Hitachi

Hitachi IT System Configuration Manager 解説


2.6.2 マスターイメージ管理

〈この項の構成〉

(1) マスターイメージのスナップショット作成

業務システムを構成するマスターイメージからスナップショットを作成します。手順を次の表に示します。

表2‒22 マスターイメージのスナップショット作成手順

項番

手順

具体的な処理/コマンド例

1

マスターイメージ表示コマンドでマスターイメージを出力するマスターイメージのマスターイメージIDを確認します。

csdmils

2

マスターイメージのエクスポートコマンドで,マスターイメージをディレクトリに出力します。

csdmiexport

-i マスターイメージID

-d 出力先ディレクトリのパス

(2) マスターイメージの削除

PaaS利用者は,不要になったマスターイメージを削除します。手順を次の表に示します。

なお,マスターイメージを削除する前に,業務システムが不要になっている必要があります。

表2‒23 マスターイメージの削除手順

項番

手順

具体的な処理/コマンド例

1

マスターイメージ表示コマンドで削除する業務システムのマスターイメージIDを確認します。

csdmils

2

業務システムの仮想ホスト削除コマンドで,該当する業務システムを構成する仮想ホストを削除します。

csdmiundeploy

-i マスターイメージID

3

マスターイメージの仮想ホストのリソース予約状態を解除します。

csdmirelease

-i マスターイメージID

4

マスターイメージを削除します。

csdmidelete

-i マスターイメージID