Hitachi

Hitachi System Information Capture リファレンス 


3.4.2 キャプチャ対象のネットワークインタフェースに関する定義(capture_network_interface)

形式

{{[capture_network_interface [-i "[name=ネットワークインタフェース名]
                                  [pcapdir=pcap形式ファイルを格納したディレクトリ名]"]]}}

機能

キャプチャ対象のネットワークインタフェースに関する定義です。

指定数

0〜8

オプション:-i

name
設定値と省略値

Linux版の場合:〈115文字の文字列〉《eth0》

Windows版の場合:ネットワークインタフェースのIPアドレス(nnn.nnn.nnn.nnn)〈符号なし整数〉((0255))《自動選択》

説明

Linux版の場合、ネットワークスイッチのミラーポートと接続している、Ethernetのネットワークインタフェース名(eth1等)を指定します。システムテスト支援では、指定されたネットワークインタフェースからパケットをキャプチャします。

[図データ]

Ethernet以外のインタフェースや、エイリアスIPアドレス用のコロン付きインタフェースを指定する事はできません。また、複数のcapture_network_interfaceオペランドで、同一のネットワークインタフェース名を指定しないでください。タグ方式VLANをパケットキャプチャする場合、タグIDの異なるネットワークインタフェースを使用すると、パケットキャプチャできないことがあります。その場合、タグIDと合わせたネットワークインタフェース名を定義してください。

Windows版の場合、スイッチングハブのミラーポートと接続している、EthernetのネットワークインタフェースのIPアドレスを指定します。システム検証支援基盤では、指定されたネットワークインタフェースからパケットをキャプチャします。複数のcapture_network_interfaceオペランドで、同一のIPアドレスを指定しないで下さい。

IPアドレスを省略した場合は、自動的にネットワークインタフェースを選択します。その為、ネットワークインタフェースが1つの場合はIPアドレスを省略できます。しかし、ネットワークインタフェースが複数存在する場合は、スイッチングハブのミラーポートと接続しているネットワークインタフェースのIPアドレスを明示的に指定してください。省略すると、スイッチングハブのミラーポートと接続されていないネットワークインタフェースを選択し、ミラーパケットがキャプチャされない場合があります。

前提条件

蓄積実行、又は、並行実行を行う場合、本オペランドは必ず指定してください。

ほかのオペランドとの関連

pcap形式ファイルからキャプチャする場合、本オペランド値は無視します。

pcapdir
設定値と省略値

Linux版の場合:〈1021バイト文字以内のパス名〉

Windows版の場合:〈247バイト文字以内のパス名〉

《/opt/HSIC/job/XX・・・XX/pcapfile》

XX・・・XX:テスト識別子

説明

テスト対象のパケットが格納されている、pcap形式ファイルを格納したディレクトリ名を絶対パス名で指定します。

システムテスト支援では、指定されたディレクトリ下にあるpcap形式ファイルからパケットをキャプチャします。

以下の場合は該当ファイルを無視します。

・本オペランドで指定したディレクトリ名とpcap形式ファイル名の合計長がLinux版では1024バイト以上、Windows版では259バイト以上のファイル

・全capture_network_interfaceオプションで指定したディレクトリ下のpcap形式ファイル数の累計が512を超過している場合の超過分

また、複数のcapture_network_interfaceオプション間で、同一のディレクトリ名を-i capdirオプションで指定している場合は、システムテスト支援の起動に失敗します。

前提条件

PCAP実行を行う前に、本オペランドで指定したディレクトリを作成してください。

ほかのオペランドとの関連

ネットワークインタフェースからキャプチャする場合、本オペランド値は無視します。