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5.10 DbjPropSetインターフェース

DbjPropSetインターフェースは,プロパティ値集合を扱うインターフェースです。プロパティ値を取得,設定するメソッド,およびプロパティ名を変更するメソッドを提供します。

プロパティ値集合とは,文書管理オブジェクトのプロパティ名とそのプロパティ値を一組にした要素の集合オブジェクトです。要素のキーを文書管理オブジェクトのプロパティ名とし,要素の値をそのプロパティ値とするマップで表します。

直接のスーパーインターフェース
  • java.lang.Cloneable
    DbjPropSetインターフェースのcloneメソッドは,ディープコピーを実行します。
  • java.util.Map
    DbjPropSetインターフェースは,java.util.Mapインターフェースを継承します。したがって,プロパティ値集合にプロパティ間(要素間)の順序性はなく,プロパティ名(要素のキー)は重複しません。また,マップに対する一般的な操作を使用して,プロパティ値集合を操作することもできます。
コーディング例
 
// ユーザアプリケーションプログラムのコーディング例
// mdmProp_Nameプロパティ(STR型),
// mdmProp_Numberプロパティ(INT型)について,
// name,numberで与えられた値でプロパティ値集合を作成します。
 
DbjPropSet MakeProps(String name, int number)
{
// ファクトリから空プロパティ値集合を取得
  DbjPropSet propset = DbjFactory0200.getFactory().createPropSet();
 
// mdmProp_Nameプロパティの設定
  propset.setPropVal("mdmProp_Name", name);
 
// mdmProp_Numberプロパティの設定
  propset.setPropVal("mdmProp_Number", number);
 
  return propset;
}
 

以降,DbjPropSetインターフェースのメソッドについて説明します。

<この節の構成>
5.10.1 changePropName(プロパティ名の変更)
5.10.2 changePropNames(プロパティ名の一括変更)
5.10.3 getIntegerVal(Integer型でのプロパティ値の取得)
5.10.4 getIntVal(int型でのプロパティ値の取得)
5.10.5 getListRef(List型でのプロパティ値の取得)
5.10.6 getStringVal(String型でのプロパティ値の取得)
5.10.7 getVArrayRef(VARRAY型でのプロパティ値の参照の取得)
5.10.8 getVArrayVal(VARRAY型でのプロパティ値の取得)
5.10.9 isNull(プロパティ値がNULL値かどうかの判定)
5.10.10 setNull(NULL値プロパティの設定)
5.10.11 setPropRef(プロパティ値の参照の設定)
5.10.12 setPropVal(プロパティ値の設定)