uCosminexus DocumentBroker Version 5 概説
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記号|英字|ア行|カ行|サ行|タ行|ナ行|ハ行|マ行|ヤ行|ラ行|ワ行
DocumentBrokerで使用する用語について説明します。
ここで説明していないDocumentBrokerの用語については,マニュアル「DocumentBroker Version 5 システム導入・運用ガイド」を参照してください。
記号
- ?パラメタ
- edmSQL文中のパラメタ値を,検索条件を指定するときには固定しないでおいて,検索実行時にアプリケーションから値を設定するために使用するパラメタです。edmSQL文中の?パラメタによって値を渡す個所には,定数を指定する代わりに「?」を指定しておきます。
- DocumentBrokerでは,DbjQParamインターフェースのサブインターフェースによって,?パラメタの値を設定できます。
英字
- ACE
- Access Control Elementの略です。アクセス制御エレメントのことです。
- ACFlag
- Access Control Flagの略です。アクセス制御フラグのことです。
- ACL
- Access Control Listの略です。アクセス制御リストのことです。
- AND条件
- 検索条件同士の論理積を求める結合条件です。例えば,「著者が『日立太郎』で,文書のコンテンツ中に『コンピュータ』という文字列を含む文書を検索する」というような場合に使用できます。
- API(Application Programming Interface)
- アプリケーションプログラムとのインターフェースです。
- ContainerVersionオブジェクト
- DocumentBrokerクラスのedmClass_ContainerVersionクラスまたはそのサブクラスを基に作成されたDocumentBrokerオブジェクトです。
- Containerオブジェクト
- DocumentBrokerクラスのdmaClass_Containerクラス,またはedmClass_ContainerVersionクラス以外のdmaClass_Containerクラスのサブクラスを基に作成されたDocumentBrokerオブジェクトです。
- dmaClass_ConfigurationHistoryクラス
- バージョン管理に使用するDocumentBrokerクラスです。
- dmaClass_ConfigurationHistoryクラスまたはそのサブクラスは,バージョニングオブジェクトのトップオブジェクトクラスになります。
- dmaClass_Containerクラス
- オブジェクトをディレクトリに格納するイメージでリンクしてまとめて管理したり,オブジェクトに分類を付けるイメージでリンクして関連付けて管理したりできるフォルダを表すDocumentBrokerクラスです。
- dmaClass_Containerクラスまたはそのサブクラスは,構成管理できないバージョンなしフォルダのトップオブジェクトクラスになります。
- dmaClass_DocVersionクラス
- 文書を表すDocumentBrokerクラスです。
- dmaClass_DocVersionクラスまたはそのサブクラスは,バージョンなし文書のトップオブジェクトクラスになります。また,構成管理できないバージョン付き文書のバージョンオブジェクトのトップオブジェクトクラスになります。
- DocumentBrokerオブジェクト
- DocumentBrokerクラスを基に作成されたオブジェクトです。
- DocumentBrokerクラス
- DocumentBrokerのオブジェクトモデルに基づいたクラス,DocumentBrokerで定義しているクラスおよびそのサブクラスです。DocumentBrokerの文書管理オブジェクトクラスのプロパティは,DocumentBrokerクラスに定義します。
- DocVersionオブジェクト
- DocumentBrokerクラスのdmaClass_DocVersionクラス,またはedmClass_VersionTracedDocVersionクラス以外のdmaClass_DocVersionクラスのサブクラスを基に作成されたDocumentBrokerオブジェクトです。
- DocumentBrokerクラスライブラリ
- DocumentBrokerにアクセスするユーザアプリケーションプログラムをJava言語で作成するために,DocumentBrokerが提供しているインターフェースです。
- edmClass_ContainerVersionクラス
- オブジェクトのまとまりをバージョン管理できるフォルダを表すDocumentBrokerクラスです。オブジェクトをディレクトリに格納するイメージでリンクしてまとめて管理したり,オブジェクトに分類を付けるイメージでリンクして関連付けて管理したりできるフォルダを表すDocumentBrokerクラスです。edmClass_ContainerVersionクラスまたはそのサブクラスは,バージョンなしフォルダのトップオブジェクトクラスになります。
- edmClass_IndependentPersistenceクラス
- 独立データを表すDocumentBrokerクラスです。
- edmClass_IndependentPersistenceクラスまたはそのサブクラスは,独立データのトップオブジェクトクラスになります。
- edmClass_PublicACLクラス
- パブリックACLを表すDocumentBrokerクラスです。文書やフォルダなどのオブジェクトとは独立に作成・参照でき,複数の文書やフォルダなどのオブジェクトから共有できるアクセス制御情報を表すクラスです。
