38.4 モジュール定義ファイル
モジュール定義ファイル(.def)は,ファイル名称,属性,エクスポート,システムの条件など,実行可能ファイルやDLLの特性を記述するファイルです。
リンカ(LINKコマンド)は,リンク時にこのファイルを参照し,このファイルに従った実行可能ファイル,DLLを作成します。また,ライブラリ管理ツール(LIBコマンド)でインポートライブラリを生成する場合にもこのファイルを使用します。
COBOL2002では,ユーザはモジュール定義ファイルを意識しなくてもアプリケーションプログラムを生成できます。このモジュール定義ファイルは,リンカオプションのデフォルト値を変更するときや,外部名のエクスポートをするときに使用します。
ここではモジュール定義ファイルを記述するときの規則について説明します。