1.5.1 フレームワーク機能とは
システムテスト支援では、テスト時の一連の流れ、及びテストで共通する部分をフレームワークとして提供します。ユーザは、最低限必要となる通信プロトコル固有処理(電文組立て等)のみ開発しプラグインとして登録することで、ユーザ独自プロトコルのテストを容易に行うことができます。
本機能によるテストは、以下の3フェーズから構成されます。
電文作成フェーズ
テスト準備を行うフェーズです。本番環境の電文を使用してテストする場合、本フェーズにより電文を収集します。電文を直接作成する場合は本フェーズを省略できます。
本番環境の電文をキャプチャし電文ファイルに格納します。電文ファイルはテスト実行フェーズで使用します。
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本番環境からキャプチャしたパケットを組立て、要求電文/応答電文を作成する。
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電文をテスト用に編集し、電文ファイルに格納する。
テスト実行フェーズ
実際にテストを行うフェーズです。
電文ファイル内の要求/応答電文を使用してテスト対象システムのテストを実行します。テスト方法としては、電文ファイル内の電文を格納順に順次テストする逐次実行モードと、電文ファイル内の電文をユーザが任意に選択/増幅してテストするシナリオモードがあります。
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電文ファイルから要求電文と応答電文(既存)を取得しテスト用電文を選択する。
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取得した要求電文をテスト対象システムへ送信する。非応答型又は送信失敗時は4.を実行する。
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テスト対象システムから受信したパケットを組立て、応答電文(テスト)を作成する。
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要求電文と応答電文を基にテスト結果を判定し、テスト結果を結果ファイルに格納する。結果ファイルが蓄積ファイル、かつ、テスト結果が異常だった場合、エラー情報をエラー情報ファイルに出力する。
バッチ実行フェーズ
バッチ処理によるテストを行うフェーズです。
電文ファイル等は使用せず、ユーザが任意の内容でテストを実行します。
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バッチ実行に必要なプラグインの初期化処理をする。
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テストを実行する。
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テスト終了時のプラグインの後処理をする。