- パブリックACLのトップオブジェクトクラスになります。
- edmClass_VersionTracedDocVersionクラス
- 文書を表すDocumentBrokerクラスです。
- edmClass_VersionTracedDocVersionクラスまたはそのサブクラスは,バージョン付き文書のバージョンオブジェクトのトップオブジェクトクラスになります。
- edmSQL
- 文書管理オブジェクトを検索する場合に使用する,検索条件式を表現するための文法です。SQLの文法に基づいています。
- edmSQL検索
- 検索条件に,SQLの文法に基づいた文法で記述できるedmSQL文を指定して実行する検索のことです。
- getterメソッド
- パラメタクラスのインターフェースで扱うオブジェクトのプロパティの値を取得するためのメソッドです。
- GUID
- Globally Unique Identifierの略です。DocumentBrokerのクラス,プロパティなどに与えるユニークな識別子です。GUIDは,「X」を0〜9,a〜f(小文字),およびA〜F(大文字)で表される16進数とした「XXXXXXXX-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX(8けた-4けた-4けた-4けた-12けた)」の形式で表されます。
- MIME形式
- MIME::text/plainなど,コンテンツのレンディションタイプを表す形式です。なお,DocumentBrokerでは,「MIME::」は省略して指定します。
- NOT条件
- 指定したキーワードとの不一致を求める検索条件です。例えば,「作成者が『日立』ではない文書を検索する」というような場合に使用できます。
- OIID
- Object Instance Identifierの略です。データベースに格納されたオブジェクトの存在や格納位置などを明確にするために,各オブジェクトに与えるユニークな識別子です。
- OR条件
- 検索条件同士の論理和を求める結合条件です。例えば,「作成者が『日立太郎』である文書管理オブジェクトか,作成者の所属が『日立製作所』である文書管理オブジェクトを検索する」という場合,「文書のコンテンツ中に『コンピュータ』という文字列を含むか,『インターネット』という文字列を含む文書を検索する」という場合に使用できます。
- Proxyオブジェクト
- 文書管理オブジェクトを操作する場合に使用する代理オブジェクトです。DocumentBrokerでは,文書管理オブジェクトを操作するとき,文書管理オブジェクトを直接操作するのではなく,Proxyオブジェクトを操作することで間接的に操作します。
- Proxyオブジェクトはメモリ空間に存在します。不要になった場合は,Javaのガベージコレクションによって削除されます。
- setterメソッド
- パラメタクラスのインターフェースで扱うオブジェクトのプロパティの値を設定するためのメソッドです。
- VARRAY型
- 文書管理オブジェクトのプロパティのデータ型の一つです。VARRAY型のプロパティは,プロパティのデータ型に従った複数の値を可変長な一次元配列として持ちます。
- VersionTracedDocVersionオブジェクト
- DocumentBrokerクラスのedmClass_VersionTracedDocVersionクラスまたはそのサブクラスを基に作成されたDocumentBrokerオブジェクトです。
- W3C(World Wide Web Consortium)
- HTMLやWWWに関する技術の標準化を推進する非営利団体です。
ア行
- アクセス権
- 文書管理オブジェクトを作成したり,すでに作成されているオブジェクトにアクセスしたりする権利です。
- アクセス制御エレメント(ACE:Access Control Element)
- アクセス制御リスト(ACL)の要素です。一つのサブジェクトと一つのパーミッションの組で構成され,指定されたサブジェクトに対して指定されたパーミッションの範囲のアクセス権を与えることを示す情報です。
- アクセス制御機能
- DocumentBrokerの文書空間での文書管理オブジェクトの作成や,管理されている文書やフォルダなどの文書管理オブジェクトに対する操作を,ユーザやグループごとに許可または制限する機能です。
- アクセス制御機能付き検索
- アクセス制御機能を利用した文書空間で検索を実行した場合に,ユーザにアクセス権がない文書管理オブジェクトを検索結果として取得しない検索です。
- アクセス制御情報
- アクセス制御されている文書空間で,ユーザがメソッドを実行する際に,アクセス権の判定に使用される情報です。
- アクセス制御情報変更権
- 文書管理オブジェクトに設定されているアクセス制御情報(ACFlagおよびACL)を変更する権利です。また,パブリックACLをアクセス制御対象の文書管理オブジェクトに設定することを許可する権利も含みます。なお,パブリックACLのアクセス情報変更権には,パブリックACLのユーザ定義プロパティの値を変更する権利を含みます。
- アクセス制御フラグ(ACFlag:Access Control Flag)
- 文書管理オブジェクトの所有者,プライマリグループおよび全ユーザという区分でパーミッションを設定できるアクセス制御情報の一つです。
- アクセス制御リスト(ACL:Access Control List)
- 任意のユーザまたはグループにパーミッションを設定できるアクセス制御情報の一つです。アクセス制御エレメント(ACE)のリストで構成されます。
- アンバインド
- パブリックACLとのバインドを解除することです。
- 異表記展開検索
