Hitachi

Hitachi IT System Configuration Manager メッセージ


2.5 セットアップコマンド,およびアンセットアップコマンド実行時に出力するメッセージの原因コード

セットアップコマンド,およびアンセットアップコマンド実行時に出力するメッセージ(KFUD90302-Eメッセージ,およびKFUD90303-Eメッセージ)の原因コードについて説明します。原因コードと対処を次の表に示します。

表2‒1 原因コードと対処(セットアップコマンド,およびアンセットアップコマンド実行時)

原因コード

意味

対処

10x

ISCMサーバ定義ファイルの展開に失敗しました。

次の対処を実施してください。

  • ISCMを上書きインストールしたあとに,再度セットアップを実行する

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

12x

ISCMサービス停止の確認に失敗しました。

ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

20x

ISCM用ファイルの展開に失敗しました。

次の順序で対処を実施してください。

  1. ISCMのインストールディレクトリの空き容量を確認し,空き容量がない場合は容量を確保したあとに,再度セットアップを実行する

  2. ISCMを上書きインストールしたあとに,再度セットアップを実行する

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

22x

ISCMサービスの設定に失敗しました。

次の対処を実施してください。

  • OSを再起動したあとに,再度アンセットアップを実行する

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

23x

ISCMサービスの設定解除に失敗しました。

ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

24x

セットアップの終了処理に失敗しました。

次の順序で対処を実施してください。

  1. ISCMのインストールディレクトリの空き容量を確認し,空き容量がない場合は容量を確保したあとに,再度セットアップを実行する

  2. ISCMを上書きインストールしたあとに,再度セットアップを実行する

  3. OSを再起動したあとに,再度アンセットアップを実行する

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

25x

アンセットアップの終了処理に失敗しました。

ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

30x

ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager - Manager DB Service)のインストールに失敗しました。

次の順序で対処を実施してください。

  1. ISCMのインストールディレクトリの空き容量を確認し,空き容量がない場合は容量を確保したあとに,再度セットアップを実行する

  2. ISCMの上書きインストールしたあとに,再度セットアップを実行する

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

32x

ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager - Manager DB Service)のアンインストールに失敗しました。

次の対処を実施してください。

  • OSを再起動したあとに,再度アンセットアップを実行する

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

34x

ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager - Manager DB Service)のセットアップに失敗しました。

次の順序で対処を実施してください。

  1. セットアップ定義ファイルで,db_area_path,およびdb_portの定義を見直し,再度セットアップを実行する

  2. セットアップ定義ファイルのdb_portに,未使用のポート番号を指定しているかどうかを確認し,再度セットアップを実行する

  3. ISCMのインストールディレクトリの空き容量を確認し,空き容量がない場合は容量を確保したあとに,再度セットアップを実行する

  4. セットアップ定義ファイルのdb_area_pathで指定したディレクトリの空き容量を確認し,空き容量がない場合は容量を確保したあとに,再度セットアップを実行する

  5. ISCMを上書きインストールしたあとに,再度セットアップを実行する

  6. 必要に応じてISCMのデータをバックアップし,ISCMをアンセットアップしてから再度セットアップを実行し,バックアップしたISCMのデータをリストアする

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

36x

ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager - Manager DB Service)のアンセットアップに失敗しました。

次の対処を実施してください。

  • OSを再起動したあとに,再度アンセットアップを実行する

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

38x

ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager - Manager DB Service)のインストール前処理に失敗しました。

次の順序で対処を実施してください。

  1. セットアップ定義ファイルのdb_portに,未使用のポート番号を指定しているかどうかを確認し,再度セットアップを実行する

  2. セットアップ定義ファイルのdb_portの設定を変更したあとにセットアップしている場合は,セットアップ済み環境のdb_portに指定したポート番号を使用しているプログラムを終了してから,再度セットアップを実行する

  3. ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager - Manager DB Service)のスタートアップの種類が自動,または手動になっているかどうかを確認し,再度セットアップを実行する

  4. ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager - Manager)を起動し,再度停止してから,セットアップを実行する

  5. OSを再起動したあとに,再度セットアップを実行する

  6. 必要に応じてISCMのデータをバックアップし,ISCMをアンセットアップしてから再度セットアップを実行し,バックアップしたISCMのデータをリストアする

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

40x

ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager - Manager DB Service)のインストールに失敗しました。

