uCosminexus DocumentBroker Version 5 リファレンス API

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6.4.4 cancelCheckOutバージョン付きオブジェクトのチェックアウトの取り消し

<この項の構成>
(1) 機能
(2) 形式
(3) 引数
(4) 戻り値
(5) 例外

(1) 機能

Proxyオブジェクトのアクセス対象であるバージョン付きオブジェクトのチェックアウトを取り消します。チェックアウトを取り消すことができるターゲットオブジェクトは,バージョン付きオブジェクトだけです。

形式1および形式2では,取り消しと同時にProxyオブジェクトに設定されているプロパティ値が,カレントバージョンのプロパティに設定されます。形式2では,設定するプロパティを限定できます(指定したプロパティだけが設定対象になります)。形式3では,Proxyオブジェクトのものに関係なく,指定したプロパティ値集合がカレントバージョンのプロパティを対象として設定されます。Proxyオブジェクトのターゲットバージョン識別子のプロパティは,カレントバージョン(null)になります。

(2) 形式

(a) 形式1
void cancelCheckOut()
(b) 形式2
void cancelCheckOut(
     Collection<String>     propDefs
)
(c) 形式3
void cancelCheckOut(
     DbjPropSet     propSet
)

(3) 引数

propDefs(入力)
要素はプロパティ名(String型)です。チェックアウトの取り消し後のカレントバージョンを対象としたバージョン付きオブジェクトに設定するProxyオブジェクトのプロパティとして,どのプロパティを設定するかを指定します。nullを指定するとプロパティを設定しません。
propSet(入力)
チェックアウトの取り消し後のカレントバージョンを対象としたバージョン付きオブジェクトに設定するプロパティ値集合を指定します。nullを指定するとプロパティを設定しません。

(4) 戻り値

なし

(5) 例外

DbjAccessControlException
アクセス権エラーの場合
DbjACEOperationException
指定ACEについてのエラーの場合
DbjDBException
DBエラーの場合
DbjException
DocumentBrokerクラスライブラリ固有のエラーの場合
DbjIllegalObjectTypeException
指定オブジェクト種別が不適切の場合
DbjIllegalPropValException
指定プロパティ値が不正の場合
DbjNotCheckOutException
チェックアウトしていなかった場合
DbjObjectNotFoundException
指定オブジェクトが存在しなかった場合
DbjPublicACLNotFoundException
指定パブリックACLが存在しなかった場合
DbjPublicACLOutOfRangeException
指定パブリックACL数が範囲を超えた場合
DbjSessionNotConnectException
セッションが接続されていなかった場合
NullPointerException
引数propSetがnullの場合