- 全文検索条件として指定する検索タームまたは検索タームの異表記を含む文書を検索する全文検索のオプションです。例えば,検索タームとして「バイオリン」を指定した場合に,「ヴァイオリン」という検索タームの異表記を含む文書も検索できます。
- インターフェース
- DocumentBrokerの機能を実行するためのメソッドが定義されている,クラスの仕様です。DocumentBrokerでは,オブジェクトを操作するとき,まず,インターフェースを取得して,そのインターフェースで定義されているメソッドを実行するという手順で操作します。
- 永続オブジェクト
- データベースに格納されたオブジェクトです。
- 永続プロパティ
- データベースに存在するプロパティです。
- オーナーオブジェクトプロパティ
- リンクProxyオブジェクトのプロパティです。ターゲットリンクオブジェクトによってリンクが設定されている文書管理オブジェクトのうち,リンク元である文書管理オブジェクトのProxyオブジェクトが設定されます。
- オブジェクト作成権
- オブジェクト作成権限で,文書管理オブジェクトを作成する権利を与えるパーミッションです。ユーザ権限定義ファイルに指定します。
- オブジェクト作成権限
- 文書管理オブジェクトを作成する権限で,ユーザ権限の一つです。ユーザ権限定義ファイルで定義します。オブジェクト作成権限を与えられたユーザおよびグループに属するユーザは,文書管理オブジェクトを作成するメソッドを実行できます。
- オブジェクト種別
- 文書管理オブジェクトの種類を表す定数です。オブジェクト種別には,バージョンなし文書,バージョン付き文書,バージョンなしフォルダ,独立データおよびパブリックACLがあります。
- オブジェクト種別プロパティ
- Proxyオブジェクトのプロパティです。ターゲットオブジェクトのオブジェクト種別が設定されます。
- オブジェクト操作権限
- 文書空間内のすべての文書管理オブジェクトを,与えられた権限の範囲で操作する権利です。ユーザ権限の一つです。ユーザ権限定義ファイルで定義します。例えば,オブジェクト操作権限として基本プロパティ参照権を与えられたユーザおよびグループに属するユーザは,文書空間内のすべての文書管理オブジェクトのプロパティを参照できます。
- オブジェクトリファレンス
- DocumentBrokerオブジェクトへのリファレンスを示すプロパティの値です。例えば,dmaProp_ParentContainerプロパティの値がこれに当たります。DocumentBrokerのメソッドでこの値を使用することはできませんが,edmSQL文中では使用することができます。
カ行
- 下位オブジェクト
- フォルダを使用した文書管理をする場合に,フォルダからリンクを設定されている,リンク先オブジェクトです。例えば,文書をフォルダに格納する管理をしている場合は,文書が下位オブジェクトです。
- 概念検索
- ユーザが任意に指定した文章や文字列を手がかりにして,その条件と似た概念を持つ文書を検索する方法です。全文検索の一種です。概念検索で指定する条件のことを種文章といいます。
- 可変長配列
- VARRAY型のプロパティの値です。DocumentBrokerでは,DbjVArrayインターフェースで扱います。
- 仮のバージョン識別子
- チェックアウト中の仮のバージョンを識別するための識別子です。
- チェックアウト中のオブジェクトを参照・更新するときに使用します。この識別子はチェックアウト時にDocumentBrokerによって設定される識別子であり,仮のバージョンに該当するオブジェクトのOIIDとは異なります。
- カレントバージョン
- バージョン付き文書が持つ複数のバージョンの中の,最新バージョンのことです。
- 基本コンテンツ更新権
- 基本パーミッションの一つで,バージョンなし文書またはバージョン付き文書のコンテンツを更新する権利を与えるパーミッションです。基本プロパティ参照権を含みます。また,全文検索インデクスを作成,削除する権利も含みます。
- 基本コンテンツ参照権
- 基本パーミッションの一つで,バージョンなし文書またはバージョン付き文書のコンテンツを参照する権利を与えるパーミッションです。基本プロパティ参照権を含みます。
- 基本削除権
- 基本パーミッションの一つで,文書管理オブジェクトを削除する権利を与えるパーミッションです。基本プロパティ参照権を含みます。
- 基本バージョン管理権
- 基本パーミッションの一つで,バージョン管理されている文書管理オブジェクトのバージョンを追加,削除する権利を与えるパーミッションです。基本プロパティ参照権を含みます。
- 基本パーミッション
- ユーザおよびグループが文書管理オブジェクトに対して実行できる操作の範囲を定めるパーミッションの基本単位です。オブジェクト操作権限,アクセス制御フラグおよびアクセス制御エレメントで,ユーザおよびグループに許可する操作の範囲を定める場合に使用します。例えば,あるユーザに対して,文書の更新と削除を許可する場合は,更新と削除を許可するために,基本コンテンツ更新権と基本削除権という二つのパーミッションを設定します(一つのパーミッションで一つの権利を与えます)。基本パーミッションには,基本プロパティ参照権,基本プロパティ更新権,基本コンテンツ参照権,基本コンテンツ更新権,基本リンク権,基本バージョン管理権および基本削除権があります。
- 基本プロパティ更新権
- 基本パーミッションの一つで,文書管理オブジェクトのプロパティを更新する権利を与えるパーミッションです。基本プロパティ参照権を含みます。
- 基本プロパティ参照権
- 基本パーミッションの一つで,文書管理オブジェクトのプロパティを参照する権利を与えるパーミッションです。そのほかのすべての基本パーミッションに含まれます。フォルダに対して設定すると,フォルダのリンクをたどることも許可します。
- 基本リンク権
