COBOL2002 Javaプログラム呼び出し機能ガイド


6.2 実行時環境変数

ここでは,実行時環境変数について説明します。

環境変数は次に示す形式で説明します。

環境変数名=環境変数の値
環境変数の値に関する注意事項
  • 環境変数の値が固定値の場合,大文字と小文字は等価とみなします。

  • 空白を含むパス名など,環境変数の値の一部に空白を指定する場合,引用符(")で囲まないでください。引用符を指定した場合,環境変数の値の一部として取り扱います。

実行時環境変数の一覧を次の表に示します。

表6‒10 実行時環境変数の一覧

項番

実行時環境変数

機能

1

CBLJRTBIGENDIAN

ビッグエンディアン形式で取り扱うバイナリデータの種類を指定する。

2

CBLJRTDUMP

デバッグ情報を出力するデバッグ情報ファイルのパス名を指定する。

3

CBLJRTDUMP_MAXSIZE

デバッグ情報を出力するデバッグ情報ファイルの最大サイズを指定する。

4

CBLJRTERR

実行時エラー情報ファイルの出力有無,および実行時エラー情報の出力先フォルダのパス名を指定する。

5

CBLJRTVMDEFAULTOPTIONS

デフォルトのJava VM起動オプションを指定する。

6

CBLJRTVMOPTIONS

プロセス単位のJava VM起動オプションを指定する。

7

CBLJRTVMOPTLOG

Java VM起動オプション情報の出力先を変更する場合に,出力先フォルダのパス名を指定する。

8

CBLJRTVMOPTLOG_MAXSIZE

Java VM起動オプション情報の出力先ファイルの最大サイズを指定する。

また,Javaプログラム呼び出し機能で使用するCOBOL2002実行時環境変数の一覧を次の表に示します。COBOL2002実行時環境変数については,マニュアル「COBOL2002 ユーザーズガイド」を参照してください。

表6‒11  COBOL2002実行時環境変数の一覧

項番

環境変数名

指定する内容

1

CBLLANG

動作する言語環境(文字コード)を指定する。

2

CBLUNIENDIAN

用途がNATIONALの項目に対するUnicodeのバイトオーダを指定する。

〈この節の構成〉