Hitachi

Hitachi IT Operations Director 導入・設計ガイド


2.20 スマートデバイスの制御

MDMシステムと連携すると、Hitachi IT Operations Directorから管理対象のスマートデバイスを制御できます。この機能を使用すると、MDMシステムを操作しないでスマートデバイスを制御できるため便利です。

MDMシステムと連携すると、スマートデバイスに対して次に示す制御ができます。

スマートデバイスのロック

利用者がスマートデバイスを紛失した場合、拾得者が操作できないように管理者がスマートデバイスをロックできます。

スマートデバイスのパスコードのリセット

利用者がスマートデバイスのパスコードを忘れた場合、利用者がパスコードを再設定できるように、管理者がスマートデバイスのパスコードをリセットできます。

スマートデバイスの初期化

スマートデバイスの利用者を変更したり、スマートデバイスを滅却したりする場合、スマートデバイスを初期化して、工場から出荷されたときの状態にできます。

スマートデバイスの制御は、Hitachi IT Operations Directorが出す要求に従って、MDMシステムから実行されます。スマートデバイスを制御する流れを次の図に示します。

[図データ]

注意事項

MDMシステムとの連携の設定を削除すると、そのMDMシステムで管理されているスマートデバイスの制御はできなくなります。

ポイント

Hitachi IT Operations Directorは、MDMシステムが要求を受けた時点で、スマートデバイスが制御できたと見なします。

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