COBOL2002 使用の手引 操作編


5.4.20 SIMULATE SUB(副プログラムシミュレーションの設定)

副プログラムシミュレーションで実行する手続きを指定します。詳細については,「2.2.7 プログラムの単体テスト」の「(2) 副プログラムシミュレーション」を参照してください。

形式

[図データ]

  • SUB(プログラム指定)

    シミュレーション対象とするプログラム定義の名前を指定します。

  • 入口名

    ENTRY文で指定される入口点の名前を指定します。

  • USING(記号名〔, … 〕 )

    CALL文のUSINGで指定したデータ項目をシミュレーションの手続きで参照するための記号名を指定します。USINGで指定したデータ項目の順番とUSINGオペランドに指定した記号名の順番が対応します。

  • RETURNING(記号名)

    シミュレーション手続きでRETURNINGに値を設定するための記号名を指定します。

  • COUNTER(カウンタ変数)

    カウンタ変数は,プログラムの開始時に0が設定され,シミュレーションが実行されるたびに1ずつ値が増加します。

  • MESSAGE | NOMESSAGE

    シミュレーションの開始を知らせるメッセージを表示するかどうかを指定します。

  • DEFINE 〔 記号名構造定義指定 … 〕 ENDDEFINE

    USINGまたはRETURNINGオペランドで指定した記号名に対応するデータ名が集団項目のとき,集団項目に所属するデータ名を指定します。詳細については,「5.4.26 レベル番号(記号名構造指定)」を参照してください。

  • 繰り返し指定,TDコマンド群

    プログラムの呼び出しをシミュレーションで実行する手続きをTDコマンドで指定します。

    繰り返し指定の詳細については,「5.4.25 REPEAT(繰り返し指定)」を参照してください。