uCosminexus DocumentBroker Version 5 概説

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

2.2.2 文書管理オブジェクトとDocumentBrokerオブジェクトの関係

DocumentBrokerでは,文書管理に使用する複数のDocumentBrokerオブジェクトを,文書やフォルダなどのまとまった一つの文書管理オブジェクトとして扱います。文書管理オブジェクトに対応するクラスが,文書管理オブジェクトクラスです。文書管理オブジェクトクラスは,文書管理を実現する機能ごとに,一つまたは複数のDocumentBrokerクラスから構成されています。文書管理オブジェクトクラスを基に文書管理オブジェクトを作成することによって,その機能を実現するために必要なDocumentBrokerオブジェクトが作成されます。また,文書管理に必要な操作をクラスごとまたはインターフェースごとにメソッドとして提供しています。DocumentBrokerメソッドを実行することによって,その操作に必要なプロパティがDocumentBrokerオブジェクトに設定されます。したがって,文書を表す文書管理オブジェクトを操作することで,文書を表すオブジェクト,文書の表現形式を管理するオブジェクト,文書の実体であるコンテンツに相当するオブジェクトなどの複数のDocumentBrokerオブジェクトを包含した,一つの文書が操作できます。

文書管理オブジェクトとDocumentBrokerオブジェクトの関係を次の図に示します。

図2-1 文書管理オブジェクトとDocumentBrokerオブジェクトの関係

[図データ]