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COBOL2002 Professional Tool Kit COBOLソース解析ガイド


7.6.2 ソース表示の色と行数カウント

ソース表示のソースコードの文字色と,行数カウント(有効行数とコメント行数)の説明です。

次に示すドキュメントのソース表示の色と行数カウントについて次の表に示します。

表7‒4 ソース表示の色と行数カウント(その1)

項番

行の種類

カウント

1

固定形式正書法で,7カラムが「*」または「/」の行

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

2

自由形式正書法で,1カラムが「*」または「/」の行

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

3

固定形式正書法で,7カラムが「$」の行

-CmDolオプションあり

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

4

-CmDolオプションなし

ほかの規則に従う

5

固定形式正書法で,1カラムが「*」の行

-CmAsterオプションあり

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

6

-CmAsterオプションなし

ほかの規則に従う

7

固定形式正書法で,7カラムが「D」または「d」の行

-DebugLineオプションあり

ほかの規則に従う

8

-DebugLineオプションなし

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

9

自由形式正書法で,1カラムから「D△」または「d△」で始まる行

-DebugLineオプションあり

ほかの規則に従う

10

-DebugLineオプションなし

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

11

デバッグ指示子

「>>D」で始まる行

-DebugLineオプションあり

ほかの規則に従う

12

-DebugLineオプションなし

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

13

空白行

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

14

翻訳指令行(「>>」で始まる行)

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

15

条件翻訳の無効行

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

16

注記指示子

「*>」で始まる行

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

17

有効な構文の後の「*>」

行全体を黒色

有効行数としてカウント

18

注記項の行(AUTHORなどの注記項段落の行も含む)

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

19

有効行(上記以外の行)

行全体を黒色

有効行数としてカウント

(凡例)

△:1個の半角空白,全角空白,タブまたは改行を示します。

注※

指定された条件だけでは,行種別が決定しません。そのため,ほかの項番(行の種類)の規則に従います。

例)

「*>」で始まる行のとき,色は「行全体を緑色」,カウントは「コメント行数としてカウント」です。注記項の行のとき,色は「行全体を緑色」,カウントは「コメント行数としてカウント」です。

有効な構文(DISPLAY文など)があるとき,色は「行全体を黒色」,カウントは「有効行数としてカウント」になります。

次に示すドキュメントのソース表示の色と行数カウントについて次の表に示します。

表7‒5 ソース表示の色と行数カウント(その2)

項番

行の種類

カウント

1

固定形式正書法で,7カラムが「*」または「/」の行

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

2

自由形式正書法で,1カラムが「*」または「/」の行

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

3

固定形式正書法で,7カラムが「$」の行

-CmDolオプションあり

ほかの規則に従う

4

-CmDolオプションなし

5

固定形式正書法で,1カラムが「*」の行

-CmAsterオプションあり

ほかの規則に従う

6

-CmAsterオプションなし

7

固定形式正書法で,7カラムが「D」または「d」の行

-DebugLineオプションあり

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

8

-DebugLineオプションなし

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

9

自由形式正書法で,1カラムから「D△」または「d△」で始まる行

-DebugLineオプションあり

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

10

-DebugLineオプションなし

行全体を緑色

コメント行数としてカウント

11

デバッグ指示子

「>>D」で始まる行

-DebugLineオプションあり

行全体を黒色

「>>D」以降を緑色

コメント行数としてカウント

12

-DebugLineオプションなし

行全体を黒色

「>>D」以降を緑色

コメント行数としてカウント

13

空白行

行全体を黒色

コメント行数としてカウント

14

翻訳指令行(「>>」で始まる行)

行全体を黒色

「>>」以降を緑色

コメント行数としてカウント

15

条件翻訳の無効行

行全体を黒色

有効行数としてカウント

16

注記指示子

「*>」で始まる行

行全体を黒色

「*>」以降を緑色

コメント行数としてカウント

17

有効な構文の後の「*>」

行全体を黒色

「*>」以降を緑色

有効行数としてカウント

18

注記項の行(AUTHORなどの注記項段落の行も含む)

行全体を黒色

有効行数としてカウント

19

有効行(上記以外の行)

行全体を黒色

有効行数としてカウント

(凡例)

△:1個の半角空白,全角空白,タブまたは改行を示します。

行の種類の固定形式正書法または自由形式正書法は,ファイルの拡張子で判断します。判断できない場合は,固定形式正書法と見なしてドキュメントを処理します。

注※

指定された条件だけでは,行種別が決定しません。そのため,ほかの項番(行の種類)の規則に従います。

例)

「*>」で始まる行のとき,色は「「*>」以降を緑色」,カウントは「コメント行数としてカウント」です。注記項の行のとき,色は「行全体を黒色」,カウントは「有効行数としてカウント」です。

有効な構文(DISPLAY文など)があるとき,色は「行全体を黒色」,カウントは「有効行数としてカウント」になります。

ソース表示のソースコードの文字色の表示例

コンパイラオプション-Compati85,Allを指定して解析・生成したソース表示とソース表示(COPY展開後)のソースコードの文字色を次に示します。

解析対象のCOBOLプログラムは次のとおりです。なお,6行を除く3〜8行は注記項の行です。3行は「ENVIRONMENT」の途中の「N」がなくて「ENVIROMENT」になっているため,部の見出しになりません。A領域から始まる部の見出しが現れる9行の直前の8行までを注記項の行とします。

[図データ]

例1 「ソース表示」のソースコードの文字色

[図データ]

例2 「ソース表示(COPY展開後)」のソースコードの文字色

17行は,-CmAsterオプションありのときは,行全体が緑色になります。

18行は,-CmDolオプションありのときは,行全体が緑色になります。

21,22,31行は,-DebugLineオプションありのときは,行全体が黒色になります。

23行のDEFINE指令がないとき,25行は行全体が緑色になり,27行は行全体が黒色になります。

[図データ]