Hitachi

Hitachi IT System Configuration Manager 解説


2.8.3 障害発生時の対処

〈この項の構成〉

(1) JP1/AOとの連携における障害の対処

JP1/AOとの連携で,ISCMが提供するサービステンプレートから作成したサービスの実行に失敗した場合の対処を次に示します。

(a) エラーダイアログを表示した場合

ダイアログに表示されたメッセージのIDがKFUDで始まる場合はISCMのメッセージマニュアルを,KNAEで始まる場合はJP1/AOのメッセージマニュアルを参照して,出力されたメッセージの対処に従ってください。

(b) タスクの状態が「失敗」になった場合

[タスク詳細]ダイアログボックスで次の内容を確認してください。

[実行結果]または[詳細情報]にエラーメッセージを出力している場合

ISCMのメッセージマニュアルを参照して出力されたメッセージの対処に従ってください。詳細を確認したい場合は[uCSDログダウンロード]ボタンを使用してISCMのメッセージログを取得してください。

コマンドと共通のメッセージが出力された場合で対処にコマンドの再実行と記載されている場合は,コマンドの代わりにサービスの再実行を行ってください。ただし,「業務システムの構築」など一連の処理を実行するサービステンプレートの場合は途中の処理まで正常に実行している場合があります。現在のマスターイメージの状態を確認して,機能単位のサービステンプレートを使用して続きを実行するか,一度サービス実行前の状態に戻してから再実行を行ってください。

[実行結果]または[詳細情報]にメッセージの出力がないか,正常実行時のメッセージを出力している場合

[ログダウンロード]ボタンでJP1/AOのタスクログを取得してください。エラーメッセージを出力している場合は,JP1/AOのメッセージマニュアルを参照して対処に従ってください。

JP1/AOのタスクログにもエラーメッセージが出力されていない場合は,ISCMとJP1/AOのトラブルシュート情報を採取してください。

ISCMのトラブルシュート情報は「2.6.5 ISCMのトラブルシュート」を参照してください。

JP1/AOのトラブルシュート情報はマニュアル「JP1/Automatic Operation 運用ガイド」の「運用時のトラブルシューティング」の章を参照してください。