次の順序で対処を実施してください。

  1. セットアップ定義ファイルのdb_portに,未使用のポート番号を指定しているかどうかを確認し,再度セットアップを実行する

  2. ISCMのインストールディレクトリの空き容量を確認し,空き容量がない場合は容量を確保したあとに,再度セットアップを実行する

  3. 必要に応じてISCMのデータをバックアップし,ISCMをアンセットアップしてから再度セットアップを実行し,バックアップしたISCMのデータをリストアする

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

42x

ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager - Manager DB Service)のアンインストールに失敗しました。

次の対処を実施してください。

  • OSを再起動したあとに,再度アンセットアップを実行する

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

44x

ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager - Manager DB Service)のセットアップに失敗しました。

次の順序で対処を実施してください。

  1. ISCMのインストールディレクトリの空き容量を確認し,空き容量がない場合は容量を確保したあとに,再度セットアップを実行する

  2. ISCMを上書きインストールしたあとに,再度セットアップを実行する

  3. 必要に応じてISCMのデータをバックアップし,ISCMをアンセットアップしてから再度セットアップを実行し,バックアップしたISCMのデータをリストアする

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

50x

ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager)のインストールに失敗しました。

次の順序で対処を実施してください。

  1. ISCMのインストールディレクトリの空き容量を確認し,空き容量がない場合は容量を確保したあとに,再度セットアップを実行する

  2. ISCMを上書きインストールしたあとに,再度セットアップを実行する

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

52x

ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager)のアンインストールに失敗しました。

次の対処を実施してください。

  • OSを再起動したあとに,再度アンセットアップを実行する

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

54x

ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager)のセットアップに失敗しました。

次の順序で対処を実施してください。

  1. ISCMのインストールディレクトリの空き容量を確認し,空き容量がない場合は容量を確保したあとに,再度セットアップを実行する

  2. ISCMを上書きインストールしたあとに,再度セットアップを実行する

  3. OSを再起動したあとに,再度セットアップを実行する

  4. 必要に応じてISCMのデータをバックアップし,ISCMをアンセットアップしてから再度セットアップを実行し,バックアップしたISCMのデータをリストアする

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

56x

ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Managerr)のアンセットアップに失敗しました。

ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

58x

ISCMサービス(Hitachi IT System Configuration Manager)のインストール前処理に失敗しました。

次の順序で対処を実施してください。

  1. ISCMのインストールディレクトリの空き容量を確認し,空き容量がない場合は容量を確保したあとに,再度セットアップを実行する

  2. ISCMを上書きインストールしたあとに,再度セットアップを実行する

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

60x

データベースの移行に失敗しました(データベース移行処理呼び出し(JNI)に失敗しました)。

ISCMのトラブルシュート情報を採取し,システム管理者に連絡してください。

61x〜66x

データベースの移行に失敗しました。

表2-2 保守情報と対処」に従い,対処してください。

注※ 原因コードのxは,16進数(0〜9,A〜F)を示します。

表2‒2 保守情報と対処

保守情報

説明

対処

22001

DBの起動に失敗しました。

ISCMのトラブルシュート情報を採取し,保守員に連絡してください。

22101

DBでエラーが発生しました。処理が継続できません。

ISCMのトラブルシュート情報を採取し,保守員に連絡してください。

22102

DBに接続できないため,処理が継続できません。

csdsetup.propertiesで設定したHiRDB Embedded Serverが利用するポート番号(db_port)が使用できるか(他で使用中でないか)を確認し,他が使用中である場合,他と重複しないポート番号を指定してください。問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,保守員に連絡してください。

22103

DBの処理に必要なメモリが不足しています。

実行に必要なメモリを確保し,再度実行してください。

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,保守員に連絡してください。

22104

DBの処理でタイムアウトが発生しました。

しばらく時間をおいたあと,再度csdsetupコマンドを実行してください。

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,保守員に連絡してください。

22105

DBで内部エラーが発生しました。処理が継続できません。

ISCMのトラブルシュート情報を採取し,保守員に連絡してください。

22106

DBのデータ移行でエラーが発生しました。

しばらく時間をおいたあと,再度csdsetupコマンドを実行してください。

<ISCMインストールディレクトリ>\mgr\dataディレクトリ以下に書き込み権限が付与されていない場合は,書き込み権限を付与し,再度実行してください。

<ISCMインストールディレクトリ>\mgr\dataディレクトリの空き容量が不足している場合は,不要なファイルを削除するなどして空き容量を増やしてから,再度実行してください。

問題が解決しない場合は,ISCMのトラブルシュート情報を採取し,保守員に連絡してください。

注※ csddbcopyを実行し,データベースのバックアップも合わせて取得してください。