Hitachi

Hitachi System Information Capture リファレンス 


1.8.4 カバレージ情報の表示の流れ

COBOLプログラムカバレージ情報を表示する流れを次に示します。カバレージ情報の表示には、テスト支援GUIを使用します。

  1. 接続先の設定

  2. カバレージ情報表示対象のプログラムの停止(コマンドの実行)

  3. COBOLカバレージ情報の表示

テスト支援GUI上でカバレージ情報の表示をしたことがある場合、次にテスト支援GUIを起動したときには、接続先が設定された状態でテスト支援GUIが起動します。

接続先の設定

接続先の設定について説明します。

接続先定義の[設定]

COBOLカバレージ情報表示対象のマシンへ接続するための定義を設定します。

図1‒40 接続先定義の[設定]

[図データ]

表1‒11 接続先定義の[設定]

図中の番号

名称

説明

(1)

接続先選択ドロップダウンリスト

編集済みの接続先情報の中から、使用する接続先情報を選択します。

接続先未選択時の初期値は、""(空白)です。

前回GUI起動時に接続先を選択した場合の初期値は、前回選択した値です。

接続先情報未選択の場合は、接続先編集ボタンを押下して、接続先情報を編集する必要があります。

(2)

接続先編集ボタン

このボタンを押下すると、接続先編集ダイアログが表示されます。

新しく接続先情報を作成する場合や、既存の接続先情報を変更する場合に使用します。

[接続先編集]ダイアログ

このダイアログでは、新しい接続先情報の編集、または既存の接続先情報の編集を行います。「図1‒40 接続先定義の[設定]」の(1)の接続先選択ドロップダウンリストで接続先を選択している場合、その接続先の情報を初期値として表示します。

図1‒41 接続先編集ダイアログ

[図データ]

表1‒12 [接続先編集]ダイアログ

図中の番号

名称

説明

(1)

接続先サイト名入力コンボボックス

接続先の情報を保存するための名称を入力または選択します。最大32文字まで入力できます。入力した文字の前後の空白は取り除かれます。

なお、次の文字は、接続先サイト名には使用できません。

, <, >, |, :, *, ?, /, \

最新10件の接続先情報の履歴を選択できます。コンボボックスで履歴を選択した場合、次のフォームの現在の値は選択した履歴の値で上書きされます。

  • ホスト名入力テキストボックス

  • ユーザ名入力テキストボックス

  • パスワード入力テキストボックス

  • 接続先サイトの文字コード選択ドロップダウンリスト

接続先未選択時の初期値は、「新しい接続先」です。

接続先選択時の初期値は、その接続先の名称です。

新しい接続先」(初期値)と""(空白)は接続先の名称としては使用できません。

(2)

ホスト名入力テキストボックス

接続先のホスト名とポート番号を入力します。

ポート番号はホスト名の後ろに、「:ポート番号」と入力します。

ポート番号は省略できます。省略した場合は、ポート番号22を使用します。

最大255文字まで入力できます(コロンとポート番号含む)。

マルチバイト文字は入力できません。

接続先未選択時の初期値は、""(空白)です。

接続先選択時の初期値は、その接続先情報が持つホスト名が初期値となります。

(3)

ユーザ名入力テキストボックス

接続先にログインするためのユーザー名を入力します。

最大127文字まで入力できます。

マルチバイト文字は入力できません。

接続先未選択時の初期値は、""(空白)です。

接続先選択時の初期値は、その接続先情報が持つユーザ名です。

(4)

パスワード入力テキストボックス

接続先にログインするためのパスワードを入力します。入力値した値は、アスタリスク(*)で表示されます。

最大127文字まで入力できます。

マルチバイト文字は入力できません

接続先未選択時の初期値は、""(空白)です。

接続先選択時の初期値は、その接続先情報が持つパスワードの文字数と同じ数の「*」が表示されます。

(5)

接続先サイトの文字コード選択ドロップダウンリスト

接続したホストの文字コードを選択します。SJISとUTF-8から選択できます。

接続先未選択時の初期値は、SJISです。

接続先選択時の初期値は、その接続先情報が持つ文字コードです。

(6)

