3.2.2 前提製品の準備
前提製品のインストールや設定を行います。
(1) HVM
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必要に応じてLPARを作成します。
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ネットワークやストレージなどを設定します。
操作方法はHVMのドキュメントを参照してください。
このサンプルの仕様ではストレージのリソース名とストレージプールを次のように設定します。
HVMマシン管理LANのIPアドレス |
リソース名 |
ストレージプール名 |
---|---|---|
1.1.1.1(HVMマシン1) |
AMS2100@1.1.1.50 |
ThinProvisioningPool:1 |
1.1.1.2(HVMマシン2) |
AMS2100@1.1.1.50 |
ThinProvisioningPool:1 |
(3) JP1/ITRM
管理用サーバマシンでPaaS提供者(OSユーザ:Administrator)が行います。
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JP1/ITRMのインストーラを使いインストールします。
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jirmsetupコマンドを使いセットアップします。
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HVMとHDvMが管理するストレージを管理対象にします。
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JP1/ITRMのWeb画面で,ISCMでデプロイする仮想ホストに付与する管理LANのIPアドレスをJP1/ITRMの探索範囲に設定します。
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JP1/ITRMのWeb画面で,今後構築する仮想ホストのOSアカウント情報をJP1/ITRMの認証情報に設定します。
操作方法はJP1/ITRMのドキュメントを参照してください。
(4) HDvM
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HDvMのインストーラを使いインストールします。
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デプロイ先ストレージをHDvMの管理対象にします。
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HDvMで,JP1/ITRM用のユーザを作成します。
操作方法はHDvMのドキュメントを参照してください。
(5) JP1/SC/DPM
JP1/SC/DPMのインストーラを使用して,HV管理用サーバにインストールします。また,管理対象となるマシンについての設定を行います。
操作方法はJP1/SC/DPMのドキュメントを参照してください。
(6) 仮想サーバマネージャ
管理用サーバマシンでPaaS提供者(OSユーザ:Administrator)が行います。
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Cosminexusのインストーラを利用しインストールします。
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仮想サーバマネージャとして動作する設定をするためにC:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\manager\config\mserver.propertiesに次を加えます。
com.cosminexus.mngsvr.vmi.enabled=true
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仮想サーバマネージャのセットアップと仮想サーバマネージャ管理者のアカウントを設定するため次のコマンドを実行します。
"C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\manager\bin\mngsvrctl" setup -u admin -p adminpassword
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仮想サーバマネージャを開始するため次のコマンドを実行します。
"C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\manager\bin\mngsvrctl" start
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OS再起動時に仮想サーバマネージャが自動起動するように次のコマンドを実行します。
"C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\manager\bin\mngautorun" server
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PaaS提供者が環境の妥当性を検証する目的でCosminexusを構築できるように仮想サーバマネージャのシステム構築者アカウントを作成します。
システム構築者アカウントのユーザ名はOSユーザ名と同じAdministratorにする必要があります。パスワードは同一にする必要はなく任意の文字列を指定します。
"C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\manager\vmi\bin\vmiaccount" create -m localhost -u admin -p adminpassword -user Administrator -password adminpassword
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C:\Program Files\Hitachi\Cosminexus\manager\logディレクトリに対して,PaaS利用者OSグループCsdUsersに変更権限を付与します。
付与方法はOSのドキュメントを参照してください。
操作方法はCosminexusのドキュメントを参照してください。