- 基本パーミッションの一つで,リンクを設定・解除する権利を与えるパーミッションです。基本プロパティ参照権を含みます。
- キャッシュキー
- キャッシュ付き検索を実行する場合に,2回目以降の検索条件が前回の検索条件と同じかどうかを判断するためのキーです。検索条件が同じ場合,検索結果キャッシュに対して検索が実行されます。検索条件が異なる場合,検索結果キャッシュは破棄されて,文書空間に対して検索が再度実行されます。
- キャッシュ検索
- 検索結果キャッシュを使用する検索です。文書空間に対して検索を実行したときに,取得した検索結果をキャッシュに保存しておき,同じ検索条件の2回目以降の検索では検索結果キャッシュから検索結果を取得します。同じ検索条件で複数回検索を実行する場合に,検索結果取得処理が高速になります。例えば,10,000件検索結果がある場合に,これを検索結果キャッシュとして保存しておき,ユーザアプリケーションプログラムではこれを100件ずつ取得する,という検索ができます。
- キャッシュ名
- 検索結果キャッシュの名称です。検索結果キャッシュは,キャッシュ名によって識別されます。
- 近傍条件検索
- 全文検索条件に複数の検索タームを指定した場合に,検索ターム間の距離を条件にして検索する方法です。例えば,「『文書管理』という検索タームと『ドキュメント』という検索タームを含み,これらの検索タームがこのとおりの順序で出現し,かつ検索ターム間に入る文字が5文字以内である文書を検索する」というような場合に使用できます。
- 組み合わせパーミッション
- 基本パーミッションを複数組み合わせた権利を与えるパーミッションの単位です。アクセス制御フラグおよびアクセス制御エレメントでユーザおよびグループに許可する操作の範囲を定める場合に使用します。組み合わせパーミッションには,プロパティ参照権,参照権,プロパティ更新権,参照更新権,削除権,リンク権,バージョン管理権およびフルコントロールがあります。例えば,あるユーザに対して,ある文書の参照更新権という組み合わせパーミッションを設定すると,そのユーザは基本プロパティ参照権,基本プロパティ更新権,基本コンテンツ参照権および基本コンテンツ更新権が設定されたのと同じ範囲の操作を,その文書に対して実行できます。
- クラスディスクリプション
- DocumentBrokerクラスに関するメタ情報です。DocumentBrokerクラスごとに定義されています。
- 継承
- 既存のクラスを利用して新しいクラスを定義するオブジェクト指向の技術です。
- 検索結果キャッシュ
- キャッシュ付き検索実行時に作成される検索結果のキャッシュです。キャッシュ付き検索では,例えば,10,000件の検索結果がある場合に,これを検索結果キャッシュとして保存しておき,ユーザアプリケーションプログラムではこれを100件ずつ取得する,という検索ができます。
- 検索結果集合
- 検索実行時に作成される,検索条件に一致する文書管理オブジェクトの集合です。要素がプロパティ値である,行と列の二次元データに,列名や列のデータ型などのメタデータを付けたものとして表されます。検索結果集合は,DbjResultSetインターフェースで扱います。
- 検索結果取得情報
- キャッシュ付き検索実行時に,検索結果を何件検索結果キャッシュとして保存するか,また,検索結果キャッシュから何件ユーザアプリケーションプログラムに返却するかを指定する情報です。DbjFetchInfoインターフェースで扱います。
- 更新系メソッド
- 操作対象になるオブジェクトの状態を変化させるメソッドです。文書のコンテンツの更新や,文書やフォルダのプロパティの更新を実行するメソッドなどが該当します。
- コレクション
- java.util.Collectionインターフェースの仕様に従うオブジェクトです。要素オブジェクトの集合を表します。
- コンテンツ
- 文書のデータ部分を指します。DocumentBrokerで規定されているコンテンツ管理モデルに従ってアクセスされるオブジェクトの実体(例えば,report.doc,document.htmなど)です。
- コンテンツ種別
- レンディションのコンテンツが,シングルファイル文書のコンテンツを示します。
- コンテンツ情報
- 文書のコンテンツ管理モデルで管理されているコンテンツに関する情報です。ファイル名およびレンディションタイプが管理されています。DbjContentInfoインターフェースで扱います。
サ行
- 削除権
- 組み合わせパーミッションの一つです。基本削除権と同じ操作を許可するパーミッションです。
- サブインターフェース
- あるインターフェースから派生するインターフェースのことです。上位インターフェースで定義されているメソッドを継承します。
- サブクラス
- あるクラスから派生するクラスのことです。または,それ自身がサブクラスとして参照されているクラスのことです。
- サブジェクト
- アクセス権を与えるユーザまたはグループです。
- サブジェクト種別
- アクセス権を与えるサブジェクトが,ユーザなのか,グループなのかまたはシステムなのかを識別するための情報です。
- 参照型リンク
- 一つのオブジェクトから複数のバージョンなしフォルダを親として関連付けるリンクの種別です。一つの文書に対して複数の分類を付けるイメージでの管理を実現します。
- 参照系メソッド
- 操作対象になるオブジェクトの状態を変化させないメソッドです。文書のコンテンツの参照や,文書やフォルダのプロパティの参照を実行するメソッドなどが該当します。
- 参照権
- 組み合わせパーミッションの一つです。基本コンテンツ参照権と同じ操作を許可するパーミッションです。
- 参照更新権