保存ボタン

入力・変更した接続先情報を保存して、画面を閉じます。

画面を閉じたあと、接続先選択ドロップダウンリストには、更新した接続先情報が適用されます。

接続情報は、最新10件の履歴を記録できます。

履歴が10件を超えた場合は、最後に使用した日時が古い履歴から順に削除されます。

(7)

クローズボタン

入力・変更した値を反映しないで、この画面を閉じます。

カバレージ表示対象のプログラムの停止(コマンドの実行)

カバレージ表示対象のプログラムの停止(コマンドの実行)について説明します。

[接続サーバでコマンド実行]

接続先サーバでコマンドを実行するときに使用します。

図1‒42 [接続サーバでコマンド実行]

[図データ]

表1‒13 [接続サーバでコマンド実行]

図中の番号

名称

説明

(1)

接続先選択ドロップダウンリスト

定義済みの接続先情報の中から、使用する接続先情報を選択します。

詳細は、「表1‒11 接続先定義の[設定]」を参照してください。

(2)

コマンドパス入力コンボボックス

次のどちらかの方法で、実行コマンドを設定します。

  • 接続先で実行するコマンドのフルパスおよびオプションを入力する

  • 過去の入力履歴から実行コマンドを選択する

複数のコマンドを同時に実行する場合は、コマンド間を「;」(セミコロン)で区切ってください。

最大1,024文字まで入力できます。

実行するコマンドのフルパスおよびオプションがこのコンボボックスに収まらず、入力が困難な場合、コマンドパス入力ダイアログ表示ボタンを押下して、コマンドパス入力ダイアログを表示させてください。

最新10件の入力履歴から、実行コマンドを選択できます。履歴は、接続先ごとに記録されます。

半角スペースが入ったコマンドのフルパスを入力する場合、フルパス全体を""(ダブルクォーテーション)で囲みます。

オプション値に半角スペースが入る場合も""(ダブルクォーテーション)で囲みます。

接続先未選択時の初期値は、""(空白)です。

接続先選択時の初期値は、その接続先に対して最後に実行したコマンドです。

(3)

コマンドパス入力ダイアログ表示ボタン

コマンドパスを入力するためのダイアログを表示します。

詳細は、「表1‒14 [コマンドパス入力]ダイアログ」を参照してください。

(4)

コマンド実行ボタン

コマンドパス入力コンボボックスに入力したコマンドを実行します。

コマンドパス入力コンボボックスの値は、履歴として記録されます。

履歴が10件を超えた場合は、最後に使用した日時が古い履歴から順に削除されます。

(5)

コンソール出力エリアクリアボタン

コンソール出力エリアに表示された出力をクリアします。

(6)

コンソール出力エリア

コマンドの実行結果が出力されます。コマンドの実行結果によって、次のメッセージが表示されます。

なお、コマンド失敗時は、失敗時(1)のメッセージのどちらかが表示されたあとに、失敗時(2)のメッセージが表示されます。

成功時

  • コマンドの実行に成功しました。コマンド=aa…aa

    aa…aa:入力したコマンド

失敗時(1)

  • 接続先サーバでのコマンドの実行に失敗しました。理由コード=aa…aa,ホスト名=bb…bb,コマンド=(cc…cc),詳細コード=dd…dd

    aa…aa:失敗要因

    bb…bb:ホスト名

    cc…cc:入力したコマンド

    dd…dd:トラブルシュートで使用する情報

  • 一時ファイルへのアクセスに失敗しました。理由コード=aa…aa,ホスト名=bb…bb,コマンド=(cc…cc),詳細コード=dd…dd

    aa…aa:失敗要因

    bb…bb:ホスト名

    cc…cc:入力したコマンド

    dd…dd:トラブルシュートで使用する情報

失敗時(2)

  • 実行したコマンドが標準エラー出力に出力したエラーメッセージ

[コマンドパス入力]ダイアログ
図1‒43 [コマンドパス入力]ダイアログ

[図データ]

表1‒14 [コマンドパス入力]ダイアログ

図中の番号

名称

説明

(1)

コマンドパス入力テキストボックス

コマンドのフルパス、およびオプションを入力します。

最大1,024文字まで入力できます。

(2)

OKボタン

コマンドパス入力テキストボックスの値を反映します。

(3)

