Hitachi

Hitachi IT Operations Director 構築ガイド


7.4.4 クラスタシステムの論理IPアドレスを変更する手順

クラスタシステムの論理IPアドレスを変更したい場合は、セットアップでIPアドレスの設定を変更したあと、次の項目を再設定します。

クラスタシステムの論理IPアドレスを変更するには:

  1. 2.7.2 現用系サーバでグループリソースを作成する手順」に記載されているリソースをオフラインにします。

  2. 現用系サーバのセットアップの[クラスタ環境]画面で論理IPアドレスを変更後のIPアドレスに設定し、セットアップを実行します。

  3. セットアップで出力された次のセットアップファイルを待機系サーバにコピーします。

    Hitachi IT Operations Directorのインストールフォルダ¥mgr¥conf¥jdn_manager_setup.conf

  4. クラスタグループの所有者を待機系サーバに移動します。

  5. 待機系サーバでセットアップを起動し、手順4.でコピーしたセットアップファイルを指定して、セットアップを実行します。

  6. クラスタグループの所有者を現用系サーバに移動します。

  7. 2.7.2 現用系サーバでグループリソースを作成する手順」に記載されているリソースをオフラインにします。

クラスタシステムの論理IPアドレスが変更されます。引き続き、次のとおり各項目を再設定します。

エージェントの接続先(接続先をIPアドレスで指定している場合)

  1. エージェント設定の[エージェント基本動作]−[基本設定]−[管理用サーバ]に、変更後のIPアドレスを設定します。

    ただし、エージェント設定を変更したときに電源が入っていないコンピュータは、個別にエージェントのセットアップ画面から設定を変更する必要があります。

エージェントの接続先が変更されます。

ネットワークへの接続を許可しない機器の特例接続の設定

[ネットワーク制御の設定]画面で、[ネットワークへの接続を許可しない機器の特例接続]から変更前の管理用サーバのIPアドレスを削除し、変更後の管理用サーバのIPアドレスを追加してください。