Hitachi

COBOL2002 Professional Tool Kit　COBOLソース解析ガイド

8.2.1　COBOLソースファイル一覧

COBOLソース解析に登録されたCOBOLソースファイルと，登録集原文ファイルの一覧です。

出力ファイル名を次に示します。

COBOLソースファイル一覧.csv

フォーマットを次に示します。

"プロジェクト名","ファイル種別","COBOLソースファイル名","使用有無","総行数","有効行数","コメント行数","パス名"

フォーマットの各項目に出力される内容を次に示します。

［プロジェクト名］

解析対象のプロジェクト名です。

［ファイル種別］

ファイルの種別です。出力される文字の意味を次に示します。

  • プログラム

    COBOLソースファイル

  • 登録集

    登録集原文ファイル

［COBOLソースファイル名］

COBOLソースファイル名，または，登録集原文ファイル名です。

解析対象プロジェクト内でファイル名が重複する場合は，同じファイル名が連続して表示されます。重複するファイルのそれぞれの格納場所は，［パス名］で確認してください。

［使用有無］

COBOLソースファイルまたは登録集原文ファイルの使用有無です。出力される文字の意味を次に示します。

  • 使用

    COBOLソースファイルまたは登録集原文ファイルは使用されています。

  • 未使用

    COBOLソースファイルの場合

    　COBOLソースファイル内のすべてのプログラムが未使用です。デッドコードのCALL文だけから呼ばれるプログラムは未使用として扱います。

    登録集原文ファイルの場合

    　プロジェクトのどのCOBOLソースファイルからも参照されていません。

    　解析生成オプションの環境変数CBLLIBに指定された登録集原文ファイルの検索フォルダの中から，COBOLソースファイルで参照されない登録集原文ファイルが未使用の登録集原文ファイルとして抽出されます。

  • 主

    ［解析生成オプション設定］画面の［主プログラム指定］タブの指定によって主プログラムと認識されたプログラムを含むCOBOLソースファイルです。

  • エラー

    エラーが検出されたCOBOLソースファイルです。または，登録集原文の取り込み失敗で警告エラーが検出されたCOBOLソースファイルです。

［総行数］

COBOLソースファイルまたは登録集原文ファイルの総行数（COPY文展開前）です。

［有効行数］

総行数からコメント行数を引いた値（COPY文展開前）です。

［コメント行数］

COBOLソースファイルまたは登録集原文ファイルのコメント行と注記項の総数です（COPY文展開前）。コメント行の行数カウントについては，「7.6.2　ソース表示の色と行数カウント」を参照してください。

［パス名］

COBOLソースファイルまたは登録集原文ファイルが格納されているフォルダのパスです。

CSVファイルの出力例

"プロジェクト名","ファイル種別","COBOLソースファイル名","使用有無","総行数","有効行数","コメント行数","パス名"
"入出庫管理システム","プログラム","オプション処理１.cbl","主",22,11,11,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
"入出庫管理システム","プログラム","オプション処理２.cbl","主",24,13,11,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
"入出庫管理システム","プログラム","オプション処理３.cbl","主",21,13,8,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
"入出庫管理システム","プログラム","チェック処理.cbl","主",115,100,15,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
"入出庫管理システム","プログラム","メニュー画面.cbl","主",64,51,13,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
"入出庫管理システム","プログラム","出荷処理.cbl","主",283,201,82,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
"入出庫管理システム","プログラム","詳細チェック処理.cbl","主",211,152,59,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
"入出庫管理システム","プログラム","制御処理.cbl","主",269,199,70,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
"入出庫管理システム","プログラム","転送処理.cbl","主",335,256,79,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
"入出庫管理システム","プログラム","入力処理.cbl","主",218,159,59,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム"
"入出庫管理システム","登録集","ACCTCD.CBL","使用",2,2,0,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム\COPY登録集"
"入出庫管理システム","登録集","FC351DT.CBL","使用",3,3,0,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム\COPY登録集"
"入出庫管理システム","登録集","FC370.CBL","使用",15,15,0,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム\COPY登録集"
"入出庫管理システム","登録集","FC380.CBL","使用",4,4,0,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム\COPY登録集"
"入出庫管理システム","登録集","FGC301.CBL","使用",17,17,0,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム\COPY登録集"
"入出庫管理システム","登録集","GC351.CBL","使用",9,9,0,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム\COPY登録集"
"入出庫管理システム","登録集","GC351DT.CBL","使用",3,3,0,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム\COPY登録集"
"入出庫管理システム","登録集","GC351ERR.CBL","使用",16,16,0,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム\COPY登録集"
"入出庫管理システム","登録集","PRCCD.CBL","使用",5,5,0,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム\COPY登録集"
"入出庫管理システム","登録集","RC340.CBL","使用",17,17,0,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム\COPY登録集"
"入出庫管理システム","登録集","SQLCA.COB","使用",12,11,1,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム\COPY登録集"
"入出庫管理システム","登録集","WK.CBL","使用",4,4,0,"C:\入出荷管理システム\入出荷管理システム\COPY登録集"
"入出庫管理システム","登録集","XDMDCMSG.COB","未使用",13,10,3,"C:\Program Files\Hitachi\COBOL2002\COPY"
注意事項

  • 未使用のCOBOLソースファイルからだけCOPY文展開される登録集原文は，デッドコードと見なして［使用有無］に「未使用」と出力されます。

  • デッドコードとなるスタックコンパイルのプログラムからだけCOPY文展開される登録集原文であっても，展開元のCOBOLソースファイルが使用されていれば，その登録集原文は［使用有無］に「使用」と出力されます。

  • どのCOBOLソースファイルからもCOPY文展開されない登録集原文は，［使用有無］に「未使用」と出力されます。

  • COBOLソースファイル一覧は，［ファイル種別］と［COBOLソースファイル名］でソートされて出力されます。［ファイル種別］は，「プログラム」「登録集」の順に，［COBOLソースファイル名］は，昇順にソートされます。

関連項目

ページの先頭へ

商品名称に関する表示

All Rights Reserved. Copyright (C) 2017, 2021, Hitachi, Ltd.