COBOL2002 操作ガイド


9.1.2 プログラムのコンパイル

テストデバッガを使用するためには,プログラムのコンパイル時に,コンパイラオプションとして-TDInfコンパイラオプションを必ず指定します。また,必要に応じて-SimMainコンパイラオプション,-SimSubコンパイラオプション,または-SimIdentコンパイラオプションも指定します。テストデバッガの機能を使用するために指定するCOBOL2002のコンパイラオプションを次に示します。コンパイラオプションの詳細については,「2.3 コンパイラオプション」を参照してください。

表9‒3 テストデバッガの機能とコンパイラオプション

テストデバッガの機能

コンパイラオプション

テストデバッガを使用する

-TDInf

主プログラムシミュレーションを使用する

-SimMain(擬似主プログラムを生成する)

副プログラムシミュレーションを使用する

-SimSub,-SimIdent(擬似副プログラムを生成する)

注意事項
  • リンカオプションに-DEBUGは指定しないでください。指定した場合のテストデバッガの動作は保証しません。

  • -Optimize,2コンパイラオプションによる最適化の指定をして作成したプログラムでは,文が最適化されることがあり,プログラムの動きを保証できない場合があります。また,中断点で参照できるデータ名が,最適化によって参照できない場合があります。