- 組み合わせパーミッションの一つです。基本プロパティ参照権,基本プロパティ更新権,基本コンテンツ参照権および基本コンテンツ更新権を組み合わせたパーミッションです。すなわち,参照更新権を設定することで,プロパティを参照,更新する権利とコンテンツを参照,更新する権利を設定できます。
- サンプルWebアプリケーション
- DocumentBrokerがサンプルとして提供しているアプリケーションプログラムです。DocumentBrokerを使用して開発されたコンポーネントで構成されています。
- ユーザアプリケーションプログラムを開発する際に,アプリケーションプログラムのアーキテクチャを参考にできます。また,DocumentBrokerのクラス,インターフェース,メソッドなどの具体的な使用方法について参考にできます。
- システム管理者
- DocumentBrokerの運用,管理および保守をするユーザです。DocumentBrokerの実行環境を設定することができます。
- 上位オブジェクト
- フォルダを使用した文書管理をする場合のリンク元オブジェクトです。つまり,フォルダのことです。
- 所有者
- 文書管理オブジェクトの所有者として設定されているユーザです。アクセス制御フラグでアクセス権を与えられます。所有者に設定されているユーザは,その文書管理オブジェクトのアクセス制御フラグで所有者に与えられたパーミッションの範囲の操作を,その文書管理オブジェクトに対して実行できます。また,その文書管理オブジェクトの所有者およびセキュリティACLの値を変更できます。
- スーパーインターフェース
- あるインターフェースのインターフェース定義に使用されたインターフェースです。派生したインターフェースでは,スーパーインターフェースで定義されているメソッドを継承します。
- スーパークラス
- あるクラスのクラス定義に使用されたクラスを,派生したクラスのスーパークラスといいます。
- セキュリティACL
- 文書管理オブジェクトに設定されたアクセス制御情報へのアクセスを制御するためのアクセス制御リストです。任意のユーザまたはグループにアクセス制御情報変更権を設定できます。
- セキュリティ管理者
- アクセス制御機能を利用した文書空間で,アクセス権判定を受けることなく,すべての文書管理オブジェクトに自由にアクセスする特権を持ち,文書空間のすべての文書管理オブジェクトを保守するユーザです。文書空間構成定義ファイルに定義します。
- 文書空間構成定義ファイル
- アクセス制御の運用情報を定義するファイルです。セキュリティ管理者,ユーザ権限定義ファイル名,および文書管理オブジェクト作成時にアクセス制御フラグにデフォルトで設定されるパーミッションを定義します。
- セッション
- 文書空間に接続している間のことです。文書空間に接続することを,セッションの確立といいます。文書空間との接続を解除することを,セッションの切断といいます。
- セッションオブジェクト
- セッションを確立する機能とセッション内のトランザクションを制御する機能を持つ,DocumentBrokerのオブジェクトです。DbjSessionインターフェースの機能を実行できます。
- セット
- java.util.Setインターフェースの仕様に従うオブジェクトです。重複のない,要素オブジェクトの集合を表します。
- 全文検索
- 文書中に含まれるキーワードを条件(全文検索条件)として,キーワードを含む文書を検索する方法です。
- 全文検索インデクス
- 文書を全文検索するために,データベースに登録するインデクスです。全文検索の対象になるテキストデータに対応するedmProp_TextIndexプロパティ,edmProp_ConceptTextIndexプロパティに相当します。
- 全文検索機能付き文書クラス
- dmaClass_DocVersionクラスのサブクラスに全文検索に必要なプロパティを追加したサブクラスです。プロパティの追加は,ユーザが行います。
- バージョンなし文書作成時のトップオブジェクトクラスのDocumentBrokerクラス名として,またはバージョン付き文書作成時のバージョンオブジェクトのトップオブジェクトクラスのDocumentBrokerクラス名として指定します。
- edmSQLで全文検索を実行するときには,このDocumentBrokerクラスを検索対象としてFROM句に指定します。
- 属性検索
- 文書管理オブジェクトのプロパティを対象にした検索です。例えば,「『文書名』が『X』で『作成者』が『A』の文書」のような条件を設定して検索する方法です。
タ行
- ターゲットOIIDプロパティ
- Proxyオブジェクトのプロパティです。ターゲットオブジェクトのOIIDが設定されます。
- ターゲットオブジェクト
- Proxyオブジェクトが対象にする文書管理オブジェクトのことです。
- ターゲットオブジェクトプロパティ
- リンクProxyオブジェクトのプロパティです。ターゲットリンクオブジェクトが関連付けている二つの文書管理オブジェクトのうち,リンク先オブジェクトのProxyオブジェクトが設定されます。
- 例えば,フォルダと文書間の直接型リンクをターゲットリンクオブジェクトとするリンクProxyオブジェクトの場合,ターゲットオブジェクトプロパティには文書のProxyオブジェクトが設定されます。
- ターゲットバージョン
- バージョン付きオブジェクトの複数のバージョンオブジェクトのうち,操作の対象になるバージョンです。
- ターゲットバージョン識別子プロパティ
- Proxyオブジェクトのプロパティです。ターゲットバージョンであるバージョンオブジェクトのバージョン識別子が設定されます。
- ターゲットプロパティ値集合プロパティ
- Proxyオブジェクトのプロパティです。文書管理オブジェクトからロードしたプロパティ値集合が設定されます。
- ターゲットリンクオブジェクト
- リンクProxyオブジェクトが対象にするリンクオブジェクトのことです。
