DocumentBrokerでは，次の2種類のオブジェクトを区別して理解しておく必要があります。

• 文書管理オブジェクト
  複数のDocumentBrokerオブジェクトを包含した形で構成されるオブジェクトです。文書管理オブジェクトを操作することによって，複数のDocumentBrokerオブジェクトをまとめて操作します。
  
• DocumentBrokerオブジェクト
  文書管理オブジェクトの構成要素となります。DocumentBrokerオブジェクトには，文書を表すオブジェクト，文書の表現形式を管理するオブジェクト，文書の実体であるコンテンツ（文書ファイル）に相当するオブジェクトなどがあります。
  DocumentBrokerでは，DocumentBrokerオブジェクトを組み合わせて使用することによって文書を管理しています。一つのDocumentBrokerオブジェクトは，一つのDocumentBrokerクラスを基に作成されます。
  

なお，このマニュアルでは，文書管理オブジェクトを構成するDocumentBrokerオブジェクトのうち，代表的なDocumentBrokerオブジェクトをトップオブジェクトといいます。また，トップオブジェクトのクラスをトップオブジェクトクラスといいます。