COBOL2002 操作ガイド


11.3 cbltd2kコマンドの指定形式

形式

[図データ]

-Input

TDコマンド格納ファイル名(.tdi)を指定します。

-SyntaxOnly

TDコマンドの構文解析だけを行い,実行しません。

-Output

結果出力ファイル名(.tdl)を指定します。省略時は,-Inputで指定したTDコマンド格納ファイル名の拡張子を「.tdl」に変更したファイル名とします。

-IncludePath

#INCLUDEコマンドで指定するTDコマンド格納ファイルのフォルダを指定します。省略時は,cbltd2kコマンドで指定したTDコマンド格納ファイルのフォルダを仮定します。cbltd2kコマンドで指定するTDコマンド格納ファイルには適用しません。

-Library

テストデバッグ対象とするDLLファイル名(.dll)を指定します。

-Execute

テストデバッグ対象プログラムを起動するための実行可能ファイル名(.exe)を指定します。

-?

cbltd2kコマンドの構文を表示します。-?を指定すると,ほかの引数はすべて無視されます。

注意事項
  • 引数の指定順序は任意です。ただし,-Executeオプションは,必ず最後に指定します。

  • -Libraryオプションは,引数に複数のファイル名を指定できます。ファイル名を区切るコンマ(,)の前後に空白文字を指定してはいけません。

  • 起動後のカレントフォルダは,cbltd2kコマンドを投入したフォルダです。

  • cbltd2kコマンドのメッセージは,標準エラー出力に出力します。

  • -SyntaxOnlyオプションが指定されていても,#INCLUDEコマンドはTDコマンド格納ファイルの取り込みをし,取り込んだTDコマンド格納ファイル内のTDコマンドの構文解析が行われます。また,#OPTIONコマンドの指定を有効にします。

  • コマンド名,引数は,英大文字,英小文字のどちらでも指定できます。引数の始まりは,ハイフン(-)の代わりにスラント(/)も使用できます。

  • コマンド名だけを指定した場合は,コマンドの構文を表示します。

  • 引数の区切り記号は空白文字とタブです。空白文字とタブを区切り記号としたくないときは,引数をダブルコーテーション(")で囲みます。例えば,空白文字を含むファイル名はファイル名をダブルコーテーション(")で囲んで指定します。

  • 「@コマンドファイル名」の形でコマンドファイルが指定できます。コマンドファイルの内容は,実行時にコマンドラインに変換されます。コマンドファイルはコマンド名よりあとに指定します。

  • 同じ引数を複数指定した場合は,あとに指定した引数のパラメタを有効とします。

  • 引数にパスの付かないファイル名だけを指定した場合は,カレントフォルダのファイルとします。フォルダ名だけを指定した場合は,カレントフォルダ下にあるフォルダとします。相対パスで指定された場合は,カレントフォルダを基準に検索します。

  • コマンドが返すリターン値は,次のとおりです

    リターン値

    内容

    0

    正常終了

    1

    エラー発生による終了

    2

    キー操作の割り込みによる終了

  • -?引数が指定された場合のコマンドの構文は,標準出力に出力されます。それ以外のメッセージは,標準エラー出力に出力されます。