- ターゲットリンク識別子プロパティ
- リンクProxyオブジェクトのプロパティです。ターゲットリンクオブジェクトのリンク識別子が設定されます。
- 種文章
- 概念検索の検索条件に指定する文章です。概念検索では,種文章を特徴付ける単語が種文章から抽出され,さらに抽出された特徴タームの中から種文章の概念を表す(実際の検索に使用する)タームが選出されます。このタームが,検索タームとして使用されます。
- チェックアウト
- バージョン付き文書にバージョンを追加するために,仮のバージョンを追加することです。
- チェックアウト情報
- バージョン付きオブジェクトのチェックアウトに関する情報です。チェックアウトしているか,チェックアウトしている場合はだれがチェックアウトしているか,また,チェックアウトしたときに設定された仮のバージョン識別子は何かについての情報です。DbjCheckOutInfoインターフェースで扱います。
- チェックイン
- バージョン付き文書をチェックアウトして追加した仮のバージョンを最新バージョンとして確定することです。
- 直接型リンク
- 一つのフォルダを親として複数のオブジェクトを関連付けるリンクの種別です。ディレクトリにファイルを格納するイメージでの管理を実現します。
- 定数定義クラス
- DocumentBrokerのメソッドで指定する定数が定義されているDbjDefクラスのことです。
- ディレクトリサービス
- ネットワーク上にあるユーザや組織の情報などの資源とその属性を記憶し,検索できるようにしたシステムです。
- DocumentBrokerでは,Active DirectoryやOracle Directory Server Enterprise Editionなどの製品を使用したLDAP対応のディレクトリサービスと連携できます。
- LDAP対応のディレクトリサービスとして使用できる製品の詳細については,マニュアル「DocumentBroker Version 5 システム導入・運用ガイド」を参照してください。
- 同義語展開検索
- 全文検索条件として指定する検索タームまたは検索タームの同義語を含む文書を検索する方法です。例えば,検索タームとして「パソコン」を指定した場合に,「電子計算機」,「パーソナルコンピュータ」,「PC」など,検索タームと同じ意味を持つ単語を含む文書も検索できます。
- 独立データ
- 独立したデータを表すオブジェクトです。プロパティだけを持つことができる文書管理オブジェクトです。
- edmClass_IndependentPersistenceクラスまたはそのサブクラスを基に作成したDocumentBrokerオブジェクトをトップオブジェクトとする文書管理オブジェクトです。
- 特権
- アクセス制御機能を利用した文書空間で,アクセス権判定を受けることなく,すべてのオブジェクトに自由にアクセスする権利です。文書空間構成定義ファイルにセキュリティ管理者として定義されたユーザに与えられます。特権の有無は,ログイン時に文書空間構成定義ファイルが参照され,ログインユーザごとに作成されるユーザ情報に保持されます。
- トップオブジェクト
- 文書管理オブジェクトを構成するDocumentBrokerオブジェクトのうち,代表的なDocumentBrokerオブジェクトです。例えば,バージョンなし文書の場合は,DocVersionオブジェクトです。
- また,バージョン付きオブジェクトの場合,バージョニングオブジェクトのトップオブジェクトとバージョンオブジェクトのトップオブジェクトがあります。例えば,バージョン付き文書の場合は,ConfigurationHistoryオブジェクトとVersionTracedDocVersionオブジェクト(またはDocVersionオブジェクト)がトップオブジェクトです。
- トップオブジェクトクラス
- トップオブジェクトの基になるDocumentBrokerクラスです。文書管理オブジェクトのプロパティの定義元になります。
- トランザクション
- 文書管理オブジェクトの処理単位です。トランザクション単位で,文書管理オブジェクトへの操作を確定または取り消すことができます。
- トランザクションの単位は,ユーザが明示的に指定できます。指定しなかった場合は,メソッド単位でトランザクションが分割されます。
- トレースクラス
- DocumentBrokerを使用してユーザアプリケーションプログラムを開発・運用する上で必要なトレース情報を出力するメソッドを提供しています。
- トレース情報
- DocumentBrokerで発生した障害の原因を追求するための情報です。
ナ行
- 名前付き検索結果
- 列名が付いている検索結果集合です。列名には,edmSQL文でSELECT句に指定した項目の名前(プロパティ名など)が設定されます。
- 名前なし検索結果
- 列名が付いていない検索結果集合です。名前なし検索結果は,あとから列名を追加して,名前付き検索結果集合にすることができます。
ハ行
- バージョニングオブジェクト
- バージョン付きオブジェクトの一連のバージョンを統括する文書管理オブジェクトです。DocumentBrokerオブジェクトのConfigurationHistoryオブジェクトをトップオブジェクトとする文書管理オブジェクトです。
- バージョンオブジェクト
- バージョン付きオブジェクトの個々のバージョンを表す文書管理オブジェクトです。
- バージョン付き文書の場合は,DocumentBrokerオブジェクトのVersionTracedDocVersionオブジェクト(またはDocVersionオブジェクト)をトップオブジェクトとする文書管理オブジェクトです。
- バージョン管理
- 文書管理オブジェクトを更新する場合に,古いオブジェクトを残して新しい状態のオブジェクトを追加して,一連の履歴を管理することです。
- バージョン管理権
