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COBOL2002 XML連携機能ガイド


1.1.2 XML連携機能

XML連携機能は,XMLドキュメントにアクセスするCOBOLプログラム(以降,XML対応COBOLプログラムと呼びます)を作成するために使用します。

XML連携機能を使うと,COBOLのデータ項目とXMLドキュメント中のXML要素を対応づけられます。COBOLプログラムでは,XML要素に対応づけられたCOBOLのデータ項目(XMLアクセス用データ定義)を操作することで,XML要素の値を読み込んだり,XML要素に値を書き出したりできます。また,実際のXMLドキュメントへアクセスするには,XML連携機能が生成する副プログラム(XMLアクセスルーチン)を呼び出します。XMLアクセスルーチンは,XML連携機能の実行時ライブラリを使って,XMLドキュメントへアクセスします。

図1-2に,XML連携機能およびXML連携機能の実行時ライブラリの提供する機能について示します。

図1‒2 XML連携機能およびXML連携実行時ライブラリの機能

[図データ]