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COBOL2002 Professional Tool Kit データ影響波及分析ガイド


12.1.1 データ影響波及分析で対象とするCOBOLの要素

データ影響波及分析では,次に示すCOBOLの要素をプログラムとして扱います。

COBOLソースファイルがクラス定義またはインタフェース定義を含むときは,データ影響波及分析の処理ではそれらのソース要素は無視されます。エラーメッセージも表示されません。

また,プログラムおよび利用者定義関数に記載されたINVOKE文やオブジェクトプロパティ参照も,影響2項関係の抽出処理では無視されます。ただし,影響波及元コードや影響波及先コードとしては表示されます。

データ影響波及分析の対象になるCOBOLデータから選択または表示できる内容を次に示します。

データ項目の場合
  • 調査対象データ項目として選択できます。ただし,FILLER項目を除きます。

  • 影響波及データ項目(影響波及元データ項目と影響波及先データ項目)一覧に表示できます。

  • 影響波及関連図で影響波及元データ項目や影響波及先データ項目として表示できます。

データ項目以外の場合
  • 影響波及関連図で影響波及データ(影響波及元データと影響波及先データ)として表示できます。

  • ユーザ資産項目(データベースの表および列,または物理ファイル)のときは,調査対象データ項目として選択できます。