付録G　XML連携機能のXMLドキュメントの文字エンコーディングと文字コード

XML連携機能では，複数のXMLドキュメントの文字エンコーディングと複数の文字コードをサポートします。cblxmlコマンドとXMLアクセス用実行時ライブラリが使用するXMLドキュメントの文字エンコーディングとファイルの文字コードの関連を図G-1，図G-2に示します。

図G‒1　cblxmlコマンドが入出力するファイルとメッセージ

注意事項

1. （UNIXの場合）cblxmlコマンドによるXMLアクセスルーチン（COBOLソース）を生成する場合と，XML連携機能を使用した実行可能ファイルを実行する場合の環境変数LANGの設定値は同じでなければなりません。もし，環境変数LANGの設定値が異なる場合は動作は保証しません。

2. （AIXの場合）Unicode機能を使用する場合，環境変数LANGはシフトJISを設定しなければなりません。シフトJIS以外を設定した場合はエラーが出力されます。

3. （Linuxの場合）環境変数LANGはUTF-8を設定しなければなりません。UTF-8以外を設定した場合はエラーが出力されます。

図G‒2　XMLライブラリが入出力するファイルとメッセージ

注意事項

1. （Windowsの場合）入力したXMLドキュメントの内容をシフトJISに変更してCOBOLのデータ項目に格納します。

   （UNIXの場合）入力したXMLドキュメントの内容を環境変数LANGの設定値に従って，文字コードを変更してCOBOLのデータ項目に格納します。

   Unicode機能を使用する場合，英数字項目をUTF-8，日本語項目をUTF-16に変更してCOBOLのデータ項目に格納します。

2. （Windowsの場合）COBOLデータ項目に格納された値をシフトJISとみなし，XMLドキュメントの文字エンコーディングに合わせて変更して出力します。

   （UNIXの場合）COBOLデータ項目に格納された値を環境変数LANGの設定値に従った文字コードとみなし，XMLドキュメントの文字エンコーディングに合わせて変更して出力します。

   Unicode機能を使用する場合，英数字項目をUTF-8，日本語項目をUTF-16とみなし，XMLドキュメントの文字エンコーディングに合わせて変更して出力します。

〈この節の構成〉

• 付録G.1　XMLドキュメントの文字エンコーディング

• 付録G.2　文字コード