38.3.5 リソース定義ファイルとCOBOLで使用するリソース定義文
リソース定義ファイルは,リソースコンパイラ(RCコマンド)の入力となるファイルであり,アプリケーションプログラムで使用するリソース(アイコン)の定義を記述したものです。リソースは,リソース定義文で定義します。COBOLアプリケーションの作成で使用されるリソース定義文を,次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) ICON文
ICON文は,アイコンの形を定義するビットマップを指定する文です。
- 構文
リソース名 ICON ファイル名
- リソース名
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リソースを識別するための一意名または整数値(1〜65,535)を指定します。
- ファイル名
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リソースデータファイル(アイコンデータファイル)を指定します。カレントフォルダにないときは,絶対パス名で指定します。絶対パス名は引用符(")で囲んでも囲まなくてもかまいません。ただし,空白を含む場合は必ず引用符(")で囲まなければなりません。
- 使用例
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アイコンビットマップtest.icoで,アイコンリソースtestを定義します。
test ICON \users\test.ico
- 注意事項
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アイコンリソースは複数のイメージを含むことができます。