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COBOL2002 Professional Tool Kit COBOLソース解析ガイド


7.4.4 [セクション階層図]画面

節の呼び出しの階層を表示する画面です。

[プログラム詳細]画面右上の「セクション階層図」のリンクをクリックすると表示されます。

また,[プログラム詳細]画面の「セクション一覧」の「節名」のリンクをクリックすると表示されます。この場合,節名に対応する節ノードは,[セクション階層図]画面の最上部に表示されます。

セクション階層図の構成を次の図に示します。共通節とは,呼出元の節が2つ以上ある節のことです。

注意事項

[プログラム詳細]画面の「セクション一覧」で[手続き名(節名/段落名)]の「節名」をクリックして[セクション階層図]画面を表示した際,画面にページ末尾のラインが表示されている場合は,節名に対応する節ノードが[セクション階層図]画面の最上部に位置付いていないことがあります。該当する節ノードは[セクション階層図]画面内に表示されますが,ページ末尾が表示されていることで,表示位置より上にスクロールできないためです。

図7‒35 セクション階層図の構成

[図データ]

階層のルートノードには,手続き部先頭の節,およびどのPERFORM文からも呼び出されていない節が,節見出しの出現順に表示されます。各節のノードでは,ファイルおよび表(DB)のアクセス情報が付属情報として表示され,PERFORM文で呼び出す節が子ノードとして表示されます。子ノードが複数ある場合は,PERFORM文の出現順に表示されます。

子ノードの節が共通節でない場合は,その節の先の階層も表示されます。子ノードの節が共通節の場合は終端となり,節の先の階層は表示されませんが,「共通節名」をクリックすると,共通節をルートノードとする[セクション階層図(共通節)]画面に遷移します。

図7‒36 セクション階層図

[図データ]

図7‒37 共通節をルートとするセクション階層図

[図データ]

[節名]

プログラムの手続き部の節の名称です。

「節名」をクリックすると,[ソース表示(COPY展開後)]画面の節見出しの行に遷移します。

[共通節名(ルートノード)]

共通節(呼出元の節が2つ以上ある節)の名称です。

「共通節名(ルートノード)」をクリックすると,[ソース表示(COPY展開後)]画面の節見出しの行に遷移します。

[共通節名(終端ノード)]

呼出元の節から呼び出されている共通節の名称です。

「共通節名(終端ノード)」をクリックすると,共通節をルートとする別の[プログラム階層図(共通プログラム)]画面に遷移します。

[節コメント行の文字列]

節コメント(手続き部の節の機能を要約するコメント)の文字列です。

[解析生成オプション設定]画面の[節コメント抽出]タブで[節コメントを抽出する]にチェックすると,条件に従って抽出されたコメントが表示されます。[節コメント抽出]タブについては,「5.2.4 [節コメント抽出]タブ」を参照してください。

[ファイル名]

節内の入出力文で使用されているファイル名です。

「ファイル名」をクリックすると,システム全体の情報の[ファイル詳細]画面に遷移します。

[アクセス種別(ファイル)]

ファイルを使用している節内の入出力文です。表示される文字を次に示します。複数の入出力文で使用している場合は,R/RWのように「/」で区切って表示されます。

  • R:READ

  • W:WRITE

  • RW:REWRITE

  • D:DELETE

[表名]

節内の埋め込みSQL文で使用されている表名です。

「表名」をクリックすると,システム全体の情報の[表(DB)詳細]画面に遷移します。

[アクセス種別(表)]

節内の表操作の入出力種別(CRUD操作種別)です。表示される文字の意味を次に示します。

  • C

    生成(Create)の表操作(INSERT文)です。

  • R

    読み取り(Read)の表操作(SELECT/FETCH/問合せを実行するSQL文)です。

  • U

    更新(Update)の表操作(UPDATE文)です。

  • D

    削除(Delete)の表操作(DELETE/PURGE/TRUNCATE/DROP TABLE文)です。