5.5 環境変数CBLJ2CB_DDUMP
(1) 機能
COBOLアクセス用Beanのsetter/getter呼び出し時のデータ領域の情報を出力する機能です。環境変数またはJavaのシステムプロパティでフォルダ名が設定されない場合,ダンプファイル(引数情報を格納するファイル)は出力されません。機能の詳細については,「7.2 引数情報表示機能」を参照してください。
(2) 指定方法
ダンプファイル出力先フォルダ名とファイルサイズの上限を設定します。
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Windowsの場合
Windowsの環境変数を設定します。
SET CBLJ2CB_DDUMP=フォルダ名[,filesize(nnnn)]
フォルダ名は,ダンプファイル出力先フォルダ名をドライブ名から指定します。
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UNIXの場合
環境変数CBLJ2CB_DDUMPは引用符(")で囲んで指定します。
CBLJ2CB_DDUMP="ディレクトリ名[,filesize(nnnn)]" export CBLJ2CB_DDUMP
ディレクトリ名は,ダンプファイル出力先ディレクトリ名をルートディレクトリ(/)から指定します。
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指定時の規則
filesize(nnnn)を指定する際は,コンマ(,)を付けて指定します。
nnnn:作成するダンプファイルのファイルサイズの上限をMB単位で指定します。
filesizeの指定がない場合,10(MB)を仮定します。
指定可能な範囲は,1〜2000です。範囲外の場合や指定がない場合は,10を仮定します。
(3) 指定例
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Windowsの場合
ファイルサイズの上限を指定しない例 SET CBLJ2CB_DDUMP=c:\users ファイルサイズの上限に100MBを指定した例 SET CBLJ2CB_DDUMP=c:\users,filesize(100)
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UNIXの場合
ファイルサイズの上限を指定しない例 CBLJ2CB_DDUMP="/users" export CBLJ2CB_DDUMP ファイルサイズの上限に100MBを指定した例 CBLJ2CB_DDUMP="/users,filesize(100)" export CBLJ2CB_DDUMP