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Hitachi IT Operations Director 構築ガイド


5.1 Hitachi IT Operations Directorを上書きインストールする手順

Hitachi IT Operations Directorの上書きインストールを実行するには、インストール対象のバージョンが、すでにインストールされているバージョン以上である必要があります。また、上書きインストール中は、ハードディスクに最低2.4ギガバイトの空き容量が必要です。

注意事項

上書きインストールする前に、Hitachi IT Operations Directorからログアウトして、操作画面を閉じてください。操作画面を表示したまま上書きインストールすると、インストール完了後に操作画面が正しく表示されない場合があります。

注意事項

ユーザーアカウント制御(UAC)がサポートされているWindowsのコンピュータにインストールする場合は、権限の昇格を求めるダイアログが表示されることがあります。このダイアログが表示されたときは、権限を昇格してください。

注意事項

インストール中にOSをシャットダウンしないでください。途中でOSをシャットダウンした場合、あとで再インストールしても正常に実行されないおそれがあります。

注意事項

インストール前は、すべてのWindowsアプリケーションを終了させてください。誤ってHitachi IT Operations Directorのプログラムを起動したままインストールを実行した場合は、インストールの実行結果に関係なくOSを再起動してください。OSを再起動しても、サービスが起動しない場合や、Hitachi IT Operations Directorのプログラムが動作しない場合は、次に示す手順でインストールを再実行してください。

  1. すべてのWindowsアプリケーションを終了させてください。

  2. サービス(IT Operations Director Service)を停止してください。

  3. 上書きインストールを再実行してください。サービスが開始されます。

Hitachi IT Operations Director を上書きインストールするには:

  1. 提供媒体をCD/DVDドライブにセットします。

  2. 表示される[日立総合インストーラ]ダイアログで、[Hitachi IT Operations Director]を選択して、[インストール実行]ボタンをクリックします。

  3. インストール開始のダイアログで[次へ]ボタンをクリックします。

  4. [使用許諾契約]ダイアログで、内容を確認してから[使用許諾契約の条項に同意します]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。

  5. インストールの開始準備の完了を示すダイアログで、内容を確認し、[インストール]ボタンをクリックします。

    インストールが実行されます。なお、クラスタ構成の場合は、必要に応じてサービス停止を促すダイアログが表示されます。表示内容に従って操作してください。

  6. インストールの完了を示すダイアログで、コンポーネントのアップデートに関する設定をして、[完了]ボタンをクリックします。

    コンポーネントのアップデートについては、「5.5 コンポーネントのアップデート方法」を参照してください。

    ポイント

    データベースのアップグレードが必要な場合は、上書きインストールの完了を示すダイアログに、セットアップを起動するための[セットアップ]が表示されます。ここをチェックするか、またはスタートメニューからセットアップを起動して実行してください。この場合、コンポーネントに関する設定は、セットアップの完了を示すダイアログに表示されます。

Hitachi IT Operations Directorの上書きインストールが完了します。再起動を要求するメッセージが表示された場合は、コンピュータを再起動してください。

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