4.1 バッチモードでCOBOLソース解析を実行する
COBOLソース解析のGUIを使用しないで,コマンドラインからCOBOLソース解析を実行するバッチモードの手順です。
バッチモードでは,解析生成オプションの設定を除き,コマンドプロンプト上でCOBOLソース解析の操作を実行できます。GUIで操作できない次の作業や,大量のCOBOLプログラムを定期的に解析する,COBOLプログラムとソース解析情報を常に一致させるなど,GUIでの操作をしないで一括で実行するときに使用します。
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ソース解析プロジェクトの名称の変更
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ソース解析プロジェクトの解析生成オプションのインポート/エクスポート
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ソース解析プロジェクト内のすべてのCOBOLソースファイルの解析/生成
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ソース解析用データベースの初期化
作業の手順
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Windowsのコマンドプロンプトを起動します。
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次に示すcblcsaコマンドで,COBOLソース解析の実行の対象となるソース解析プロジェクトを作成します。
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 -Create
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解析生成オプションを設定します。
次の手順で解析生成オプションを設定します。ソース解析プロジェクトが開発マネージャ上で作成されている場合は,開発マネージャの[ツール]−[COBOLソース解析]−[設定]でも設定できます。
1. ソース解析プロジェクトからソース解析オプションファイルを取得する。
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 -ExportOption ソース解析オプションファイル名
2. [解析生成オプション設定]画面を開いて,ソース解析オプションファイルの内容を編集する。
cblcsaSetOptions -OptionFile ソース解析オプションファイル名
3. ソース解析オプションファイルの変更をソース解析プロジェクトに登録する。
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 -ImportOption ソース解析オプションファイル名
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解析対象のCOBOLソースファイルを登録します。
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 -Add {-Source ソースファイル名〔;ソースファイル名〕…|-SourceFolder ソースフォルダ名〔;ソースフォルダ名〕…}
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COBOLソース解析を実行します。
cblcsa -Project ソース解析プロジェクト名 〔-Analyzer{ALL|AUTO}〕 〔-LogFolder 解析ログおよび操作ログの出力先フォルダ〕
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実行後の結果を確認します。
バッチモードでは,標準エラー出力に次の情報が表示されます。
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解析状況
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生成状況
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実行結果
コマンドラインオプションに-LogFolderを指定した場合は,指定した出力先フォルダに解析ログおよび操作ログが出力されます。
- 注意事項
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バッチモードで作成したソース解析プロジェクトを開発マネージャから操作する場合,ソース解析プロジェクトの使用開始をしても,解析結果を参照する開発マネージャのメニューは活性化しません。開発マネージャでソース解析プロジェクトの使用開始,解析生成オプションの設定,およびCOBOLソース解析の実行を行ってください。
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関連項目