10.3.4 呼び出し一覧ウィンドウ
スレッドの一覧と実行時要素の呼び出し順序を表示します。
呼び出し一覧は,アニメーションを使用しないときはプログラムの実行が中断するごとに,そのときの状態が表示されます。
アニメーションを使用しているとき(アニメーション抑止中も含む)は1文が実行されるごとに,そのときの状態が表示されます。
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スレッドID
実行中のスレッドの一覧を表示します。スレッドIDを選ぶと,「呼び出し順序と位置」に,スレッドごとの呼び出し順序を表示します。ただし,マルチスレッドのプログラムでない場合は,スレッドを区別する必要がないため,表示されません。
実行中のプログラムが中断した直後は中断したスレッドのスレッドIDの左側に「>」マークが表示されます。プログラムの中断中にユーザの操作によって実行時要素が切り替えられた場合,その実行時要素が含まれるスレッドIDの左側に,「>」マークが表示されます。
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呼び出し順序と位置
呼び出し順序は次の位置が表示されます。
・中断位置の文
・CALL文・INVOKE文・利用者定義関数でほかのソース要素を呼び出した文
「スレッドID」で選択されたスレッドIDの呼び出し順序の一覧を表示します。1番上が中断位置の文であり,2番目以降は,一つ前のソース要素を呼び出したCALL文・INVOKE文・利用者定義関数が表示されます。操作する対象をクリックで選択します。呼び出し順序のソーステキストを表示できます。
実行中のプログラムが中断した直後は,中断した実行時要素の左側に,次のように「>」マークが表示されます。プログラムの中断中にユーザにより実行時要素が切り替えられた場合,その切り替えた実行時要素の左側に「>」マークが表示されます。
MAINプログラム1,800行目から,DATASORTプログラムが呼び出され,さらにDATASORTプログラムの3,200行目から内部プログラムDATASUMが呼び出され,現在はDATASUMプログラム中の5,300行目が実行中であるときの例を次に示します。