COBOL2002 使用の手引 操作編


5.4.21 SIMULATE FILE(ファイルシミュレーションの設定)

ファイルのシミュレーションで実行する手続きを指定します。詳細については,「2.2.7 プログラムの単体テスト」の「(3) ファイルシミュレーション」を参照してください。

形式

[図データ]

  • FILE(ファイル名指定)

    シミュレーション対象とするファイル名を指定します。

  • OPENMODE(INPUT | OUTPUT | IO | EXTEND)

    ファイルのオープンモードを指定します。

  • RECORD(記号名〔, … 〕 )

    シミュレーション手続き中で使用する記号名を定義します。記号名は,該当するファイルのレコード名定義に対応します。

  • COUNTER(カウンタ変数)

    カウンタ変数は,プログラムの開始時に0が設定され,シミュレーションが実行されるたびに1ずつ値が増加します。

  • MESSAGE | NOMESSAGE

    シミュレーションの開始を知らせるメッセージを表示するかどうかを指定します。

  • DEFINE 〔 記号名構造定義指定 … 〕 ENDDEFINE

    RECORDオペランドで指定した記号名に対応するデータ名が集団項目のとき,集団項目に所属するデータ名を指定します。詳細については,「5.4.26 レベル番号(記号名構造指定)」を参照してください。

  • 入出力文選択指定

    入出力文で実行する手続きをTDコマンドで指定します。詳細については,「5.4.22 SELECT ACTION(入出力文選択指定)」を参照してください。

  • 繰り返し指定,TDコマンド群

    入出力文で実行する手続きをTDコマンドで指定します。

    繰り返し指定の詳細については,「5.4.25 REPEAT(繰り返し指定)」を参照してください。