uCosminexus DocumentBroker Version 5 リファレンス API

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2.4.5 <キーワード>

<キーワード>の定義について説明します。<キーワード>には<予約されたキーワード>(予約語)と<予約されていないキーワード>があります。<予約されたキーワード>は正規識別子として使用できませんが,<予約されていないキーワード>は正規識別子として使用できます。

<キーワード>では,大文字と小文字は区別されません。ただし,このマニュアルの例では,<予約されたキーワード>を大文字で,<予約されていないキーワード>を小文字で表記します。

edmSQLのキーワードはSQLのキーワードを基盤として,次のように定義されています。

<この項の構成>
(1) <キーワード>として指定できる字句
(2) 規約詳細

(1) <キーワード>として指定できる字句

<キーワード>として指定できる字句を,次の表に示します。

表2-26 <キーワード>として指定できる字句

種 類 特 徴
関数名 concept_with_score
contains
contains_with_score
extracts
objref
oiid
oiidstr
score
score_concept
予約されていないキーワードです。
multiplier k
m
g
句に使用するキーワード SELECT
FROM
WHERE
ORDER
BY
GROUP
HAVING
予約されたキーワードです。
述語に使用するキーワード IS
ALL
SOME
ANY
IN
LIKE
XLIKE
EXISTS
BETWEEN
AS
ESCAPE
論理演算に使用するキーワード NOT
AND
OR
リテラルに使用するキーワード NULL
TRUE
FALSE
UNKNOWN
結合条件に使用するキーワード JOIN
INNER
OUTER
LEFT
ON
データ操作および重複排除に使用するキーワード DISTINCT
ASC
DESC
集合関数で使用するキーワード COUNT
数値関数で使用するキーワード ABS
プロパティのデータ型で使用するキーワード BINARY
BOOL
BOOLEAN
INT
INTEGER
STRING

(2) 規約詳細

<キーワード>の詳細について説明します。

(a) <キーワード>の表記についての詳細

キーワードでは,大文字と小文字が区別されません。正規識別子の規約とは異なりますので,ご注意ください。edmSQLでは,キーワードはすべて大文字として管理されます。

例えば,次の表記は,すべて<予約されたキーワード>「SELECT」として識別されます。

Select SeLect select selecT 

また,次の表記はすべて<予約されていないキーワード>「contains_with_score」として識別されます。

Contains_With_SCORE contains_with_scorE 
CONTAINS_WITH_SCORE
(b) <キーワード>と<正規識別子>の関係についての詳細