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COBOL2002 Professional Tool Kit COBOLソース解析ガイド


8.2.4 ファイル一覧

ファイル管理記述項のSELECT句で宣言されたファイル名の一覧です。

出力ファイル名を次に示します。

ファイル一覧.csv

フォーマットを次に示します。

"プロジェクト名","プログラム名","ファイル名","READ","WRITE","REWRITE","DELETE","使用有無","GLOBAL","EXTERNAL","定義元ソースファイル名","パス名"

フォーマットの各項目に出力される内容を次に示します。

[プロジェクト名]

解析対象のプロジェクト名です。

[プログラム名]

プログラム名です。

[ファイル名]

ファイル管理記述項のSELECT句で指定したファイル名です。

[READ]

ファイルを参照している入出力文がREAD文かどうかを「TRUE」または「FALSE」で示します。

  • TRUE

    READ文で参照されています。

  • FALSE

    READ文で参照されていません。

[WRITE]

ファイルを参照している入出力文がWRITE文かどうかを「TRUE」または「FALSE」で示します。

  • TRUE

    WRITE文で参照されています。

  • FALSE

    WRITE文で参照されていません。

[REWRITE]

ファイルを参照している入出力文がREWRITE文かどうかを「TRUE」または「FALSE」で示します。

  • TRUE

    REWRITE文で参照されています。

  • FALSE

    REWRITE文で参照されていません。

[DELETE]

ファイルを参照している入出力文がDELETE文かどうかを「TRUE」または「FALSE」で示します。

  • TRUE

    DELETE文で参照されています。

  • FALSE

    DELETE文で参照されていません。

[使用有無]

ファイルの使用有無です。

  • 使用

    プログラムの実行でファイルまたはレコードが参照されています。

  • 未使用

    プログラムの実行でファイル,レコードの両方とも参照されていません。

[GLOBAL]

GLOBAL句の指定有無を「TRUE」または「FALSE」で示します。

  • TRUE

    GLOBAL句が指定されています。

  • FALSE

    GLOBAL句は指定されていません。

[EXTERNAL]

EXTERNAL句の指定有無を「TRUE」または「FALSE」で示します。

  • TRUE

    EXTERNAL句が指定されています。

  • FALSE

    EXTERNAL句は指定されていません。

[定義元ソースファイル名]

ファイル名の定義元のCOBOLソースファイル名です。

[パス名]

COBOLソースファイルが格納されているフォルダのパスです。

CSVファイルの出力例

"プロジェクト名","プログラム名","ファイル名","READ","WRITE","REWRITE","DELETE","使用有無","GLOBAL","EXTERNAL","定義元ソースファイル名","パス名"
"入出庫管理システム","RC340_INPUT","FC370","TRUE","FALSE","FALSE","FALSE","使用","FALSE","FALSE","入力処理.cbl","C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
"入出庫管理システム","RC340_SND","FC360","FALSE","FALSE","FALSE","FALSE","未使用","FALSE","FALSE","出荷処理.cbl","C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
"入出庫管理システム","RC340_SND","FC380","TRUE","FALSE","FALSE","FALSE","使用","FALSE","TRUE","出荷処理.cbl","C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
"入出庫管理システム","RC340_UPD","FC370","TRUE","FALSE","FALSE","FALSE","使用","FALSE","FALSE","制御処理.cbl","C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
注意事項
  • ファイル一覧は,[プログラム名]で昇順にソートされて出力されます。なお,同じプログラム内では,[ファイル名]で昇順にソートされて出力されます。

  • デッドコード候補の制御が渡らない文や手続きだけから参照されている場合,および未使用プログラムのファイルの場合,[READ],[WRITE],[REWRITE]および[DELETE]には「参照」,[使用有無]には「未使用」が出力されます。

  • 解析でエラーが出力されたCOBOLソースファイルの場合,ファイル一覧にはファイル情報が出力されないか,または古いCOBOLソースファイルのファイル情報が出力されます。