- 組み合わせパーミッションの一つです。基本プロパティ参照権,基本プロパティ更新権,基本コンテンツ参照権,基本コンテンツ更新権および基本バージョン管理権を組み合わせたパーミッションです。
- バージョン識別子
- 複数のバージョンを持つ文書管理オブジェクトの,バージョンを識別するための識別子です。特定のバージョンを指定して操作するときに使用します。この識別子はDocumentBrokerによってバージョンごとに設定される識別子であり,バージョンオブジェクトのOIIDとは異なります。
- バージョン付き文書
- 複数のバージョンを保持できる文書を表す文書管理オブジェクトです。
- バージョンなしフォルダ
- バージョン管理しないフォルダを表す文書管理オブジェクトです。
- バージョンなし文書
- バージョン管理しない文書を表す文書管理オブジェクトです。
- パーミッション
- 文書管理オブジェクトの作成,プロパティ参照,コンテンツ更新などの実行できる操作の範囲を表す値です。オブジェクト作成権限を与えるパーミッション,オブジェクトの操作の範囲を定めるパーミッションがあります。
- バインド
- 文書やフォルダからパブリックACLを参照することです。
- パブリックACL
- 文書管理オブジェクトとして存在するアクセス制御情報です。複数の文書管理オブジェクトで共有できます。
- パラメタクラス
- DocumentBroker固有のデータをメソッドで受け渡す場合に使用するインターフェースの総称です。
- ファクトリオブジェクト
- DbjFactoryインターフェースの機能を実行するためのオブジェクトです。パラメタクラスのオブジェクトおよびセッションオブジェクトが作成できます。
- ファクトリクラス
- パラメタクラスのオブジェクトの生成,セッションオブジェクトの生成,および文書空間メタ情報アクセスインターフェースの取得を実行する,クラスならびにインターフェースです。
- プライマリグループ
- アクセス制御フラグ(ACFlag)でパーミッションを与えるグループです。
- フラッシュ
- Proxyオブジェクトのターゲットプロパティ値集合プロパティに設定した値を,文書管理オブジェクトのプロパティに反映することです。
- フルコントロール
- 組み合わせパーミッションの一つです。すべての基本パーミッションを組み合わせたパーミッションです。文書管理オブジェクトに対するすべての操作を許可します。
- プロパティ
- オブジェクトに関する付加情報です。プロパティに設定される値をプロパティ値といいます。
- プロパティ更新権
- 組み合わせパーミッションの一つです。基本プロパティ更新権と同じ操作を許可するパーミッションです。
- プロパティ参照権
- 組み合わせパーミッションの一つです。基本プロパティ参照権と同じ操作を許可するパーミッションです。
- プロパティ値集合
- プロパティ名とプロパティ値の対応を要素として持つ集合です。DbjPropSetインターフェースで扱います。DbjPropSetインターフェースは,java.util.Mapインターフェースを継承しています。キーをプロパティ名,値をプロパティ値とするマップとして表されます。
- Proxyオブジェクトにロードしたプロパティの値を操作したり,文書管理オブジェクトに設定するためのプロパティの値を設定したりするときに使用します。
- プロパティディスクリプション
- 文書管理オブジェクトのプロパティについてのメタ情報です。プロパティごとに定義されています。
- 文書
- dmaClass_DocVersionクラスまたはそのサブクラスをトップオブジェクトクラスとする文書管理オブジェクトです。コンテンツを保持できます。
- 文書管理クラス
- DocumentBrokerの文書管理モデルに基づいた管理を実現するための機能を提供するインターフェースの総称です。
- 文書空間
- DocumentBrokerオブジェクトモデルを実装するリポジトリです。
- 文書空間アクセスオブジェクト
- セッションを確立した文書空間を,概念的なオブジェクトとして扱うためのオブジェクトです。DbjDocSpaceインターフェースの機能を実行できます。
- 文書管理オブジェクト
- DocumentBrokerの文書管理で使用する,文書空間に存在するオブジェクトの総称です。
- バージョンなし文書,バージョン付き文書,バージョンなしフォルダ,独立データおよびパブリックACLがあります。
- 文書空間識別子
- セッションを確立する文書空間を特定するための識別子です。GUID文字列で表されます。
- 文書のアップロード情報
- 文書のコンテンツを更新するときに,コンテンツとして登録するファイルのパス名やファイル名,レンディションタイプなどを設定します。DbjUploadInfoインターフェースで扱います。
マ行
- マップ
- java.util.Mapインターフェースの仕様に従うオブジェクトです。キーと値が対応付けられた要素オブジェクトの集合を表します。
- メソッド
- データを操作するために定義されている方法です。DocumentBrokerでは,インターフェースおよびクラスごとにメソッドが定義されています。
- メタクラス
- 文書空間のメタ情報を扱うためのインターフェースの総称です。
- メッセージ情報
- DocumentBrokerのメソッドを実行してエラーが発生したときに取得できるエラーメッセージです。
ヤ行
- ユーザ管理システム
- DocumentBrokerにログインするユーザのユーザ名や所属グループなどの情報を管理しているシステムです。LDAP対応のディレクトリサービスなどが使用できます。
- なお,ログイン時の認証に必要な情報,およびアクセス制御機能に必要な情報を取得する場合は,DocumentBrokerを介してユーザ管理システムにアクセスします。この場合にどのユーザ管理システムと連携するかについては,DocumentBrokerで定義されています。
