COBOL2002 操作ガイド


10.13.1 データ値の表示

プログラムの中断時に,データの値を表示します。

データ値の表示には,次の2とおりの方法があります。

(a) ソーステキストウィンドウから値を表示したいデータ名を選ぶ方法

  1. ソーステキストウィンドウから値を表示したいデータ名を選ぶ。

    選んだデータ名が選択状態になります。

  2. [データの操作]メニュー,またはポップアップメニューから[データ値の表示]を選ぶ。

    選択したデータ名の型によって,次のどれかのデータ値の表示ダイアログボックスが表示され,手順1.で選択した文字列が表示されます。

    添字が必要なデータ名の場合は,添字を入力するための領域が表示されます。添字が複数個ある場合はコンマ(,)または空白文字で区切って入力します。

    • 通常のデータ,またはバリアントデータの場合

      [図データ]

    • オブジェクト参照データの場合

      [図データ]

    • OLEオブジェクト参照データの場合

      [図データ]

  3. 表示形式を選択して,[OK]ボタンを選ぶ

    モニタウィンドウに値が表示されます。モニタウィンドウが非表示のときは,モニタウィンドウが表示されます。

注意事項
  • 添字を入力する領域には,数字,空白文字,コンマ(,)以外は入力できません。

  • 部分参照を表示することはできません。

  • データ値の表示ダイアログボックスのデータ名の編集領域には,ソーステキストウィンドウで選択した文字列がそのまま表示されます。添字を含んで選択することはできません。

  • 表示形式は,オプション設定のダイアログボックスによって,あらかじめ設定できます。

(b) ソーステキストウィンドウで値を表示したいデータ名をダブルクリックする方法

  1. ソーステキストウィンドウで値を表示したいデータ名をダブルクリックする。

    モニタウィンドウに,ソーステキストウィンドウで選択したデータ名の値が表示されます。

    データに添字の指定が必要な場合は,添字の指定ダイアログボックスが表示されます。

    [図データ]

(c) 添字の設定方法

反復回数には,指定できる添字の最大値が表示されます。

  1. 添字を入力する。

    添字の入力領域に,添字を入力します。添字が複数個ある場合はコンマ(,)または空白文字で区切って入力します。

  2. [OK]ボタンを選ぶ。

    添字の指定ダイアログボックスが閉じます。添字の指定方法に誤りがある場合は,エラーメッセージが表示され,ダイアログボックスは閉じません。

注意事項
  • 「添字」には数字,空白文字,コンマ(,)以外の値は入力できません。

  • 部分参照は指定できません。

  • ソーステキストウィンドウ上でデータ名をダブルクリックしたときは,オプション設定のダイアログボックスで設定した表示属性で表示されます。詳細は「10.18 テストデバッグのオプション設定」の「(5) データ表示」を参照してください。