キャンセルボタン

コマンドパス入力テキストボックスに入力した値を反映しないで、ダイアログを閉じます。

COBOLカバレージ情報の表示

COBOLカバレージ情報の表示について説明します。

[COBOLカバレージ表示]

接続先ホストで実行したCOBOLプログラムのカバレージ情報を表示します。

図1‒44 [COBOLカバレージ表示]

[図データ]

表1‒15 [COBOLカバレージ表示]

図中の番号

名称

説明

(1)

接続先選択ドロップダウンリスト

定義済みの接続先情報の中から、使用する接続先情報を選択します。

詳細は、「表1‒11 接続先定義の[設定]」を参照してください。

(2)

COBOLカバレージ表示コマンドパス入力コンボボックス

接続先のCOBOLカバレージ表示コマンド格納ディレクトリのフルパスを入力、または過去の入力履歴からディレクトリのフルパスを選択します。

COBOLカバレージ表示コマンドが格納されているディレクトリのフルパスは「COBOL2002インストールフォルダ\BIN」です。例えば、COBOL2002が、デフォルトのインストール先である「C:\Program Files\Hitachi\COBOL2002 64bit」にインストールされている場合、COBOLカバレージ表示コマンドが格納されているディレクトリのフルパスは「C:\Program Files\Hitachi\COBOL2002 64bit\BIN」です。

最大1,024文字まで入力できます。

ディレクトリのフルパスがこのコンボボックスに収まらず、入力が困難な場合、COBOLカバレージ表示コマンドパス入力ダイアログ表示ボタンを押下して、コマンドパス入力ダイアログを表示させてください。

最新10件の入力履歴から、ディレクトリのフルパスを選択できます。履歴は、接続先ごとに記録されます。

接続先未選択時の初期値は、""(空白)です。

接続先選択時の初期値は、その接続先に対して最後に入力したディレクトリのフルパスです。

(3)

COBOLカバレージ表示コマンドパス入力ダイアログ表示ボタン

接続先のCOBOLカバレージ表示コマンド格納ディレクトリのフルパスを入力するためのダイアログを表示します。

詳細は、「表1‒16 COBOLカバレージ表示[コマンドパス入力]ダイアログ」を参照してください。

(4)

入力ディレクトリパス入力コンボボックス

接続先のプログラム情報ファイル格納ディレクトリのフルパスを入力、または過去に入力した履歴から選択します。

最大1,024文字まで入力できます。

ディレクトリのフルパスがこのコンボボックスに収まらず、入力が困難な場合、入力ディレクトリ入力ダイアログ表示ボタンを押下して、入力ディレクトリ入力ダイアログを表示させてください。

最新10件の入力履歴から、ディレクトリのフルパスを選択できます。履歴は、接続先ごとに記録されます。

接続先未選択時の初期値は、""(空白)です。

接続先選択時の初期値は、その接続先に対して最後に入力したディレクトリのフルパスです。

(5)

入力ディレクトリ入力ダイアログ表示ボタン

接続先のプログラム情報ファイル格納ディレクトリのフルパスを入力するためのダイアログを表示します。

詳細は、「表1‒17 [入力ディレクトリ入力]ダイアログ」を参照してください。

(6)

出力ディレクトリパス入力コンボボックス

接続先のカバレージ情報出力ディレクトリのフルパスを入力、または過去に入力した履歴から選択します。

最大1,024文字まで入力できます。

ディレクトリのフルパスがこのコンボボックスに収まらず、入力が困難な場合、出力ディレクトリ入力ダイアログ表示ボタンを押下して、出力ディレクトリ入力ダイアログを表示させてください。

最新10件の入力履歴から、ディレクトリのフルパスを選択できます。履歴は、接続先ごとに記録されます。

接続先未選択時の初期値は、""(空白)です。

接続先選択時の初期値は、その接続先に対して最後に入力したディレクトリのフルパスです。

(7)

出力ディレクトリ入力ダイアログ表示ボタン

接続先のカバレージ情報出力ディレクトリのフルパスを入力するためのダイアログを表示します。

詳細は、「表1‒18 [出力ディレクトリ入力]ダイアログ」を参照してください。

(8)

