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Hitachi System Information Capture リファレンス 


2.6.8 IIOPテスト機能のテスト手順

本番環境の電文を使用した2フェーズでのテスト手順

本番環境の電文を使用した2フェーズでのテスト手順について説明します。

図2‒27 本番環境の電文を使用した2フェーズでのテスト手順

[図データ]

  1. UOC作成

    テスト内容に応じてUOC用ライブラリを作成します。UOC用ライブラリの作成方法は「6.3 ユーザオウンコーディング(UOC)の作成」を参照してください。作成したUOCはHSIC定義ファイルで指定します。また、UOCインタフェースについては、「7.2 プラグイン機能のUOCインタフェース」を参照してください。

  2. HSIC定義ファイル作成

    IIOPテスト機能用のHSIC定義ファイルを作成します。定義については、「3. システムテスト支援のシステム定義」を参照してください。

  3. 電文作成フェーズ実行

    esstartコマンドを-m CREATE -aで実行し、HSICを電文作成フェーズで起動します。電文作成フェーズを終了するときは、esstopコマンドを実行してください。

  4. テスト実行フェーズ実行

    esstartコマンドを-m TEST -rで実行し、HSICをテスト実行フェーズで起動します。電文ファイルの読み込みが全て終了した時点で、HSICが終了します。テスト実行途中で終了するときは、esstopコマンドを実行してください。

pcap形式ファイルを使用したテスト手順

pcap形式ファイルを使用したテスト手順について説明します。

図2‒28 pcap形式ファイルを使用したテスト手順

[図データ]

  1. UOC作成

    テスト内容に応じてUOC用ライブラリを作成します。UOC用ライブラリの作成方法は「6.3 ユーザオウンコーディング(UOC)の作成」を参照してください。作成したUOCはHSIC定義ファイルで指定します。

  2. HSIC定義ファイル作成

    IIOPテスト機能用のHSIC定義ファイルを作成します。定義については、「3. システムテスト支援のシステム定義」を参照してください。

  3. PCAP実行

    esstartコマンドを-m TEST -cで実行し、HSICを起動します。pcap形式ファイルの読み取りが終了した時点で、自動的にはHSICは終了します。テスト実行途中で終了するときは、esstopコマンドを実行してください。