付録B.3 -SQLAutoCopyコンパイラオプション
-SQLAutoCopyコンパイラオプションについて説明します。
COBOL言語用SQLプリプロセサのUAPソースファイルの場合,次のどちらかに該当するCOBOLソースファイルはコンパイルエラーになるため,解析できません。
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SQLCODE変数,SQLSTATE変数,SQL連絡領域(SQLCA)またはSQL記述領域(SQLDA)をCOBOLプログラム内で参照しているが,明示的な埋め込みSQL宣言がない
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SQL TYPE句を使用している
コンパイルエラーを回避するためには,ソース解析プロジェクトの解析生成オプションを次のように変更します。
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SQL連絡領域(SQLCA)やSQL記述領域(SQLDA)の登録集原文ファイルを用意して,登録集原文ファイルのパス名を環境変数CBLLIBに設定します。
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COBOL2002のコンパイラオプションに-SQLAutoCopyコンパイラオプションを追加します。
(1) 形式
-SQLAutoCopy -noSQLAutoCopy
(2) 機能
-SQLAutoCopy
埋め込みSQL文を含むCOBOLソースファイルの場合,「WORKING-STORAGE SECTION.」のあとに,「INCLUDE CBLAUTOSQLCOPY.」を仮定します。
-noSQLAutoCopy
-SQLAutoCopyコンパイラオプションの指定を打ち消します。
(3) 注意事項
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次のどれかのコンパイラオプションを指定すると,-SQLAutoCopyコンパイラオプションは無効になります。
-StdMIA -Std85 -Std2002