コマンド実行ボタン

カバレージ情報を表示するために、カバレージ統計情報画面が表示されます。

カバレージ統計情報画面については、「1.8.5 カバレージ情報の表示(カバレージ統計情報)」を参照してください。

次のフォームの値を履歴として記録します。10件を超えた履歴は、最後に使用した日時が古い履歴から順に削除されます。

  • COBOLカバレージ表示コマンドパス入力コンボボックス

  • 入力ディレクトリパス入力コンボボックス

  • 出力ディレクトリパス入力コンボボックス

(9)

コンソール出力クリアボタン

コンソール出力エリアに表示された出力をクリアします。

(10)

コンソール出力エリア

コマンド失敗時に、失敗時(1)のメッセージのどれかが表示されたあと、失敗時(2)のメッセージが表示されます。

失敗時(1)

  • 接続先サーバでのコマンドの実行に失敗しました。理由コード=aa…aa,ホスト名=bb…bb,コマンド=(cc…cc),詳細コード=dd…dd

    aa…aa:失敗要因

    bb…bb:ホスト名

    cc…cc:入力したコマンド

    dd…dd:トラブルシュートで使用する情報

  • 接続先サーバからのファイルのダウンロードに失敗しました。理由コード=aa…aa,ホスト名=bb…bb,ファイル名=(cc…cc),詳細コード=dd…dd

    aa…aa:失敗要因

    bb…bb:ホスト名

    cc…cc:ダウンロード対象のファイル名

    dd…dd:トラブルシュートで使用する情報

  • 一時ファイルへのアクセスに失敗しました。理由コード=aa…aa,ホスト名=bb…bb,コマンド=(cc…cc),詳細コード=dd…dd

    aa…aa:失敗要因

    bb…bb:ホスト名

    cc…cc:入力したコマンド

    dd…dd:トラブルシュートで使用する情報

失敗時(2)

  • カバレージ表示コマンドが標準エラー出力に出力したエラーメッセージ

COBOLカバレージ表示[コマンドパス入力]ダイアログ
図1‒45 COBOLカバレージ表示[コマンドパス入力]ダイアログ

[図データ]

表1‒16 COBOLカバレージ表示[コマンドパス入力]ダイアログ

図中の番号

名称

説明

(1)

コマンドパス入力テキストボックス

接続先のCOBOLカバレージ表示コマンド格納ディレクトリのフルパスを入力します。

COBOLカバレージ表示コマンドが格納されているディレクトリのフルパスは「COBOL2002インストールフォルダ\BIN」です。例えば、COBOL2002が、デフォルトのインストール先である「C:\Program Files\Hitachi\COBOL2002 64bit」にインストールされている場合、COBOLカバレージ表示コマンドが格納されているディレクトリのフルパスは「C:\Program Files\Hitachi\COBOL2002 64bit\BIN」です。

最大1,024文字まで入力できます。

(2)

OKボタン

コマンドパス入力テキストボックスの値を反映します。

(3)

キャンセルボタン

コマンドパス入力テキストボックスに入力した値を反映しないで、ダイアログを閉じます。

入力ディレクトリ入力]ダイアログ
図1‒46 [入力ディレクトリ入力]ダイアログ

[図データ]

表1‒17 [入力ディレクトリ入力]ダイアログ

図中の番号

名称

説明

(1)

入力ディレクトリパス入力テキストボックス

接続先のプログラム情報ファイル格納ディレクトリのフルパスを入力します。

最大1,024文字まで入力できます。

(2)

OKボタン

入力ディレクトリパス入力テキストボックスの値を反映します。

(3)

キャンセルボタン

入力ディレクトリパス入力テキストボックスに入力した値を反映しないで、ダイアログを閉じます。

入力ディレクトリおよびそのサブディレクトリに、同名のプログラム情報ファイルを格納しないでください。

[出力ディレクトリ入力]ダイアログ
図1‒47 [出力ディレクトリ入力]ダイアログ

[図データ]

表1‒18 [出力ディレクトリ入力]ダイアログ

図中の番号

名称

説明

(1)

出力ディレクトリパス入力テキストボックス

接続先のカバレージ情報出力ディレクトリのフルパスを入力します。

最大1,024文字まで入力できます。

(2)

OKボタン

出力ディレクトリパス入力テキストボックスの値を反映します。

(3)

キャンセルボタン

出力ディレクトリパス入力テキストボックスに入力した値を反映しないで、ダイアログを閉じます。