
IIOP |
---|---|---|---|---|---|---|
1:1 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
M:1 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
1:N |
○ |
○ |
× |
○ |
○ |
○ |
M:N |
○ |
○ |
× |
○ |
○ |
○ |
- (凡例)
-
M、N:2以上の数
○:指定可能
×:指定不可
- 単一の既存システムと単一のテスト対象システムを指定するケース(1:1)
-
図3‒1 既存システムとテスト対象システムが1:1の定義例
- 複数の既存システムと単一のテスト対象システムを指定するケース(M:1)
-
図3‒2 既存システムとテスト対象システムがM:1の定義例
- 単一の既存システムと複数のテスト対象システムを指定するケース(1:N)
-
図3‒3 既存システムとテスト対象システムが1:Nの定義例
- 複数の既存システムと複数のテスト対象システムを指定するケース
-
図3‒4 既存システムとテスト対象システムがM:Nの定義例
- 応答送信のみ送信するサーバを指定するケース
-
rpcプロトコルによる送受信には要求電文をスケジュールサービスが受信し、異なるサーバに要求電文を転送するシステム構成があります。この場合、スケジューラから電文を受信したサーバが外部システムに応答電文を送信します。
下図のように応答送信のみを行うサーバが存在するケースでは以下のように-sに応答送信用サーバを指定し-tフラグを省略して定義してください。
図3‒5 応答送信のみ送信するサーバを指定する定義例