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Hitachi IT System Configuration Manager リファレンス


csdmistopdeploy(デプロイ処理の中断)

〈このページの構成〉

形式

csdmistopdeploy {-i マスターイメージID|-n マスターイメージ名[.セクション]}

機能

csdmiupdatecsdmideploycsdmiundeployコマンドの処理を中止します。処理を中止した場合は,処理の再開や処理を開始前の状態に戻すことができます。詳細は注意事項3.を参照してください。

このコマンドを実行可能な業務システムのstatusについては,「表1-5 業務システムのStatusと実行可能な運用コマンドの関係(1/2)」,および「表1-6 業務システムのStatusと実行可能な運用コマンドの関係(2/2)」を参照してください。

実行可能ユーザ

PaaS提供者,PaaS利用者が実行できます。

オプション

-i

マスターイメージIDを指定します。

マスターイメージID:<符号なし整数>1〜99999999の範囲

-n

マスターイメージ名を指定します。セクションを定義している場合には同時に指定してください。

マスターイメージ名:〜<英数字記号>1〜32文字

セクション:〜<英数字記号>1〜32文字

戻り値

意味

0

正常終了しました。

0以外

異常終了しました。

実行例

C:\Program Files\Hitachi\uCSD\mgr\bin>csdmistopdeploy -n mi01
KFUD15057-I 業務システムの構築停止を受け付けました。マスターイメージID=3

注意事項

  1. このコマンドは非同期で実行されるため,このコマンドの実行状態はcsdmilsコマンドで業務システムstatusを確認してください。業務システムstatusは,「表1-36 業務システムのStatus一覧」を参照してください。

    また,このコマンドの完了状態を確認する場合は,メッセージログを参照してください。

    メッセージログの詳細については,マニュアル「Hitachi IT System Configuration Manager メッセージ」を参照してください。

    <メッセージ出力例>

    [図データ]

  2. csdmistopdeployコマンドを実行した際に,構築中の仮想ホスト,セットアップ中のミドルウェア,削除中の仮想ホスト,アップデート中の仮想ホストが存在する場合は,実行途中の処理が終了してから,処理が中止されます。

  3. csdmistopdeployコマンドで処理を中断した場合,次のコマンドを実行できます。

    • csdmideploy中止→csdmideployでデプロイ再開,csdmiundeployでデプロイ前の状態に戻します。

    • csdmiundeploy中止→csdmideployでデプロイ再開,csdmiundeployでデプロイ前の状態に戻します。

    • csdmiupdate中止→csdmiupdateで更新再開,csdmiundeployでデプロイ前の状態に戻します。

  4. csdmiupdateコマンドの処理をcsdmistopdeployコマンドで中断したときにOS/ミドルウェアパッチが未登録かすべて適用済みの場合,アップデートスクリプトの実行前に中断したミドルウェアがあっても業務システムステータスはupdating(stopped)ではなくdeployedに遷移します。

    アップデートスクリプト未実行のミドルウェアはメッセージログにKFUD15059-I,KFUD15060-Iメッセージを出力しないので,実行有無を確認する場合はメッセージログを参照してください。