- ユーザ権限
- 文書空間にオブジェクトを作成する権利(オブジェクト作成権限)と,文書空間内のすべてのオブジェクトに対する操作の範囲(オブジェクト操作権限)をユーザまたはグループ単位で定めるアクセス制御情報の一つです。ユーザ権限定義ファイルに定義します。ユーザ権限の内容は,ログイン時にユーザ権限定義ファイルが参照され,ログインユーザごとに作成されるユーザ情報に保持されます。
- ユーザ権限定義ファイル
- ユーザ権限(オブジェクト作成権限およびオブジェクト操作権限)を定義するためのファイルです。
- ユーザ情報
- ログインユーザのユーザ識別子,所属グループ,特権およびユーザ権限を表す情報です。ログイン時にユーザごとに生成され,アクセス権判定に使用されます。
- ユーザ定義プロパティ
- ユーザが業務に応じて追加するプロパティです。
ラ行
- ライブラリ情報取得クラス
- DocumentBrokerのバージョン情報を返却するメソッドを提供するクラスです。
- リスト
- java.util.Listインターフェースの仕様に従うオブジェクトです。順序付けのある要素オブジェクトの集合を表します。
- リンクProxyオブジェクト
- リンクオブジェクトを操作する場合に使用する代理オブジェクトです。
- リンクProxyオブジェクトは,メモリ空間に存在します。不要になった場合は,Javaのガベージコレクションによって削除されます。
- リンクオブジェクト
- 文書管理オブジェクトの関連付けに使用するオブジェクトです。要素は,dmaClass_Relationshipクラスのサブクラスを基に作成されたDocumentBrokerオブジェクトです。文書空間およびデータベースに存在する永続オブジェクトです。
- リンク権
- 組み合わせパーミッションの一つです。基本リンク権と同じ操作を許可するパーミッションです。
- リンク先オブジェクト
- リンクを設定する先になる文書管理オブジェクトです。
- リンク識別子
- 文書管理オブジェクト間(フォルダとフォルダ間またはフォルダと文書間)のリンクを識別するための識別子です。リンクを解除したり,リンクのプロパティの参照または更新したりする場合に使用します。
- この識別子は関連付けをしたときにDocumentBrokerによって設定される識別子です。同じフォルダに,同じオブジェクトを2度リンク付けした場合は,それぞれ異なるリンク識別子が設定されます。
- リンク種別
- リンクの種類です。直接型リンク,参照型リンク,文書間リンクがあります。
- リンク設定情報
- リンクの設定に関する情報です。リンク種別,リンクオブジェクトのプロパティ,リンク先になるオブジェクトに関する情報などがあります。DbjSetLinkInfoインターフェースのサブインターフェースで表されます。なお,DbjSetLinkInfoインターフェースのサブインターフェースは,リンク種別ごとに存在します。
- リンクプロパティ値集合プロパティ
- リンクProxyオブジェクトのプロパティです。リンクオブジェクトからロードしたプロパティ値集合が設定されます。
- リンク元オブジェクト
- リンクを設定する元になる文書管理オブジェクトです。
- 例外クラス
- DocumentBrokerで発生する例外のうち,DocumentBroker固有の例外を扱うクラスの総称です。java.lang.Exceptionクラスまたはjava.lang.Errorクラスを継承しています。
- 列名
- 検索結果集合の列に付ける名前です。edmSQL文のSELECT句に指定したプロパティ名が設定されます。
- レンディション
- 文書のコンテンツの形式およびそのコンテンツを併せた概念です。
- レンディションタイプ
- Wordなどのアプリケーションで編集したファイル,GIFなどの画像データのファイルのように,登録した文書のコンテンツのファイルの形式を表す文字列です。レンディションごとに設定します。DocumentBrokerでは,レンディションタイプとして,MIME形式を指定することを推奨しています。
- レンディション定義ファイル
- ファイルの拡張子とレンディションタイプ(MIME形式)の対応を定義するファイルです。DocumentBrokeがコンテンツとして登録するファイルの拡張子によってレンディションタイプ(MIME形式)を自動的に判別して設定する場合に参照されます。
- ローカルACL
- 文書管理オブジェクトごとに設定できるアクセス制御リスト(ACL)です。VARRAY型のプロパティとして設定されます。
- ロード
- 文書管理オブジェクトのプロパティを,Proxyオブジェクトのターゲットプロパティ値集合プロパティに読み込むことです。
- ログアウト
- 文書空間とのセッションを切断することです。
- ログイン
- 文書空間とのセッションを確立することです。ログインするときには,ユーザ識別子とパスワードによる認証処理も実行されます。
- ロック指定検索
- 検索結果集合として取得した文書管理オブジェクトに,指定した種別のロックを設定する検索です。
- ロック種別
- 排他制御を実行するために設定する,ロックの種類です。readロックとwriteロックがあります。
- ロック種別プロパティ
- Proxyオブジェクトのプロパティです。そのProxyオブジェクトのインターフェースのメソッドで設定するロック種別が設定されます。
ワ行
- ワイルドカード
- 文字の代わりに指定する記号です。検索する単語の一部しかわからない場合,わかっている部分にワイルドカードを付けて検索条件のキーワードとして指定します。
- −以上−
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